乗鞍岳(岐阜,長野)
2026.07.27 (月)2日間
日本の活火山で第3位の高峰である乗鞍岳は、今や畳平から日帰りで登れる大人気のお山です。
とは言えども3000m超の高山。ふと紙地図を広げると、乗鞍岳ってホントは裾野がとてつもなく広く、麓の方から登り上げる登山道がいくつもあり、大きな山体なんだと改めて認識しました。
その中でも、剣ヶ峰から南西方向に延びる千町尾根(せんちょうおね)は、国内最大級と言って良い緩傾斜の溶岩台地が地形図から読み取れ、賽の河原や高天原といった絶景ポイントによくある名前が記されており、立山の弥陀ヶ原のようなイメージが思い浮かびました。これはもしかすると、隠れた絶景ルートなのでは…?
そんな千町尾根ですが…近年は荒れ放題で猛烈な笹藪漕ぎ…立ち入る人が少なく…情報が少ない。正直二の足を踏んでいましたが…なんと?笹藪が刈り払われたとの情報を見聞きしました。最早、居ても立ってもいられなくなって、とうとう十数キロに及ぶ長大なルートに足を踏み入れました。
剣ヶ峰南側の岩場を巻いて千町尾根に降り立つと、高天原を見渡す一面のお花畑が広がる。時折歩きにくいゴーロを乗り越え、雪渓が消えたばかりの賽の河原にはチングルマが咲き乱れる。長いハイマツ帯はキレイに刈り払われ快調に抜けると、今度は広大な千町ヶ原と呼ばれる高層湿地帯に入る。
千町尾根は途中、で二手に分岐。少なくとも明治時代から登山道が存在し、登山者安全祈願のため88か所に176体の仏像が置かれたとされる青屋道を左に見送る。
右に進むと山と高原地図で破線扱いの丸黒尾根に乗り、千町ヶ原から丸黒山までの笹藪やキツめのアップダウンをこなしていきます。かつてはここが核心部だった模様ですが、多少の藪深さは残るものの、通過に支障はなくなってました。
非常に残念なことに、天気図確認からの、天候を大きく読み違えてしまい、なかなか悪条件の山行になってしまいまして、2日間ずっと雨具着っぱなし、眺望もほぼ見られませんでした。
御嶽山、中央アルプス、穂高岳を見渡す大眺望は体感出来ず。また丸黒山頂上からは本来ならば雄大な乗鞍岳眺望があります。
しかし、高山ならではのお楽しみが全部入りな千町尾根ルートのポテンシャルの高さは十分に感じられました。交通機関があまり良くないエリアですが、可能ならいつか千町尾根の麓側から登りで(出来れば青屋登山道で)リベンジを果たしたいと思っています。
公共交通機関メモ
行き帰りともに新宿〜平湯温泉バスターミナル間の高速バスを利用
千町尾根登山口の乗鞍青少年交流の家バス停は1日1便要予約(前日17時まで電話)
https://www.city.takayama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/686/202504takayama.pdf
今回は登山口からさらに2時間歩き高山〜平湯間の寺田前バス停を利用し平湯温泉バスターミナルへ移動しています
(最寄りバス停は寺田前ではなく日面です。実は計画段階でミスったため20分程余計に歩いてしまいました)