五台山・親不知・城山(猪ノ口山)(兵庫,京都)
2026年10月3日 (土)日帰り
冬将軍の到来前に北の山々を踏破しなくてはならない。超低山は今回も避けたい。そこで丹波市の愛宕山(570m)に登ることに。
麓の岩瀧寺は古いが清潔感のある心落ちつくお寺だ。そのわずか先にある独鈷の滝がこの辺りでは一番名が知られているらしい。豊富な水量と圧迫感はなかなかのものである。
滝からはかなり急な階段が続き、山道となる。美和峠に向かう山道はガレ場ライクな急登から始まる。初見では登るところとは思えない。お助けロープを掴みながら慎重に登る。登る度にゴロゴロした岩が下に転がり落ちる。ある程度登れば普通の道になっていくが、崩落した崖を回避しながら進む細い道は頼りなく、時々巨木が倒れ込んでいる。
美和峠からの縦走路は穏やかであるが、愛宕山山頂まで数回お助けロープ必須の急登がある。木々の間から麓に広がる街並みが稀に見えるが基本的に眺望はない。
愛宕山頂上には古びたしかし比較的大きい愛宕山神社がある。時代劇で路銀のない浪人が泊まるような感じのところだ。風で軋む音がよりそれらしく思わせる。
全体を通して植林された杉林なので見通しは良いしなんといっても明るい。それだけにどこでも道に見えてしまう。驚いたことに今日の山道にはピンクテープが極めて多数設置されている。同時に4箇所以上目にはいるなんて初めてだ。どうやらトレラン大会か何かが行われていたみたいだ。純粋にありがたい。
今日はどこかひんやりした登りやすい天気だが、尾根に上がると風がキツく寒い。冬の到来を感じる。
ここはかなり多数のビークハントができる縦走路の一部でもある。その筋の方々には魅力的に違いない。
登山口までのドライブで山々を眺めながら進む。のどかな街並みの向こうに連なる深い緑の山々には底知れぬ恐ろしさを感じる。六甲山系と違って人の気配が少ないせいだろうか。実際小さい尾根を少し越えれば振り返っても街や里の気配は完全になくなる。山にポツンと取り残された気分になる。昔は楽しかったのだが、今はただただ心細くて怖い。熊が出るようになってからはさらに恐ろしくなった。と言ったら妻にはそれが普通の感覚だと指摘された。世間一般では昨今山なんぞ行くところではないらしい。「山にも慣れてきて周りが見えるようになったのじゃない?」と子供扱い。まぁその通りだとは思う。
だけどまた登る。ある意味◯ホなんだと思う😓