09:13
21.7 km
1649 m
伊之子山(テント泊)
高縄山・大月山・北三方ヶ森 (愛媛)
2023.09.18(月) 2 DAYS
久しぶりのロングコース&テント泊でした。 行けるかな?とちょっと気持ち重ためで歩き始めます。 テント泊の時は、毎回、登山口に入る前に少し躊躇します。 今夜はパートナーと話せないし、一緒にNetflixを観ることも出来ないんだ…と思うと、引き返したいなぁと切ない気持ちになります。 (テント泊の時はスマホで下界の人と連絡をとってはダメというマイルールがあります。時々破りますが…) 最初の方は、舗装路の急登が続きます。 まだまだ身体が重たくて、歩き始めてから1時間後「帰ろうかな…」と頭によぎりましたが、エンジンが暖まるまで頑張ってみようと進みます。 お昼過ぎから、雨予報でした。 明神ヶ森〜白潰の一番ハードなところを、それまでに終えたいなぁと少し早歩きしていましたが、間に合わずに雨が降ってきました。 やれやれ、降ったもんはしょうがない。 早歩きをやめて、今度はゆっくり歩き、気持ちを落ち着けます。 雨で、真っ白けの中を歩いていましたが、この雰囲気はもともと大好物でした。明神ヶ森〜白潰の歩きずらい区間を雨の中歩いていると、今までの日常の出来事や景色が頭に浮かんできました。 楽しかったことや、ちょっと嫌だったことまで、全て「大事な日常」だったんだなぁというような気持ちになり、泣きながら歩きました。 泣くのがひと段落した時、雲の隙間から太陽が出てきました。ぱぁーっと照らしてくれます。心強くなり、「太陽が出てくれて、嬉しいなぁ」という気持ちになります。 その後、アップダウンを繰り返しながら、今日のテント場を探していました。良いところを見つけては「うーん、でも完璧なフラットじゃない」「うーん、周りに木々が密集しすぎる」とダメ出しを出し続けていたので、気がつけば最後のピーク「伊之子山」まで来てしまっていました。 ありゃ。 ということで、この先は下るだけなので、ここが今日のテント場ということになります。 その後、持ってきたビール、サラミ、たくあん、納豆、ペペロンチーノ、カレーメシを食べます。気持ちいい風が通り抜けて、夕陽が木々の間から漏れている心地よい空間で食べる夕食は、「最高」でした! 相変わらず、テントの中では眠れないので、夜は心細い気持ちで過ごしていました。 Kindleで田中陽希さんの「日本二百名山ひと筆書き」を読んでいたら、興奮してきて心が落ち着きました。 いろんな気持ちを味わった一日でした。 そして帰ってきて、やっぱり思うのは、家は最高だということでした!