新型コロナの関係で当分の間、海外旅行は行けそうでない。YAMAPを利用する前に、海外旅行へ行った分を整理し、日記を作成することにした。 2017年1月31日~2月9日、「スペイン・ポルトガル10日間」の旅に出た。 一筆書きでスペイン・ポルトガル2ヵ国の11の【世界遺産】を巡る! 各都市間は専用バスで、約2500km移動する。 地図上で目的地を選択する必要がある。地図がないので、スイス・モントルーを使用した。 時差:日本/フランクフルト -8時間 (乗り継ぎ) /🇪🇸 -8時間 /🇵🇹 -9時間 ※写真の時間は、現地時間で表示されていない。+8時間すると現地時間になる。 [2月6日] 大航海時代の先頭に立ったのは、🇪🇸と🇵🇹である。🇪🇸は南アメリカ大陸を中心に勢力を広げ、🇵🇹はアフリカ大陸、さらにはアジアでの貿易を独占した。 ポルトガル人が最終に日本に来たのは、1534年の種子島漂着で、この時初めて鉄砲が伝来した。1549年には🇵🇹王の依頼で、宣教師フランシスコ・ザビエル(🇪🇸出身)が、鹿児島に来航し・・・ 🇵🇹と🇯🇵は昔から関係が深い国だ。 今日はいよいよ、その🇵🇹へ入国する、大変楽しみだ! 移動距離: セビージャ~🇵🇹 エボラ 約345km エボラ~リスボン 約125km セビージャ(日本語:セビリア) スペイン第4の都市で、オペラ「カルメン」や「セビージャの理髪師」、「フィガロの結婚」などの舞台となった街。 大航海時代には新大陸の発見と共に、交易港として栄えるなど、アンダルシア地方の中心をなしている。闘牛やフラメンコの本場でもある。 〈スペイン広場〉 1929年のイベロ・アメリカ博覧会の会場として造られた。セビージャ市民が集う美しい半円形の広場。 スペイン広場は、現実離れした美しい景観から、映画のロケ地としても使われた。 作品は『スター・ウォーズ』『アラビアのロレンス』『風とライオン』など大作である。 スター・ウォーズは、エピソード2の惑星ナブーのシーンで、運河に架かる橋や建物の廊下、噴水近くが撮影された。 建物は明るい茶色のレンガで、セビージャの青空とコントラストが美しすぎる! また、歴史的な出来事が描かれた壁面は、重厚なレンガ造りの建物との調和が見事で、強く印象に残っている。 〈セビージャ大聖堂〉【世界遺産】 ローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次いで、世界第3の規模を持つキリスト教聖堂。 イスラム時代のモスクを取り壊して、1402年に着工し、約1世紀後の1519年に完成。歴代の王やコロンブスの墓がある。 大聖堂はセビージャで、一番の観光スポットである。我々のツアーは時間の関係か・・・入場せず外観のみの観光であった。 願わくば、入場してヒラルダの塔に上り、美しいセビージャの街を眺めたかったが、大変残念である! でも、外からでも充分見ごたえはあったと思っている。 エボラ【世界遺産】 ジラルド広場を中心に、ローマ時代のディアナ神殿や日本からの少年使節団が、演奏したパイプオルガンが残るカテドラル(大聖堂)などの名所がある。 日本人彫刻家の作品「波立つ海の中に光る満月」は、キスをしているようで、満月はちょっとイメージできなかった。 何故ここに、日本人の作品が設置されたのだろうか・・・ちょっと不思議だった! こんなところにも、活躍する日本人が・・・大変嬉しい気持ちになった。 テージョ川に架かる「4月25日橋」を渡る前右手に、巨大なキリスト像(高さ110m)が見えた。 この像は、クリスト・レイと呼ばれ、🇧🇷リオデジャネイロのキリスト像を真似したらしい。同じように手を広げている! またこの川は、スペイン語でタホ川と呼ばれ、3日前に🇪🇸トレドで眺めた川で、大西洋に注いでいる! ホテルはマリオットリスボンに宿泊予定も、手違いがあったのか・・・当日に急きょ、同等クラスのホテルに変更になった。参加者にマリオットから、お詫びのレターが配られた。 こんなの海外旅行で初めてである。 (宿泊) VIP グランド リスボン ホテル&スパ
宿泊したセビージャのホテルから朝焼け(7:55)、今日も素晴らしい天気が期待できそうだ!
これからセビージャ市内観光へ、車窓から、大渋滞中(8:17)。 ヨーロッパの車は、昼間でもライトを灯している国が多い!
スペイン広場に到着
中に入った、広い半円形の広場で運河が流れている、なんと半円の直径は200m! 真ん中に⛲噴水がある 広すぎて全景の写真撮影はできない
建物の廊下を進む、建物はイスラム教とキリスト教の建築様式が融合
半円の壁面には、スペイン各都市を象徴する歴史的な出来事と、その都市がどこにあるのかを示す地図が描かれている! 壁面はセビージャ以外の46県と2つの諸島がある。
朝の日が当たる建物が美しい! 半円の両サイドには高い塔が一つづつある
写真No.6の壁面タイルで、現地のガイドさんから説明を聞く。 ここはグラナダ県を代表する「グラナダ陥落」の絵が描かれている。
運河に架かる橋に座ってパチリ!
もう一度建物の塔、セビージャの青空によく映えて美しい!
屋根をズームアップ、屋根も美しくデザインが凝っている! これから市内を徒歩観光!
ムリーリョ公園、コロンブスの記念塔! 2本の柱の中ほどに、コロンブスが乗船したサンタ・マリア号が飾られ、船はアメリカに向いている。 コロンブスは、1492年新大陸のアメリカを発見!
サンタ・クルス街を進む、かってユダヤ人が住んでいた旧市街地、🍊オレンジの木が街路樹として植えられている! ここも観賞用のオレンジだろう
少女が描かれている建物はHOSPITALの表示が・・・調べたら聖職病院となっていた、どのような病院なんだろうか?
お土産屋さん、「セビリア焼きの置物」。スペインらしいカラフルで、鮮やかな色彩の焼き物! お土産として購入
12世紀末に、イスラム教徒が建設したモスクのミナレットを改築した尖塔「ヒラルダの塔」、手前は世界で3番目に大きな大聖堂「セビージャ大聖堂【世界遺産】」!
インディアス古文書館【世界遺産】、1572年建設。 15世紀の大航海時代の記録やコロンブスの直筆原稿など、貴重な文献を多数所蔵する。
アルカサル(宮殿)【世界遺産】 国王がイスラム宮殿の跡地に、ムデハル様式で建設を命じた城。 アルハンブラ宮殿に模して作らせたことで有名!
観光馬車が走っていく! 浅草付近で人力車が走っているのと同じだ
セビージャ大聖堂。 かってはモスクだった建物で、モスク時代のイスラム教の名残を見ることができる。
同じく、建物は大きく重厚さを感じる!
街の中にあるショップ、ヨーロッパらしいお店
我々のグループ、セビージャ市内の徒歩観光も間もなく終了。 これから北西へ約345km、🇵🇹ポルトガルのエボラへ移動!
車窓から、大草原に牛が放牧
車窓から、ポルトガルとの国境に近い町「バタホス」、間もなくポルトガルに入国だ!
車窓から、ポルトガルに入国した! スペインとの国境に近い町「エルヴァス」。 🇪🇸と🇵🇹は隣同士の国だが、時差が1時間ある。🇵🇹の方が1時間遅れているので時計を合わす! 陸続きで国境検査もなく、景色が変わらないのに、時差があるとは・・・さすがにおかしな気持ちになる!
旧市街全体が【世界遺産】に登録されている「エボラ」に到着! 駐車場近くに遊園地があり、あまりにもカラフルな乗り物なのでパチリ!
街へ入って行く、まずは遅い昼食へ
レストランに入った、ビールと白ワインで乾杯! ビールは🇵🇹を代表するサグレスビール、世界的に有名な帆船サグレス号から命名。
食事の様子、大変密な状態だ! 料理は日程表では、バカリャウとなっていた。
ここは街の中心「ジラルド広場」、正面はサント・アンタン教会(現在は図書館として使われているらしい)、中央に噴水、周りには、インフォメーション・レストラン・お土産屋さんなどあり、観光客で賑わっている! ここから、エボラ歴史地区観光が始まる!
お土産屋さん、レストランの間を進む
お土産屋さん、これはコルクを使ったファッショングッズ。 ヨーロッパでは人気が高まっているらしい。 コルクと言えば、ワインの栓を思い浮かべる。ワインをしっかり守っているコルク、これがポルトガルの世界一の製品である!
同じく、カラフルな陶器製品。 ニワトリの柄が多い、ニワトリは🇵🇹の国鳥で、奇跡と幸運を呼ぶ! 「ガロ」という伝統工芸品の小さな置物が、一番人気がある。
エボラ大聖堂。ファサードはまるで要塞のような重厚な石造り。12~13世紀にかけて建造され、今なお中には1584年に天正遣欧少年使節団が、弾いたとされるパイプオルガンが残っている!
かっての司教館を改装した美術館。ローマ時代からの現在に至るまで、数多くの収蔵品がある。天正遣欧使節団も見学したのでは・・・と思うとロマンを感じる!
少し小高いコンデ・ヴィラ・フロール広場に、いきなり現れたローマ神殿。「ディアナ神殿」とも呼ばれる! エボラは紀元前にローマの支配下になり、2~3世紀にローマ初代皇帝を祀るためにつくられた。
広場の高台からのエボラの街並み、白壁とレンガ色の屋根が美しい!
神殿前の一番眺めがいい場所に、日本人彫刻家・北川剛一氏の作品が展示されている。 青空が気持ちいい! 作品名は「波立つ海の中に光る満月」
ディアナ庭園あるモニュメント、奥に彫刻が見える!
サン・フランシスコ教会、5000体の人骨が壁や柱に埋まっている人骨堂が有名! 人骨堂は、修道士たちが瞑想する場として造られ、16世紀にヨーロッパで大流行したペストや、戦争で亡くなった人々の骨が使われているらしい。
観光を終え、バスが止まっている駐車場へ移動中、バタバタと音がしたので行ってみると、孔雀が二匹いてびっくり!
マヌエル1世庭園にある「バスコ・ダ・ガマの像」 ヨーロッパからアフリカを経て、インドへ航海した🇵🇹の航海者、本人もエボラに住んでいたらしい。 これから今日宿泊のリスボンへ、約125km移動!
テージョ川に架かる「4月25日橋」を渡る、ポルトガルの首都リスボンの街が見えてきた! 曇りで靄っている、リスボンは港湾都市だ。
4月25日橋を走行中、全長2278m、ヨーロッパで一番の長さを誇る吊り橋らしい・・・ 上段は車、下段は列車が通る2段式。当初はサラザール橋と呼ばたが、1974年4月25日、無血革命にちなんで現在の名に改められた。 左側に大西洋がある!
リスボン市内のレストランで夕食、ポルトガルの民族衣装を着た女性が出迎え
ポルトガル料理。 料理名は分からないが、ライス、ジャガイモがある。
今日宿泊のリスボンのホテルに到着!