おでん

小学生の頃の、くわ・・・ 夏休みプールの帰り道。 お、ぶしょ屋に、寄ってくか いいね！ 通称（ぶしょ屋）静岡弁　ぶしょったい　意は、だらしない汚い。 ぶしょ屋の、おでんは肉でもなんでも一本（3円）だった。 つまり、100円玉を持っていればおでん33本食べて、お釣りが一円くるのだ。 こうして、静岡の小学生は帰りにちょっと一杯を覚え。 大人になっても、帰りにちょっと一杯するのだ。 時は流れ、くわは、お酒を覚え山を覚えた。 バカ山と沢登りに出かけ、意外と早く帰ってきたので。 家で一杯飲むか！って事になった。バカ山は偏食だが、おでんは好きだった。 子供の頃の思い出話で何度かバカ山にも（ぶしょ屋）話をしていた。 「くわ、おでん食いたい、ぶしょ屋のおでんが食いたい。」 そっか、久しぶりにぶしょ屋でおでん買ってビールでも飲むベエ＾ー＾ もう何十年もたっているし、やっているのかな？ ぶしょ屋に寄ってみると、まだやっていた。 流石に何十年もたっているし、値上がりしているだろう。 まあ、千円も買えば十分かな？ おでんちょうだい！千円分適当に・・・ 「え！千円・・・・」 「なんかお鍋か、器は？・・・」 あ、持ってません。 お兄ちゃんは、迷惑そうに厚手のビニール袋におでんと汁を入れてくれた。 「まいどあり！」 持たされたおでんは、袋に一杯( ﾟдﾟ)ﾊｯ! 今おでん、いくら？ 「一本五円だよ。」 あっちゃ～～ 二百本のおでんを家に帰りバカ山と食った。＿|￣|○ もう、お腹いっぱい、食べても食べても。。おでんは減らなかった。