冬のプチ遠征+α☆暴風と極寒の淡路三山・柏原山で、栄枯盛衰に思いを馳せる
淡路島
(兵庫, 徳島, 和歌山)
2026年01月25日(日)
日帰り
前回からの続き!
淡路島の緑PAでの車中泊は、前日夜走りだったここともあって9時間の大爆睡!あまりの深く気持ちいい眠りに、あれ?家で寝てたっけ?…あ、車か…なんて思うほど。
しかし昨夜から強くなり始めた風は、猛烈な勢いで一晩中吹き続け、車を揺さぶるほど。朝になれば風も落ち着くだろう…寝ぼけながらそう思っていたんですが、朝起きたら風は弱まるどころかその勢いを増している!下手に車のドアを開けようものなら、風で持って行かれてバァーン!と全開になってしまう。隣りに車が停まっていたら、おちおちドアも開けられない。
朝5時起床。今日は香川遠征の帰阪日ですが、帰宅する前に淡路島の山をショートで1座登ってから帰ることにします。
目指す山は洲本市に位置する柏原山。淡路三山の1座で洲本市最高峰であり、淡路島では諭鶴羽山に次ぐ第二峰でもあります。しかしYAMAPではグレーピーク(ー ー;)
柏原山の風速予報を見ると、なんと風速17mの予報が出ている!最大瞬間風速なら簡単に20mは超えそうです(>_<)でも天気自体は全然悪くないので、予定通り決行します。
6:30に緑PAを出発して、7:00に柏原山森林公園展望台駐車場に到着。車の外に出てみると…どひゃあ〜!息もできないほどの猛烈な風!寒いっ!寒すぎるっ!(>_<)
気温は-1℃。風速15mだとすると、体感温度は-16℃!あかん!死んでまうがな!
しかし駐車場の展望は素晴らしい!東には海が見え、友ヶ島からその先に紀伊半島が望めます。南は山の間から海と、海に浮かぶ沼島。オノコロ島伝承の伝わる神話の山ですね☆
完全防備で7:20、出発!グレーピークで地図にはルートが記されてないので、他のユーザーさんからダウンロードさせていただいた軌跡を参考にしながら歩くことにします。まずは北側展望台を目指します。
舗装された林道を歩くことおよそ15分。林道から逸れて尾根伝いに階段が整備されている。ははぁ〜ん、ここやな?尾根を進んだ先に北側展望台がありました(^^)
展望台に登るも眺めは南側だけ。パノラマ展望というわけにはいきません。それより風が…風がヤバい!そして寒いっ!そそくさと展望台を降りて、次は柏原山山頂を目指します。
林道に戻らずそのまま山に入る。山に入ると木々に囲まれ風が凌げます。ちょっと一安心。
それにしても結構斜面の傾斜がキツいなぁ…滑りやすい砂地の斜面に拳大から人頭大の石がたくさん散らばっています。山頂近くになると、さらに傾斜はキツくなる。
北側展望台からおよそ15分、柏原山山頂に到着です!山頂のすぐ手前に二等三角点があります。地形上のピークはすぐその先。道標のある辺りでしょう。木々に囲まれ展望は全くありません。しかし風が凌げるのでありがたい!(^^)
では山を下って瀧水寺跡に向かうことにします。
山頂から瀧水寺跡までのルートは不明瞭。所々にあるマーカーと、薄い踏み跡を確かめながら進みます。下り斜面の傾斜も急ですが、地面が柔らかいのと、針葉樹の落ち葉が積もっていることもあって、それほど危なくはありません。
10分ほど下ると、木々の間に建物の基壇が見えました!下りてみると「瀧水寺本堂跡」の石標が。
ここに本堂が建っていたんですね…相当大きな基壇です。ほぼ正方形の建物だったんでしょうか?かなり立派な建物であったと想像します。
本堂のすぐ横にも小さな基壇がありました。何かお堂が建っていたんでしょう。小さな五輪塔が台座の上でバラバラになって倒れています。切ない…
そして本堂跡を正面に見る少し離れたところには、無惨にも崩れ去った建物の残骸がありました。位置的に山門でしょう。倒壊しちゃったんですね。気になって帰宅してから調べてみると、この山門はほんの数年前まで建っていたようです。画像も発見しました。
おそらく無住になって荒れ果てて、倒壊の危険性があるので本堂は撤去したんでしょう。いつ頃本堂は無くなったのかな…?
ぼんやりとお寺の風景を眺める…周囲は草木が生い茂り、今にもお寺を飲み込んでしまいそうだ…この場所もいつか森に帰って忘れ去られてしまうのだろうか…
本堂も本尊もありませんが、未だこのお寺は淡路西国三十三所の四番札所であることに変わりはありません。往時は参拝客で賑わっていたであろうこのお寺も、今は静かに森に帰ろうとしている…これを栄枯盛衰と言うのなら、あまりに切なくて物悲しい…
参道も全く見当たりません。すぐ下に舗装された林道が見えているので、薄い踏み跡を辿り、草を押し分けながら林道に下ります。
林道からお寺の方向を見る…木々が阻んで全くお寺の姿は見えません。知らない人が通りかかっても、この森の先にお寺があるなんて、全く気づかないでしょうね。
林道を緩やかに10分弱登ると駐車場に辿り着きます。駐車場から南へ少し進んだところに南側展望台があるようなので行ってみましょう!
これも地図に表記がないのでよくわかりませんが、いかにも展望台に向かいそうな階段があるので進んでみます。階段は整備されていますが、あまりメンテナンスはされてないようですね。石がゴロゴロと転がっている。
5分ほど進むと…ありました!南側展望台!上ってみます。
はいはい、なかなかいい景色(^^)北側展望台よりこちらの方が全然眺めはいいです。周囲を取り囲む海。友ヶ島、沼島…西側の遠くに薄っすらと高い山が見えます。四国です!昨日いた香川県ですね。おそらく香川山地の山々でしょう☆
それにしても寒いっ!風が猛烈で真っ直ぐ立ってられない!息をするのもツラい!(>_<)
退避!退避!車に戻ります!
およそ5分で駐車場に到着。大急ぎで適当に片付けをして車に乗り込みドアをバタンっ!…ふぅぅ〜、落ち着いたぁ…寒くて死んじゃうかと思ったよ…(^_^;)
車を走らせ帰宅…のその前に、いつものルーティン、淡路SAで食事にしましょう!メニューはいつもの「釜揚げしらす温玉丼とミニうどんセット」。いつも言ってますが、とにかくここの釜揚げしらす丼はめちゃくちゃ美味い!
食後に風がキツくて誰もいない展望デッキに出てみる。あー、やっぱ寒いわ!(>_<)
でも空気が澄んでいて景色がキレイです!明石海峡大橋がキラキラと光っています!が、強風のため二輪車は通行止め。海を渡ったところは神戸市垂水区ですね。少し東側には旗振山と鉄拐山。海岸線は須磨辺り。その左奥に栂尾山と横尾山。須磨アルプスです。その背後にちょっと雲でわかりにくいですが六甲最高峰が聳えている。神戸市街地のビル群もはっきりとわかります。
今日も神戸は元気です!(^^)
お昼頃、無事帰宅しました。ようやく風も弱まってくる。めちゃくちゃ寒い2日間でしたけど、雪も避けられたし、とっても楽しい山旅でした!☆
では改めて今回の山旅の総括を!
まずは昨日の高松クレーターの山々ですが、展望ポイントが多いわけでもなく、登山としての面白味はみなさんの判断にお任せするとして…個人的には地質がとても興味深かったです。山の核が硬質の安山岩で、その周囲に凝灰角礫岩…これはやはり、かなり爆発的な噴火を伴う火山活動があったことを想像することができる。
そして高松クレーター…これはもうカルデラの痕跡でしょう。コールドロンです。登った5座はいずれもカルデラの南東の縁に沿って点在していますから、外輪山なのかもしれませんね。
そしてうどん!これが毎年1月の香川遠征のメインテーマ!(^^)バカ舌の私にすれば、本場でいただく讃岐うどんは、どの店で何を食べても美味しい!なにせ他地域では味わえない唯一無二のうどんですから!
そして去年もそう思ったんですが、いりこの出汁が好きってことも再確認。実は今回も全店「かけ」で押し通そうかと思っていたんですが、いざメニューを見たら目移りしていろんなうどんを食べたくなる優柔不断な私…
そして今回のベストオブうどん"BOU"は、うつ海のかけに決定!1軒目のかけは美味しく感じるというアドバンテージを差し引いても、うつ海のかけは絶品でした。これぞ讃岐うどん!をひしひしと感じることができました。
さらに再確認できたのは、私のお腹のキャパは4軒が限界ってこと…(^_^;)5軒目はかなり時間を置かなきゃ難しいんですが、15時過ぎるとほとんどのうどん屋さんは閉店してしまう…丸◯製麺か、は◯ま◯うどんしか開いてない。それは大阪でも食べられますしね…
香川から帰ったあとの1ヶ月くらいはうどんの口になる。あー、美味しいうどんが食べたいなぁ!今すぐにでも香川に戻りたい!
本日の柏原山で、淡路三山を完登することができました!(^^)3座それぞれに特徴があっていい山ばかりでした。
諭鶴羽山はちょっと別格かな?ルートの雰囲気もいいし、山頂からの眺めも素晴らしいし、諭鶴羽神社もとても由緒正しき神社です。この山だけ単独日程を組んだんですよね。
先山は山頂に古刹を構える地元の愛され山(^^)そして柏原山は森林公園として整備された安心、安全な山。山頂近くまで車でアクセスできるので、ショートで歩くにはもってこい☆
しかし瀧水寺ですよね…これ、なんとか復興できないものかなぁ…?このお寺をそのまま淡路西国三十三所四番札所とし続けるのであれば、なんとか再建してほしい!深い森の中に静かに堂宇を並べる瀧水寺を想像した時、なんて神秘的で美しいお寺なんだろう…と思うわけです。このまま見放されて森に帰ってしまうのはなんとももったいない…洲本市、および関係各所のみなさんには、なんとか瀧水寺再建をご一考いただきたい。そう願わずにはいられません。
最後に今回の山旅について…
とにかく雪を避けられてヨカッタ!しかし2日間とも寒かったなぁ!特に25日…2日目の日曜日は北からの冷たい風が嵐のように吹き荒れて、息もできないほどの寒さでした。氷点下スタートも今シーズン初。体感温度は-15〜16℃ですよ!これにはマイッタ(*_*)
来年もぜひ讃岐うどんツアーは行いたいですね!香川県にはちっちゃくても面白い山がたくさんありますし、それにも増してうどん屋さんの数は無限にある!来年も香川県らしい特徴的な珍しい山を探して…そしてキャパ限界までうどんを食べ尽くすことを誓います!
結局来年も"山よりうどん!"ってことになりそーです(^_^;)