東床尾山・西床尾山・室尾山(兵庫,京都)
2026年10月11日 (日)日帰り
この山行の日の前に拝見したレポは、雨上がりもあってか、「想像以上のヒルの襲撃」や、「熊2度目撃」など、げっ!と怯む内容が多々。
関西百名山ということで、登られる方も多いはずのこの山、本来ならたくさんの景色を楽しめる周回がよさげなのですが、今回は東床尾山ピストンで。
登山口すぐの巨樹も楽しみに、準備万端でいってきました。
連日続いた雨もあがり、すっきりした秋の晴天。
駐車場までの道は、その先に国の天然記念物の「糸井の大カツラ」があるのもあり、心配していた落石もましで到達。カツラ前には、綺麗なトイレもありました。
今日のヒル対策は、ジョニーのスプレー。かつ、サイトから、飽和食塩水も持参。
足にはストッキングが良い、と知ったので、ストッキング靴下を下に履き、登山靴下で二枚履き。そしてゲイター。
熊対策はヘルメットに鈴、ときどき熊避けホーン。いつもながら、出会わないことだけを祈って、いざスタート。
最短距離の安心と、かつ天気も良いので、気持ちよく歩きだしました。
林道歩きですぐ見えてきた「糸井の大カツラ」。
第一印象は、すごいたくさんの木…!と、その数。
沢山の細い木が、束になって寄せ集まり、まるでおしくらまんじゅうのように、一体となって一つの巨樹を作っていて。
この木は国の天然記念物で樹齢約2000年、樹高35m、枝張り東西30m、南北31m。
特徴は、大小約80本の株立ち状に生えてきた「ひこばえ」が、主幹を保護する形で林立しているところ。
株周りは19.85mにも達するとか。
主幹は朽ち果てて空洞となってました。
この地にも、山の入り口にヌシのような巨樹がお出迎えだなぁと。
長年、多くの人の入山を見守ってきたのでしょう。
かつては、床尾山の山肌一体は金の鉱脈として栄え、この東床尾山にも精錬所があったようで。
その痕跡も途中に石垣跡や、何かの基盤跡で見られました。
糸井の大カツラを見てから、登山道にはいると、まずは沢沿い。山肌をトラバースするように進みます。たしかに日当たりがいまいちなところは、こんなに空が青く晴れていても、じめっとしていて。
尾根に出ると、自然林が気持ちよく、急登をひたすら上へ。
標高差グラフを見ると、反り返るような角度ですが、道は登りやすいです。
足元には、栗のイガがいっぱい。人が集めたように、不自然にまとまっているのは、やはり熊のしわざのよう。
仲間とおしゃべりしたり、ヤッホー!と、山頂でもないのに、私の奇声(^^;)を発しながら歩きました。
見上げれば美しい緑の木々、山はやっぱりいいな~と、日ごろの疲れからの解放感で、幸せ気分。
視界はずっと開きませんが、少し先の稜線に青空が見えてきたと思うと、いきなり山頂!
うわ~!素晴らしい!めっちゃいい眺望やん~~!
標高839m、360度見渡せる東床尾山の山頂です。
お昼持ってくればよかったなぁ、と、少し後悔するほど、ゆっくりしたかったです。
行動食の柿の種をぽりぽり食べながら、しばし絶景鑑賞。
本当にこの東床尾山、山頂で過ごすには最高な感じでした。
下りは山頂直下の急斜度をすべらないように、そして一気に降りて行きました。
無事下山。
…かと思いきや、駐車場で、ゲイターを外すと、黒い裏に一匹!
そして、ありえない茶色のひじきみたいなのが、靴下から生えてる~!!ヒルやん~!(+д+)
わりばしで引っこ抜き、オレンジ靴下を脱ぐと、ストッキングソックスの網目越しに、血を吸った跡!
けど、網目には侵入できず、上から吸着したようで出血はほんのちょっと。吸われた2か所のうち、1か所だけ針のピンポイントで、血が出続けてました。
夏仕様のストッキングソックスは通気性のよい薄手だったので上からやられたのだなぁと、今後はもっと肌理の細かいやつにしようと反省でした。
ヒル被害歴は、雪彦山と池木屋山以来。
しかもこんなに晴天で、颯爽と歩いたつもりでも上がってくる恐るべしこの地のヒル。
曇天や雨上がりはさぞかし…とホラーですね(^^;)。
そういえば、この日みたヒル以外の生き物。
サワガニ、アカゲラ。
生き物観察も楽しい時間でした。
< 関西百名山 83/99 >