褐色細胞腫。副腎腫瘍の正体は希少がん(新規患者が年間10万人に一人らしい)であるこれであった。
症状としてはカテコールアミンの異常分泌。僕の場合アドレナリンとノルアドレナリンが多いらしい。
先週123I-MIBGシンチグラフィ検査をして確定。見事に副腎が染まった。転移はなかった。
カテコールアミンの異常分泌が続くと心臓が疲弊して機能が低下することがあるらしい。今の僕はまさにそれ。その他高血糖・高血圧がここ数年健康診断で指摘されていたがこれも褐色細胞腫の症状の一つ。さらに10年位前から悩んでいた多汗症も褐色細胞腫の症状の一つらしい。
僕の体調不良は褐色細胞腫に帰結したといっても過言ではない。さっさと手術でとりたいのだが、副腎はデリケートで下手に刺激するとホルモンはいて血圧異常。手術後もホルモンの異常分泌が収まった影響で血管が急拡大するため、事前に薬で慣らしておく必要があるとか。腕のいい医者に手術してもらったほうがいいと系列の大学病院への紹介状を書いてもらった。
それでは手術がうまくいったらすべて解決かというとそうではなく、10%の確率で悪性を引くと確立された根治療法がなく詰みなようだ。ここ10年位で保険のきく治療法が出てきただけでもましのようだが。全ては患者が日本で3000人程度と症例が少なめなのが悪い。
ついでに悪性かどうかは再発・転移するまで基本わからないうえ、30年後も再発することがあるらしい。一生定期検査が義務付けられることになった。
長い戦いになりそうだが、手術後もすべてがうまくいき、また山に登れる日が来ることを願って生きていこうと思う。
経過詳細は下記
http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/35191106.html