高水山・岩茸石山・惣岳山(東京,埼玉)
2026.08.04 (火)日帰り
『苦手なもの』
齢(よわい)70有余年、この歳になっても未だ苦手なものが少しある。
人との会話、スマホの操作に電車の乗り換え、韓国海苔と辣韮(ラッキョウ)、それに笑顔。
加齢と共に滑舌(かつぜつ)が悪くなり、次第に呂律(ろれつ)も怪しくなって会話が苦痛になって来た。年月が経ち、歯が幾つも欠けてしまったことが原因のひとつで、そのうち総入れ歯になりそうな嫌な予感しか無い。そんなことが原因かどうかは知らんけど、会話がいつしか苦手になって逃げ込むように何処の山へ潜り込んでいる。
はて?これは現実逃避なのか?
現実逃避とは、今感じている不安やストレスから一時的に目をそらし、頭の中で空想したり何かに没頭したりする心の動きを言うらしい。たかが滑舌くらいで逃げ込む山は、もはやヘルスケアの場所を離れて弱さを露呈し引き篭もりの場と化している?
んなことは無い。
登山は「現実逃避」にも「現実と向き合う時間」にもなり得、その人の心の状態や目的で変わるとも言われ、私の場合は後者の方か逃げてる場合じゃないと試練の山に行ってる・・・はずだ。
毎週通う山、筋肉萎縮でリハビリ始めてはや6年が経ち、暴挙の登山もやっとここまで歩けるようになったと安堵に胸を撫で下ろしている。そんな気持ちがあってかどうか、少しづつ山を楽しめるようになり、修行を離れて自然に溶け込んだりをしている。時には森の木々に手を触れて、時には見上げる空に手を広げ縮んだ心を緩めて深く息を吸ってみる。
こんな時の気持ちをスマホで写し込もうと自撮りをやってみるが、どうにも上手くない。目線が違うし笑顔にさえもなってないのは致命的。おちょぼ口で口角が上がらず、気持ちほど笑えていないのが原因だが、この歳で今更自撮りをやろうとは夢にも思わず試練は山歩きばかりじゃないようだ。
そんな笑顔のために、「イ」の口作り口角引き上げ繰り返し、今日もいつものように山に行く
棒ノ折山である
この山は、筋肉萎縮で歩けぬ足を引き摺りながらに通い続けた山域の山、リハビリ目的暴挙の登山も早6年が経ち、終わりが見えぬ試練の先の希望を託す山。鎌倉時代の武将「畠山重忠」が山越えで使っていた石杖がこの地で折れたのが山名由来で、心が折れるほどに通い続けてみるかと抗いながら少し以上の無理をする。
計画は青梅市成木の高水山表参道から高水三山を登り、黒山を経て棒ノ折山を目指し、下山は黒山から小沢峠へ戻る周回コース、行程16.5kmコースタイム9時間の中級者向け、5時間台の高めを目指してリハビリしながら楽しんでくるつもり。
朝6時少し前、猛暑予報の暑さに向かい高水山表参道から登り始めて行く筈だったが予期せず降り続く雨、湿度高めで急な参道を歩き始めて間も無くから汗が吹き出し息も辛くなる。そんな山道を、少し無理して体を虐めるように登り続けたその先に、今日に目指した頂きがある。
棒ノ折山である。
活動詳細は、今回も画像とキャプションをご覧下さい。
ふりかえり
テンクラAの晴れ予報、天気図見ても雨雲レーダ調べても間違い無いほど晴れ予報の筈が、出掛けて間も無くから降り続ける雨。そんな条件でも高めの目標目指して歩いて来た。残念ながら過去一のタイムの更新にはならなくとも、こんな天気でもそこそこな歩きが出来たと満足をしている。また今週も雨の日だったが、こんな日も良いもんです。