表三山周回
越後駒ヶ岳・八海山・荒沢岳
(新潟)
2023.10.14(土)
日帰り
【前段】
当初の予定は東北泊まりだったものの、天気不良のため、急遽前日金曜日に予定変更。土曜日のみ天気が良さそうで日帰りの山行でどこがいいか~。ヤマップで表三山のレポを見ながら、相方にどこがいいか聞くと表三山との返答。以心伝心(笑)。
【行程】【日の出:5:42 日の入り17:17】
24.8km(+3,228m-3,126m)※登山口間の距離は含まない
坂本神社~八海山~中ノ岳~駒ヶ岳~グシガハナ~越後三山森林公園(半時計回り)
※周回チャリの場合は、越後三山森林公園~坂本神社に向かうと下りで快適。
※御月山からオカメノゾキに向かう箇所が急な下りとなるため、半時計回りがいいと感じた。次回以降も半時計回りで実施。
(草刈り状況)
・坂本神社~八海山(草刈り〇)
スタート直後、たまに草が茂るところあり。短い距離のため、靴は濡れず支障なし。
・八海山~中ノ岳(草刈り〇)
全部草刈りがされており、草で歩きづらいところはなし。入道岳~五竜岳の下りは、刈った草で滑るため、注意。
・中ノ岳~駒ヶ岳(草刈り△)
中ノ岳~天狗平までは草刈りされていた。天狗平~駒の小屋分岐までは草刈りがされておらず、笹藪などがあり。道は分かる。
・駒ヶ岳~グシガハナ~越後三山森林公園(草刈り〇)
林道を含め、草刈りばっちり!
【駐車】
●越後三山森林公園(50台ほど)
●坂本神社(20台)
【すれ違った登山者】
千本槍小屋:2人(同じ表三山登山者2名)
小屋~入道岳:2人
入道岳~中ノ岳:0人
中ノ岳~越後駒ヶ岳:30人(中ノ岳、越後駒ヶ岳大盛況)
越後駒ヶ岳~森林公園:5人(森林公園~越後駒ヶ岳登山者6名)
【天気】
快晴
【水、食料】
・持参1.3L(消費1L残0.3L)移動時間7h(P~御月山水場)
→1hあたり0.14
・御月山水場
持参1.2L(消費1.2L残0L) 移動時間6h(御月山水場~P)
→1hあたり0.2L
●水場
・御月山水場
豊富で冷たい。キンキンに冷えて、いい水場だった。登山道上の水場は夏に枯れていた。沢上を下がると水が出ていたとのレポあり。直近のレポを要確認。
(食料)
持参:アミノバイタル1、梅干し2、塩分タブレット2、朝・昼(おにぎり2(栗・サツマイモご飯)、ウインナー5本)、干し芋3個、ジェル1、ようかん1、プロテインバー1、柿ピー
消費:アミノバイタル1、梅干し2、塩分タブレット1、朝・昼(おにぎり2(栗・サツマイモご飯)、ウインナー5本)、干し芋1+1/2個、プロテインバー1、柿ピー
残:塩分タブレット1、干し芋1+1/2個、ジェル1、ようかん1
【装備】
トレランシューズ、ストック
(ストック使用区間)
・坂本神社~千本槍小屋
・入道岳~オカメノゾキ
・御月山水場~中ノ岳
・中ノ岳~森林公園
※使用しなかったのは八ッ峰と御月山手前の急な区間。結構ストックが使用でき、楽できた。
【感想】(自身の体調点数 10/20点)
◆ルートの状況(坂本神社~入道岳)
・坂本神社~ロープウェイ分岐まで危険箇所なし。暗くても迷うポイントはなし。
・ロープウェイ分岐~千本槍小屋までは、最初は平坦。急に道が良くなり、歩きやすくなる。
・平坦区間が終わると、ゴツゴツした岩場の登りが千本槍小屋まで続く。
・今日は2時スタート予定だったが、計画書の時間計算を間違えて、3時30分スタート。残念ながら、小屋手前からオレンジ色の輝く空を眺める。これを千本槍小屋先で見たかった(涙)。すごくきれいなマジックアワーで脳天が飛んだ。
・千本槍小屋に到着すると、中ノ岳方向が明るくなり、マジックアワーは終了。周囲は徐々に明るくなる。
・薬師岳から紅葉がきれいで、八海山ってこんなに紅葉が映えるのかと感動。逆回りなら、明るい色で紅葉撮影ができたのにと悔やまれる。撮影するには暗くて、うまく撮影できなかった(涙)
・千本槍小屋を後にして、入道岳へ進む。
・久しぶりの鎖場も楽しみつつ、あっという間に千本槍小屋に到着。中ノ岳方向は、色が飛ぶため、小屋・市街方向を撮影しながら進む。
・入道岳で朝ご飯を食べ休憩。
◆ルートの状況(入道岳~五竜岳~中ノ岳)
・入道岳から五竜岳は一気に下る。1箇所急なところはロープ有。
・五竜岳~オカメノゾキ(P1,244)までは、アップダウンも多少ありながら、鞍部まで下っていく。道は歩きやすい。
・五竜岳を過ぎると、五竜岳~阿寺山の稜線美が素晴らしく、後ろ姿を引かれる。時計回り周回なら、五竜岳~阿寺山(ピストン)で寄り道したが、まだ序盤なため、寄り道はせず。阿寺山もばっちり紅葉していた。紅葉した草草原行きたかった(涙)
・オカメノゾキに到着後は、御月山(P1,821)まで600mほど登り返しになる。
・オカメノゾキ先は、岩場の登りなどが多く、ストックは邪魔になるためしまう。それでも歩きづらさはなく、危険箇所もなし。
・御月山直下は、特に急な登りとなる。急な区間は鎖が設置され、鎖を使わないと登れないほどの急区間。これは、逆回りだと、大変だと感じた。
・御月山は、少し広くなっており、八海山が遠くなり、中ノ岳がだいぶ近くなってきた。
・御月山から下ってすぐのところに、水場があるため、そこで休憩とする。
・直下は少し急な登り。水場まで下ると、左手に駒ヶ岳~中ノ岳の稜線美と草紅葉の台絶景が待っていた。これには、すごいと叫ぶ。田中陽希は水場の雪渓を見ての雄叫びだったが、素晴らしい景色に感動した。
・水場はキンキンに冷えており、最高。のんびり休憩する。
・ここから、中ノ岳までは草紅葉の道を進む。振り返ると御月山と草紅葉の景色が素晴らしく、何度も降り返る。
・御月山~中ノ岳まではあっという間で、分岐の稜線部分は草紅葉でいいところになっていた。中ノ岳山頂も、手前の小屋も大勢の人で賑わっていた。
◆ルートの状況(中ノ岳~檜廊下~天狗平~越後駒ヶ岳)
・中ノ岳周辺は混んでいたため、P1,901まで降りてきてお昼休憩にする。
・稜線まで来ると、燧ヶ岳と平ヶ岳がだいぶ近く見える。まさかの富士山まで。先週登った南アルプスまで見える。荒沢岳の山容もかっこいい。
・お昼はのんびり、山々を堪能。前回のサツマイモご飯がおいしかったため、今日は栗とサツマイモご飯。前回は塩などの味付けだが、今回は調味料で味付けし、前回より美味しくできた。自分で大満足。
・お昼休憩をしていると、キノピーさんそっくりな人が越後駒ヶ岳方向へスライド。顔は似ているし、ザックも先週の鳥海山と同じような。お昼食べたら、どこから来たか聞いてみよう。
・と、リスタート。追いついて話をすると、やっぱりキノピーさんだった(笑)。粟ヶ岳で1回話しただけなのに、分かるって。キノピー信者確定だな(笑)
・キノピーさんとご一緒していたノンちゃん、キノピーヤマップで拝見していたお方!先週聖岳に行っていたって、まさかどこかでスライドしていた!?と盛り上がる。長野・富山から、新潟までようこそ。
・中ノ岳~檜廊下は、草刈りがされていて、思ったより歩きやすい。檜廊下~天狗平は、檜の根っこで歩きづらいが、草はないため、まだまし。
・天狗平から先は、登山道自体は歩きやすくなるが、草刈りがされていないため、一部笹薮も。歩きやすいから特段影響なし。
・天狗平からは、駒ヶ岳まで登り返して、山頂到着。駒の小屋は、明日雨なのにテント等で大盛況。さすが100名山、人気なようだ。
・越後駒ヶ岳まで来ると粟ヶ岳も近く、日本海・佐渡と見渡せる。ベンチで寝そべり、最高。
◆ルートの状況(越後駒ヶ岳~グシガハナ~越後三山森林公園)
・駒ヶ岳~グシガハナへ下ると、中ノ岳~越後駒ヶ岳の稜線と荒沢岳がきれいに見える。
・分岐からグシガハナ序盤は、階段上で、途中から1回樹林に入る。樹林を抜けて展望ポイントのグシガハナに到着。グシガハナで休憩し、時間があるため後はのんびり下る。
・グシガハナ直下は急勾配だが、急区間が過ぎると勾配も緩くなり、歩きやすくなる。
・登山口が近くなると、木の根っこで急区間が再度出る。
・雪見の松には、スズメ鉢の巣があるため、休憩しないほうが良い。
・グシガハナからあっという間に登山口に到着。あとは、草刈りされた林道を川沿いに進むと森林公園に到着する。
・林道は草刈りがされていて歩きやすいが、たまにぐちゃぐちゃな道や、水が流れる橋を渡る。帰りはまったく気にならないが、登りで使用する場合は、靴が濡れそうだった。
・林道上は滝もあり、渓谷美も楽しめる。
◆全体を通じて
・紅葉の時期と重なり、タイミングよく表三山を歩けた。裏三山も歩いたことがないし、本日のルートは9割方未踏区間。
・それぞれのピークは踏んだことがあり、だいたい景色が想像できるかなあと考えていた。だが、その想定を超えた素晴らしい展望があり、感動。特に御月山~中ノ岳の区間は1番景色が良く、中ノ岳から立ち寄るにもおすすめだと感じた。
・素晴らしい展望に、何度も降り返り撮影。撮影でなかなか進まない(笑)。間違えて重いレンズを持ってきて後悔していたけど、富士山を撮影できたし、結果として良かった。
・これは、毎年でも来たい絶景。今回は初めての周回で、所要時間が分からなかったが、次回は阿寺山か兎岳にも寄り道したいな~。