雲谷峠:お手軽だけれど楽じゃない

2021.08.15(日) 日帰り

青森市の市街地はずれに、三角形の山容をなして小高くそびえ立つ『雲谷峠(もやとうげ、553m)』。「峠」の名が付いているが実際には峠ではなくれっきとした山であり、青森県を代表する山の一つ『八甲田山』の前衛峰と位置付けられている。冬季は青森市街から最も近いスキー場として親しまれているほか、それ以外の時期においてもバーベキューやライブコンサート等のイベント、キャンプ場、コスモス畑など、四季を通じ高原レジャースポットとして多くの人々が訪れている模様だ。勿論、無雪期はハイキングコースとして楽しむことも可能である。   そんな『雲谷峠』であるが、筆者も常々、青森市へ向かう列車の窓からその姿を目にするたびに気になっていた一座であった。一方で、先週から天候に恵まれない日が続いていたものの、この日曜日の青森市周辺はかろうじて晴れ間に恵まれる模様である。そこで今回は、この『雲谷峠』を訪ねてみることに決定。当日朝は少々寝坊してしまったが、気を取り直して車のハンドルを取り、登山口へ向け出発だ。     <注意事項> ・後述の『ヒルズサンダー』のコースには歩道でない旨の掲示があるが、登山者は自己責任にて通行可能である。くれぐれもカートの邪魔にならないよう、気を配ること。   <アクセス> ・スキー場『モヤヒルズ』のスキーセンターハウスが登山口となるので、カーナビには「モヤヒルズ」を目的地にセットすれば大丈夫だ。   ・今回は自家用車で訪れたが、青森駅から路線バスも利用可能。  JRバス横内線:青森駅バス停1番乗り場    または、  青森市営バスモヤヒルズ線:青森駅バス停4番乗り場   ※いずれも所要時間は45分程度。時刻表は各種ウェブサイト等を参照のこと。   <下山後のいで湯> ・今回は近傍の『かっぱのゆ』を利用。モヤヒルズより国道103号線を5分程度北上すると、交差点前の右手に見える。バスの場合は上記の路線を利用し、横内バス停で下車後、徒歩5分。料金は大人420円。ボディソープやシャンプー・リンス類の備え付けは無い(フロントにて購入可能)。食堂あり。

今回のスタート地点は、『雲谷峠』北側斜面に拓かれたスキー場『モヤヒルズ』のセンターハウスだ。同施設は無雪期も営業しており、レストランなども利用可能。
駐車場に車を停めたら支度を整え、山頂目指して出発である。

今回のスタート地点は、『雲谷峠』北側斜面に拓かれたスキー場『モヤヒルズ』のセンターハウスだ。同施設は無雪期も営業しており、レストランなども利用可能。 駐車場に車を停めたら支度を整え、山頂目指して出発である。

今回のスタート地点は、『雲谷峠』北側斜面に拓かれたスキー場『モヤヒルズ』のセンターハウスだ。同施設は無雪期も営業しており、レストランなども利用可能。 駐車場に車を停めたら支度を整え、山頂目指して出発である。

まずは先程の施設前から、舗装された遊歩道を進むが、すぐにテニスコート付近から『ヒルズサンダー』というカートのコースに合流する。時折、山頂側から結構なスピードでカートが下ってくるので、両脇の舗装されていない箇所を歩くと安全だ。

まずは先程の施設前から、舗装された遊歩道を進むが、すぐにテニスコート付近から『ヒルズサンダー』というカートのコースに合流する。時折、山頂側から結構なスピードでカートが下ってくるので、両脇の舗装されていない箇所を歩くと安全だ。

まずは先程の施設前から、舗装された遊歩道を進むが、すぐにテニスコート付近から『ヒルズサンダー』というカートのコースに合流する。時折、山頂側から結構なスピードでカートが下ってくるので、両脇の舗装されていない箇所を歩くと安全だ。

積雪期におけるスキー場とあって、若干急な斜面を登り続けると、その先のリフト施設付近でカートのコースは終点となる。
ここから先は、写真右側に続いている轍をトレースする。

積雪期におけるスキー場とあって、若干急な斜面を登り続けると、その先のリフト施設付近でカートのコースは終点となる。 ここから先は、写真右側に続いている轍をトレースする。

積雪期におけるスキー場とあって、若干急な斜面を登り続けると、その先のリフト施設付近でカートのコースは終点となる。 ここから先は、写真右側に続いている轍をトレースする。

なお、リフト乗り場の傍にはスキーの神様である『八雲神社』が鎮座している。筆者も立ち寄ってお参りしてから山頂に向かうこととした。

なお、リフト乗り場の傍にはスキーの神様である『八雲神社』が鎮座している。筆者も立ち寄ってお参りしてから山頂に向かうこととした。

なお、リフト乗り場の傍にはスキーの神様である『八雲神社』が鎮座している。筆者も立ち寄ってお参りしてから山頂に向かうこととした。

先程のリフト乗り場から先も、スキーコースのため広々とした道ながら、傾斜はさらに急となる。
歩きにくい所は特にないが、時々立ち止まって一休みしつつ進むこととなった。

先程のリフト乗り場から先も、スキーコースのため広々とした道ながら、傾斜はさらに急となる。 歩きにくい所は特にないが、時々立ち止まって一休みしつつ進むこととなった。

先程のリフト乗り場から先も、スキーコースのため広々とした道ながら、傾斜はさらに急となる。 歩きにくい所は特にないが、時々立ち止まって一休みしつつ進むこととなった。

一度、比較的平坦な道に出たのち、山頂が近づくと再び急斜面となる。
本峰の山路は、山頂までコースタイムにして1時間ほどと短いものの、その大部分が急なスキーコースのため、中々歩きごたえがある。

一度、比較的平坦な道に出たのち、山頂が近づくと再び急斜面となる。 本峰の山路は、山頂までコースタイムにして1時間ほどと短いものの、その大部分が急なスキーコースのため、中々歩きごたえがある。

一度、比較的平坦な道に出たのち、山頂が近づくと再び急斜面となる。 本峰の山路は、山頂までコースタイムにして1時間ほどと短いものの、その大部分が急なスキーコースのため、中々歩きごたえがある。

頑張ってスキーコースを登りきると、リフト降り場の置かれたゲレンデトップへ。写真右奥のカラフルな搭は『オヤスの鐘』と呼ばれており、その先の登山道入り口の目印となっている。

頑張ってスキーコースを登りきると、リフト降り場の置かれたゲレンデトップへ。写真右奥のカラフルな搭は『オヤスの鐘』と呼ばれており、その先の登山道入り口の目印となっている。

頑張ってスキーコースを登りきると、リフト降り場の置かれたゲレンデトップへ。写真右奥のカラフルな搭は『オヤスの鐘』と呼ばれており、その先の登山道入り口の目印となっている。

『オヤスの鐘』の脇から、細い踏み跡へ。時折、少々藪っぽくなっている箇所も現れるが、踏み跡はしっかりしているため迷う心配は皆無だ。

『オヤスの鐘』の脇から、細い踏み跡へ。時折、少々藪っぽくなっている箇所も現れるが、踏み跡はしっかりしているため迷う心配は皆無だ。

『オヤスの鐘』の脇から、細い踏み跡へ。時折、少々藪っぽくなっている箇所も現れるが、踏み跡はしっかりしているため迷う心配は皆無だ。

上下左右とも狭い道のりを登りきると、10分ほどで本峰の頂きへ到着だ。同所には三角点も置かれているが、周囲は木立に閉ざされており、展望は得られない。

上下左右とも狭い道のりを登りきると、10分ほどで本峰の頂きへ到着だ。同所には三角点も置かれているが、周囲は木立に閉ざされており、展望は得られない。

上下左右とも狭い道のりを登りきると、10分ほどで本峰の頂きへ到着だ。同所には三角点も置かれているが、周囲は木立に閉ざされており、展望は得られない。

帰途にあたっては、往路で辿った道をそのまま引き返す。
先程の隘路を抜けて再びスキーコースに出ると、その先には青森市街地と陸奥湾への見晴らしが広がっている。

帰途にあたっては、往路で辿った道をそのまま引き返す。 先程の隘路を抜けて再びスキーコースに出ると、その先には青森市街地と陸奥湾への見晴らしが広がっている。

帰途にあたっては、往路で辿った道をそのまま引き返す。 先程の隘路を抜けて再びスキーコースに出ると、その先には青森市街地と陸奥湾への見晴らしが広がっている。

なお、スキーコースでは幾度となくクジャクチョウと出会うこととなった。翅の目玉模様がオシャレである。

なお、スキーコースでは幾度となくクジャクチョウと出会うこととなった。翅の目玉模様がオシャレである。

なお、スキーコースでは幾度となくクジャクチョウと出会うこととなった。翅の目玉模様がオシャレである。

しかるのちに、スタート地点のセンターハウスが近づいてくれば、今回の山路も終わりが近い。登りでは若干大変だったものの、下りは足元のザレに少々気を付ければ、実にあっという間であった。

しかるのちに、スタート地点のセンターハウスが近づいてくれば、今回の山路も終わりが近い。登りでは若干大変だったものの、下りは足元のザレに少々気を付ければ、実にあっという間であった。

しかるのちに、スタート地点のセンターハウスが近づいてくれば、今回の山路も終わりが近い。登りでは若干大変だったものの、下りは足元のザレに少々気を付ければ、実にあっという間であった。

スキー場の麓側から見た、『雲谷峠』の姿。上述の通り三角形の特徴的な山容で、刈り払われたスキー場の斜面も目立つため、遠くからでも分かりやすい。

スキー場の麓側から見た、『雲谷峠』の姿。上述の通り三角形の特徴的な山容で、刈り払われたスキー場の斜面も目立つため、遠くからでも分かりやすい。

スキー場の麓側から見た、『雲谷峠』の姿。上述の通り三角形の特徴的な山容で、刈り払われたスキー場の斜面も目立つため、遠くからでも分かりやすい。

今回のスタート地点は、『雲谷峠』北側斜面に拓かれたスキー場『モヤヒルズ』のセンターハウスだ。同施設は無雪期も営業しており、レストランなども利用可能。 駐車場に車を停めたら支度を整え、山頂目指して出発である。

まずは先程の施設前から、舗装された遊歩道を進むが、すぐにテニスコート付近から『ヒルズサンダー』というカートのコースに合流する。時折、山頂側から結構なスピードでカートが下ってくるので、両脇の舗装されていない箇所を歩くと安全だ。

積雪期におけるスキー場とあって、若干急な斜面を登り続けると、その先のリフト施設付近でカートのコースは終点となる。 ここから先は、写真右側に続いている轍をトレースする。

なお、リフト乗り場の傍にはスキーの神様である『八雲神社』が鎮座している。筆者も立ち寄ってお参りしてから山頂に向かうこととした。

先程のリフト乗り場から先も、スキーコースのため広々とした道ながら、傾斜はさらに急となる。 歩きにくい所は特にないが、時々立ち止まって一休みしつつ進むこととなった。

一度、比較的平坦な道に出たのち、山頂が近づくと再び急斜面となる。 本峰の山路は、山頂までコースタイムにして1時間ほどと短いものの、その大部分が急なスキーコースのため、中々歩きごたえがある。

頑張ってスキーコースを登りきると、リフト降り場の置かれたゲレンデトップへ。写真右奥のカラフルな搭は『オヤスの鐘』と呼ばれており、その先の登山道入り口の目印となっている。

『オヤスの鐘』の脇から、細い踏み跡へ。時折、少々藪っぽくなっている箇所も現れるが、踏み跡はしっかりしているため迷う心配は皆無だ。

上下左右とも狭い道のりを登りきると、10分ほどで本峰の頂きへ到着だ。同所には三角点も置かれているが、周囲は木立に閉ざされており、展望は得られない。

帰途にあたっては、往路で辿った道をそのまま引き返す。 先程の隘路を抜けて再びスキーコースに出ると、その先には青森市街地と陸奥湾への見晴らしが広がっている。

なお、スキーコースでは幾度となくクジャクチョウと出会うこととなった。翅の目玉模様がオシャレである。

しかるのちに、スタート地点のセンターハウスが近づいてくれば、今回の山路も終わりが近い。登りでは若干大変だったものの、下りは足元のザレに少々気を付ければ、実にあっという間であった。

スキー場の麓側から見た、『雲谷峠』の姿。上述の通り三角形の特徴的な山容で、刈り払われたスキー場の斜面も目立つため、遠くからでも分かりやすい。