活動データ
タイム
04:25
距離
8.0km
のぼり
589m
くだり
596m
活動詳細
すべて見る今日は午後から雨の予報でしたが、手っ取り早く行ける牛尾山ハイキングへ。往路は八大龍王コース、復路にはメインルートの牛尾観音コースで下りましたが、登りの後半はかなりキツく感じました。天候も下り坂だし眺望も利かないだろうと旧式のポケットデジカメしか持って行かなかったのが失敗、天気悪いながら北山の稜線などもくっきり見えました。 往路ではセンチコガネやサワガニにも出会え、歩きながら昔読んだ北杜夫のエッセイ「どくとるマンボウ昆虫記」に牛尾山だけにしか生息しない蝶の事が書いてあったのを思いだし下山後図書館に直行して本を読み返したのですが、どこに書いてあったのか見つかりませんでした。巻末を見ると新潮社から発行されたのが昭和41(1966)年、平成5(1993)年に一度改版され、2007年の事も書かれていて著者は2011年に亡くなっているので小生が読んだ昭和50(1975)年頃の版からは何かの事情で書き替えられているのかも知れませんね。 何れにせよこの牛尾山一帯はそのぐらい自然が豊かな山だという事なんでしょう。 ちょっと話が脱線しましたが、帰りは牛尾観音こと牛尾山法嚴寺に立ち寄りました。明日は春季大祭が開かれる為、10人位の人が幡を張ったり花を供えたり忙しそうに準備に追われておられました。 法嚴寺は770年の奈良時代に開山された古刹で山号は牛尾山なのですが、その後東山に清水寺が開山された当時、その奥寺とされたそうで以前は興福寺を本山にした寺院だったそうです。(現在は独立) そしてこの寺院は音羽山の中腹に建てられているのですが、その音羽山を山号にしているのが清水寺なのです。しかし、清水寺のすぐ上に音羽山という山は存在しません。古今集に登場する音羽山もこちらの山の事だろうと言われていて山道の入口付近(今は住宅地)にも和歌を刻んだ石が道端に置かれています。 秋風の吹きし日より音羽山 峰のこずえも色つきにけり 紀貫之
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