【初めての泊まり沢】糸滝沢〜樋の沢〜大行沢
初めての泊まり沢、そして初めての本格的な沢登り。初心者は私だけ。 前回の小行沢の沢歩きが楽しすぎて、今回もわくわくしながら、沢登りの本を読んだりして、この日を迎えた。 沢は想像以上に体力はもちろん、体幹、バランス感覚が必要で、足を置く場所の選定には経験も必要で全く甘く無いことが身にしみてわかった。 初日の糸滝沢はナメと言われる滑らかな岩の盤で、それに斜度がついてるところが多く、実際滑ること数回、後ろのベテランさんが停めてくれなきゃどこまで落ちたか…。 所々でロープを出してもらいながら、沢登りでの注意点とか地形の読み方とか教えて貰いながら何とか登り、ここまでは楽しかった。 しかし沢登りの終点には藪漕ぎがある。これは本当に辛かった。 ほぼ何かに掴まってないと落ちてしまう急斜面で、もう戻ることも出来ないから登るしかない。頼りない草も有り難く、その中でも笹があると救世主に見えた。 一呼吸置く間も脚力と腕力を使うから、辛くても休まずとにかく登り続けないといけなかったのだと思うが、モタモタしてる間にどんどん体力が奪われる。 それを後ろで優しくサポートしてくれたベテランさんには本当に感謝しかない。 登っては滑りを繰り返しながら、やっと糸岳頂上近くの登山道に出た時には、全身泥だらけのクタクタだったけどホッとした。登山道の有難みがわかる。 そこからは登山道で樋の沢小屋まで行き、その先で入渓し、別ルートから登ってるチームと樋の沢上流で合流。私のモタモタで予定よりかなりオーバーしての到着だったけどベテランさん達の手厚いサポートと別チームの皆さんの温かい出迎えで涙出そう。 テン場はもう既に整えられ、食事も作って待っててくれ、こんな山奥なのにビールやワイン、日本酒、ウイスキー、梅酒まであり。つまみもたっぷり。沢山の食料や装備を運んでくださった皆さんに本当に感謝。 私のダメダメな今日の山行を労って貰いながら、焚き火を囲んでの宴は最高に美味しくて楽しかった。疲れた身体にアルコールも染みる。 寝床はタープの下にシュラフでごろ寝でしたが、疲れていたからか、あっという間に朝までぐっすり。 次の日は天国のナメと言われる大行沢を少し下り、途中から登山道で下山。 初めての泊まり沢は、とてもクタクタで苦しい場面も多々あったが、焚き火を囲み、自然の中で沢音を聞きながら目覚める、そして大自然の中でどっぷり過ごし、人の優しさもたっぷり感じた。思い返すと楽しく、また行きたいなと思っている自分。 ご一緒してくださったメンバーに大感謝の楽しい山行でした。 【備忘録】 (今回の個人装備)ザックグレゴリー43リットル 沢靴フェルト底、スパッツ、ネオプレーン靴下、膝当て、カッパ、ハーネス、ロープスリング60cm✕3、輪付きスリング120✕1、ATC、アッセンダー、空カラビナ✕3、ナイフ、笛、ヘルメット、チェンスパ、ココヘリ、浄水器、2リットル用水タンク、ナルゲンボトル、防水内袋、カメラ、高度計付腕時計、バッテリー、携帯、地図、食料、行動食、防虫ネット、携帯トイレセット、ヘッデン、バッテリー式ランタン、シュラフ、シュラフカバー、マット、食器一式、薬キット、日焼け止め、ヒル避けスプレー、メガネ曇り止め、着替え、ダウン、スリッパ、帽子





