大千軒岳（福島町側～）

大千軒岳。北海道最南端。札幌から、かなり遠い。 車で函館に上陸した今回、是非とも登っておきたい山。 アプローチの悪さを考慮すると、多分ここで登っておかないと、 しばらく登りに来ることはないだろう。。 登山道は３本。 だが林道の一部崩壊に伴い、現状は福島町側からの登山ルート一択。 そして福島町､､､７月初旬に農作業中の77才くらいのオバチャンがヒグマに襲われた街。 たしかそのヒグマはオバチャンの体を森に隠した。 自分の食べ物と認識した証。 そしてヒグマは自分の食べ物に関する執着が顕著。 で、そのヒグマはまだ捕まっていない。 登山口から、事件のあった集落はそれなりに遠いとはいえ、ヒグマの行動範囲は広い。 と、いった思考回路で悶々と迷っていた。 ただ、今日から２日前に同じ集落でコンポストがクマにあらされた、との情報。 まだヤツは例の集落の辺りにいて、この辺りにはいないと信じ、ビビリながら登り始めた。 普通のヒグマ対策だけ万全にして。 結果、ヒグマには会わなかった。 月曜、しかもＡＭ４時からの早朝登山で誰とも会うことないだろう、と腹をくくっていたが、 下山開始直後に、単独のトレランガールが登ってきたときにはびっくり。 霧の奥から無念さ極まったキリシタンのお化けが現れたのかと思った。 下山後に話かけると私と同じように悩んでいた模様。 PS）大千軒岳。標高は1072ｍで高くはない。だが隠れキリシタン106人斬首だったり、北海道初めての一等三角点だったり、標高を補ってあまりある近代史を想うと、やはり納得の三百名山だ。 PSその２）下山後の温泉のあいだ車のうえに濡れた靴を干しておいた事を忘れる。函館まで約60キロを走行ののちに思い出す。が、時すでに遅し。整形外科で作ったインソールごと、どこかに落とす（泣）。１年くらいしか履いてないのに。とほほ。 ※写真コメントはありません。