04:55
22.6 km
1870 m
愛宕山・竜ヶ岳・三頭山・地蔵山
愛宕山・三頭山・朝日峯 (京都)
2024.11.25(月) 日帰り
冬を迎える前に20kmくらいの長距離を歩きたいということでコース設定。今年の6月以来の愛宕山域。とはいえ、表参道から登るのはおそらく初めて。愛宕山から竜ヶ岳、三頭山、地蔵山と巡って、再び表参道を通って下山するコースを選択。 青木駐車場は平日なので700円(先払い)。この時期は16時半までの営業とのこと。さすがに駐車場は空いている。 10時前スタートで歩きやすい表参道を快調に登っていく。5合目くらいまではまだ紅葉が楽しめる。高度を上げるにつれ肌寒くなっていくが、1時間足らずで愛宕山山頂に到着。それにしても階段が多い。ここから北上して、三角点を目指す。途中、東側の視界が開け、比叡山、蓬莱山や武奈ヶ岳、さらには伊吹山を見渡すことができた。 三角点をゲットした後は、竜ヶ岳を目指してさらに北上。平坦基調の気持ちのよいトレイルを行く。ここのトレイルは岩や木の根の露出が少ないフラットダートで、昔からの大のお気に入りだ。竜ヶ岳直下ではキツネらしき動物を見かけた。四畳半くらいの竜ヶ岳山頂からは樹間からわずかに愛宕山山頂の展望が得られる。 さて、ここから龍の小屋へと下りていくが、この区間は北山でも有数の急坂だったと記憶している(雲取山の三ノ谷もかなりの急坂だったはず)。若い頃に1時間を要してマウンテンバイクを竜ヶ岳へと担ぎ上げたことがあったが、途轍もなくきつかったことを今でもありありと覚えている。 今日通ってみても、やはりとんでもない急坂だ。急斜面をほとんど巻くことなく、愚直なまでに直登/直下路がつけてある。 急坂を下りきって渡渉し龍の小屋に至る。少し戻って、沢沿いをさらに北上していく。道は不明瞭で何度も渡渉しながら歩きやすい所を選んで進まなければならず、多少難儀させられた。しかし、それも長くは続かずやがて林道に至る。ここから芦見峠直下までダブルトラックをひた走る。橋を渡ったところで対岸へと進入し右に折れると、芦見峠への登山路に入ることができる。YAMAP上では通行量少なめの道のようだが、踏み跡はしっかりついており歩きやすい。 峠から三頭山へは緩やかな上りでここのトレイルもなかなか気持ちがよい。山頂は単なるピークといった趣きで、三角点がなければ通り過ぎてしまいそうな所でしかなく、展望も得られない。 来た道を戻り、芦見峠から地蔵山へのやや長い上りを淡々と行く。途中、深い森の中の急登が続く箇所があり、汗が噴き出す。地蔵山はこんもりとしていて山体も大きいためか、北側斜面はまだ1時半なのに信じられないほどの暗さだった。最後は傾斜が緩み、広々とした地蔵山山頂に至る。展望は得られないが、一等三角点が置かれている。 ここからは緩やかな下りとなり、とても気持ちのよいトレイルを堪能することができた。スキー場跡を通過し、愛宕山まで戻って来た時には、竜ヶ岳からはまったくひと気がなかっただけに、さすがに人心地ついた。 ここからは純粋に歩を進めることに集中して、黙々と下っていく。階段に少し難儀することはあったものの、危なげなく下山。無事に山行を終えることができた。帰りは、福王子辺りやきぬかけの路などで渋滞している箇所が多く、自宅までかなり時間を要してしまった。 全体としては、竜ヶ岳からの下りと芦見谷の沢下り以外はどの道もすこぶる歩きやすく、期待通りのロングとなった。これからも距離を歩くときは、歩きやすいトレイルを主体としたコース設定にすべきだと思った。 水の消費は1.3L。補給はゼリー4個だったが、地蔵山辺りでハンガーノック気味だったかもしれない。上下長インナー+半袖・短パンだったが、午前中は行動中でもやや肌寒かった。市内の最低気温は7℃、最高気温は16℃。