カイツブリさん桜咲く子育て

2021年3月20日早朝、井の頭池の桜も五分咲きとなりました。例年より早い開花です。今年もカイツブリさんたちの子育ての様子を、遠くから見守ってみたいと思います。営巣の妨げにならないように、レポのアップはヒナさんたちが浮巣から池へと泳ぎ出す4月後半を予定しています

少し肌寒い花曇りのこの日、カイツブリのカイさん夫婦が巣作りを始めました、仲がいいですね。

浮巣の位置は桜の蕾がほころぶ枝の下、昨年と同じあたりです。昨年は何度も天敵に襲われた場所だけに心配です。カイさん夫婦に今年こそ可愛いヒナさんが産まれること祈ります。

2021年3月25日、桜もほぼ満開です

カイさん夫婦は、桜の木の下で抱卵に入りました

2021年3月27日、満開の桜が青空に映えます

カイさん、思わず桜に微笑みます

浮巣と水面に桜の花弁が散り染めます

抱卵も順調なようです。このままいけば4月中旬にはヒナさんが産まれます

池の南側へ移動します。井の頭池に桜が映り込みます

池の南側にはツブさん夫婦が営巣中です。ソメイヨシノとヤマブキが水面に映り込み、美しい春のグラデーションです

ツブさん夫婦の抱卵も順調です。こちらも4月中旬にはヒナさんに会えそうです

ツブさん夫婦、縄張りへの侵入者に対して一斉に威嚇します

ツブさん夫婦、仲良しです、お元気で

2021年4月3日、ソメイヨシノは散り染め、代わって八重桜が美しい花をほころばせます

カイさん夫婦の抱卵は順調です。池にソメイヨシノの花弁が舞い散ります

西側では他のカイツブリさん夫婦が新しい浮巣作りを始めました

夫婦で一生懸命に浮巣を作ります

カイツブリさん、新居作りは順調ですか

無事の営巣を祈ります

ツブさん夫婦の抱卵も順調です。ヤマブキの黄色が美しく池の水面に映り込みます

2021年4月11日、井の頭は新緑と青空に包まれて初夏のような気候です

カイさん夫婦、新緑に包まれて抱卵を続けます。今年はボート営業中のせいか、昨年ほどは池が鬱蒼としておらず、天敵のアオダイショウやスッポンが来ないようです

マヒワさんが新緑に囀ります

コガモさんも日向ぼっこです

ツブさん夫婦の浮巣です。抱卵を交代するのでしょうか、白い卵が見えます

交代の為に、もう一羽が浮巣に近付きます

抱卵交代完了です。あと数日でヒナさんが返ります

池の更に西側、リンさん夫婦の浮巣はこの葦原の中にあります。ガードマンのようにホシゴイくんが佇みます

リンさん夫婦は今年も葦原の中に営巣しました

リンさん夫婦、順調に営巣が進みヒナさんも産まれたようです

葦原の中の浮巣、リンさん夫婦のヒナさんがわずかに見えます。4羽のようです。今年も完璧なガード、用心深いリンさん夫婦です

2021年4月16日、今年もナンジャモンジャの花が咲き始めました

カイさん夫婦、ヒナさんが産まれたようです。去年は営巣がうまく行かなかったこの場所、喜びもひとしおです

ヒナさんがいる浮巣の周りを、お父さんが警備します

突然夫婦そろって鋭い鳴き声、外敵を威嚇します

あ、ヒナさんが顔を出しました。まだ産まれたばかりのようです

ヒナさんが鳴きます

お父さんがエサを運んできます

ヒナさんがお父さんを迎えます

口移しでエサを与えます

ヒナさんも一生懸命にクビを伸ばします

無事エサを貰いました。お母さんが優しく見守ります

カイさん夫婦、繰り返しヒナさんにエサを与えます

ヒナさん、全部で3羽いるようです。カイさん夫婦おめでとう

4月というのにツツジが満開です

池の南側、ツブさん夫婦にヒナさんが生まれたようです。桜は散り、ヤマブキも終わりを迎える季節になりました

お父さんがエサを運びます

ヒナさんが可愛い顔を覗かせます

ヒナさん、エサを貰いました

お母さんが浮巣を離れます、お掃除の時間でしょうか

ヒナさんたちが見えます

お母さんが浮巣からおりました。4羽の姿が見えます

お母さんを探してヒナさんが伸び上がります

お母さんが浮巣に戻りました。ヒナさんが甘えます

お母さん、4羽のヒナさんを愛しむよう顔を近づけます

愛情の深さを感じます

ヒナさんも甘えます

2021年4月18日、ハナミズキとナンジャモンジャの花が、青空に映えます

ナンジャモンジャの木、ほぼ満開です

カイさん夫婦、子育ても順調なようです。羽毛からヒナさんが顔を出します

ヒナさん、お父さんを見つけたようです、ピィピィとよびます

カイさん夫婦、お父さんがエサを運びます

思いのほかクビが長いです

エサを貰いました

しっかり口移しで与えます

お父さん、またエサを探して浮巣を離れます

エサを持ってきました

小エビのようです。浄化活動が奏功し、井の頭池にはたくさんの小エビや小魚が生息します

遠く浮巣の後ろ側から、カイさん夫婦とヒナさんを観察します

可愛いヒナさんが見えます。新しいヒナさんも生まれ、4羽になりました、おめでとう

エサを貰いました

池の南側、ツブさん夫婦です。こちらもエサやりに余念がありません

好物の小エビです

健気にエサ運びを繰り返します

深い愛情を感じます

ホウチャクソウが初夏の新緑に溶け込みます

2021年4月21日、カイさん夫婦のヒナさんが背中から顔を出します。おはよう、元気そうですね

このヒナさんは生まれて数日でしょうか、お母さんの背中でエサをねだります

カイさん夫婦とヒナさん、お元気で

ツブさん夫婦のヒナさんは随分しっかりしてきました。浮巣の端に、しっかりと立つ姿が見えます。もうすぐ浮巣から池に泳ぎ出します

リンさん夫婦のヒナさん、お母さんに連れられて葦原の浮巣から池に出てきました

ちょっと不安気です、お母さんに寄り添います

ヒナさん、親から離れると心配そうです

モフモフのヒナさん、お母さんの顔を見つめます

お父さんも来ました。ヒナさん3羽は確認できます。もう1羽がいないのが心配です

出発前、お母さんがヒナさんに声をかけて確認します

いよいよ池の真ん中に泳ぎ出します、ヒナさんも一生懸命にお母さんの後に続きます

ヒナさん4羽とも確認できました、一安心です

ヒナさんたち池の中央に出てきました、ボートの立ち入りができないエリアなので安心です

ヒナさんたち、春の陽を浴びてお目々が輝きます

縞模様が可愛いです

このヒナさんは、お母さんのそばに寄り添います

お母さん「そろそろ浮巣に戻りますよ」とヒナさんを誘導します

ヒナさんたちもお母さんを追います

無事に帰ってきました、お疲れ様でした

まるで双子のようなヒナさん

さあ葦原の浮巣に戻ります

カケスくんが葉陰から見つめます

今年もカイツブリさん夫婦の心温まる子育てを見ることができました。気がつけばキンランの花が咲く季節となっていました。一生懸命にヒナさんを育てるカイツブリさん夫婦の姿と、ヒナさんの可愛いらしさ、そして家族の深い愛情に心動かされました。ありがとう、お元気で。