「釈迦岳」から「釈迦ヶ岳」を拝む!!! ご利益3倍ご来光やいかに?
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳
(滋賀, 京都)
2026年01月19日(月)
日帰り
ひょんなことから一緒に雪山へ行くことになったamiiiさんと、数日前からどの山に登るか検討してたのですが、他の方の活動日記を見ると、この陽気でどの山も雪が少なそうでした。
ギリギリまで山選びをしてたのですが、日帰りで京都から近く…、雪がそこそこあって…、当日ご来光が見れる天候で…、という条件で最終的に選出されたのは比良山系「釈迦岳(1060m)」でした。
しかもこの日は、釈迦岳からご来光を見ると琵琶湖を挟んだ東側、鈴鹿セブンの「釈迦ヶ岳」からご来光がちょうど昇ります。
え、こんな偶然ある?あるんです!笑。
しかしこんな偶然があるなら、やらねばなるまい。
「釈迦岳」から「釈迦ヶ岳」を拝むっ!!!!
ということで、ご利益が3倍くらいありそうなご来光を拝むべく京都を2時すぎに出発。登山口付近は3つの駐車場があるのですが、雪も無く、また誰も居ないので一番上の駐車場へ停めることができました。まるでこれはお釈迦さまが体力温存しなさい、と言ってくださっているようです。
序盤は沢登りありの気持ちの良い登山道。岩が白くてキレイな沢は見た目も気持ち良いです。これはまるでお釈迦さまが我々の心を浄化してくださっているに違いありません。
(※いえ、これはただ単に琵琶湖西岸が「比良花崗岩」という地質で山を成しているからです笑。)
登っているとちょいちょい見かけるのは不気味などす黒い紫色をした植物群。学校の屋外トイレの裏側に不気味に生えるドクダミのようで、これからの山行に暗い影を落とします。まるでこれはお釈迦さまが…(以下略。笑)まぁ、どのみちナイトハイクなので黒かろうが暗かろうが関係ないのですが、見かける度に「なんかこれ不気味過ぎない?」とか言いつつ登ります。
雪の想定でペースも8割で計算してたのですが、標高900mくらいまでほんとに雪がありません。歩きやすい登山道も相まって予想外に早く釈迦岳ピークに到達してしまいました笑。
しかしご来光はマジックアワーが始まる前からじっくり楽しむもの。新月のおかげで星もキレイです。まるでこれはお釈迦さまが…(以下略。しつこい?笑)
ご来光の撮影ポイントは釈迦岳から少し下りた雪庇地帯で予定してたのですが、雪が深そうなのでチェーンスパイクを装着。アイゼンまでは必要ない状態でしたが、ワカンかスノーシューはあっても良かったかも知れません。
もう稜線がどこも素晴らしい景色すぎて、撮影ポイントもウロウロ笑。雪庇の崩落もリスクヘッジして結局、足元が安定してる場所で三脚を立てました。
明るくなるにつれ、東の空がオレンジ色に染まります。琵琶湖越しの鈴鹿山脈も姿が見えますが、徐々に霞んできました。心配なのはドカ雪記録をもつ高島市の湿度の溜まりやすい気候と、琵琶湖の水蒸気によってどのように雲が出るか、です。雲は雲でも雲海になってくれれば良いけど、今日はそんな雰囲気もありません。
いやー、これはどう見えるかなぁ!?
今日は期待できる!と思ってもご来光の直前で雲が出ることは往々にしてあります。空の色はどんどん濃いオレンジ色から、紫、ピンクと淡いグラデーションとなり、同時に鈴鹿山脈、琵琶湖の輪郭も霧でぼやけて、それはそれは水墨画のような世界になっていきました。この美しい時間のために登山している、マジックアワー。
やはり期待できるぞ!
そう思っていると、突然強い光が上がります。7時02分。シュミレーション通りに鈴鹿セブン「釈迦ヶ岳」からのご来光です!パンパン、ありがとうお釈迦さま🙏🙏🙏
霞んではいても、「釈迦ヶ岳」の輪郭はよく見えました。そしてピンポイントでみているせいか、とても太陽がデカい!いつもの数倍は太陽がデカく見えました。これはなんという現象なのでしょうか(ただの錯覚です笑)。
「釈迦岳」から「釈迦ヶ岳」を撮るっ!!!!
スマホ、一眼レフ、insta360を連射しまくって、記録に残します。なかなか素晴らしい眺め!モルゲンロートも期待しましたが、やはり霞があると光が遮られるのか、雪は赤く染まりませんでした。
この雪庇地帯で朝ごはんでも良かったのですが、いかんせん危ないので、次のピーク「ヤケオ山」を目指しながら場所を探すことにします。稜線はクラストしており、サクッ、サクッっと小気味の良い軽快な音が耳に心地よい。そしてこの釈迦岳からヤケオ山の稜線はとにかく眺望が良すぎます。良すぎてぜんぜん前に進みません笑。そしてどこを見ても「ヤバッ!」「キレィー」と語彙力が低下しながら歩くと、いつの間にかヤケオ山の頂上へ到着してました笑。
いちばん景色の良さそうなところで、雪を溶かしながらコーヒータイム。相方のamiiiさんは、エビピラフを作って食べてました。美味そうだなーとか思いつつ僕はコーヒーを抽出。なぜに山で飲むコーヒーは美味いのか!山でおにぎりも食べたかったのですが、出発前に車の中で食べてしまったことを激しく後悔…。
いつまでたっても名前が覚えられない「ヤケオ山」から釈迦岳に戻る時も「ヤバッ!ヤバッ!」と連呼しながらの稜線歩きです。どこから見ても眺望が良すぎてぜんぜん前に進みません。こんなに楽しい稜線歩きがあるだろうか。
釈迦岳に戻って本来ならここで下山する予定でしたが、いつの間に分岐点を過ぎてしまい、結局そのままその先のピーク「カラ岳」を目指すことにしました。もう雪遊びが楽しすぎて、登山計画がグダグダです笑。まあ時間はあるので、のんびり「カラ岳」のピークを踏んでおつかれ山。
このカラ岳には立派な電波塔施設が建っており、なんの施設か良く分かりませんでしたが、よくもまぁこんなところに建てたよなぁ、と感銘。
この時、相方のamiiiさんからスマホを落としたと一報あり。空は気持ちのよい釈迦ブルーではありますが、その一報ですべてが順調(え?)だった山行に暗雲がたちこめます。雪山ではスマホを落とすとツルツルと下に落ちて回収はほぼ不可能になります。冷や汗をかきながら「この電波塔で10Gくらいの通信にならないかなぁ??」とか念じつつ電波も良くないのでとりあえず通話だけ送っていたら、すぐにスマホも見つかり一安心。これもシャカシャカ3倍ご利益のおかげか??そう、これは言うべきである、ご利益だろう、と!!
(※ユーザーさんから「関西電力送配電の比良無線中継所」と教えていただきました!)
「ヤケオ山」に続き、これも一向に覚えられない名前だった「カラ岳」の可愛い看板を撮影して、いよいよ下山することにしました。
帰りはトラバース道なので軽快に下りつつも、もうグダグダなので、のんびり下りました。めっちゃ時間はかかりましたが、最後までとても楽しい低山登山となりました!
下山後の温泉は、登山口から車で5分の天然温泉「比良とぴあ」。もう土日かよ!って思うほど老人たちでごったがえっており、ぜんぜんゆっくりできませんでしたが、湯上がりのソフトクリームのボリュームが異常だったので大満足でした笑。
下山メシは朽木までぐるっと回って、鯖街道へ。サバ寿司が食べたかったのですが、道中目に入った蕎麦屋へ。美味かったー。こんなうまい蕎麦はなかなか食えないぞ?というくらいの風味と甘みを備えた滋賀の箱館そばは、ご主人が手打ちで作る十割そば。なんと秋そばどころか、12月に収穫の新そばらしいです。(もはや冬そば)これはぜったい塩で食べたら美味しいので、頼んで塩を出していただきました。(言えば、あらかじめちゃんと2種準備してあるところがまた憎い。)つゆはつゆで、蕎麦の風味を壊さないよう控えめに作ってあります(たぶん)。そこに美味しい蕎麦湯を追加した美味さよ!ここ一番の大満足でした。
素晴らしいご来光、雪山の相棒、楽しい稜線歩き、温泉、蕎麦、どれも良かった!やはり、シャカシャカご利益3倍登山の威力は伊達じゃなかったです!笑。
おつかれ山!!
※どす黒い植物の正体は、イワカガミの冬葉でした、イワカガミさんごめんなさい笑。また春に会いましょう!