11:43
20.6 km
1512 m
秘境の地/クマゴヤ
白草山・寺田小屋山 (岐阜, 長野)
2025年03月08日(土)〜09日(日) 2日間
秘密の登山倶楽部24年度雪山プログラムの第9弾。 テーマは ~秘境の地~ とし、積雪の少ない西俣山東陵の県境に謎めいた「クマゴヤ」なる地がある。 果たして「クマゴヤ」とはどのような場所なのか、人の入らない秘境の「クマゴヤ」を訪ねつつ岐阜県境を繋ぐ。 《白草山登山口~P1571県境》 今回のルートは3パターン考えられた。 距離も短く林道歩きが長いことから 1.日帰りの一気通貫 2.クマゴヤ宿泊のピストン 3.クマゴヤ宿泊の一気通貫 1は雪の状況次第で大変なことになる。 2は激藪だった時に同じルートを戻る士気が上がらないのでは。 3が一番安全でゆったりできるので3を選択した。 最新のレポでは白草山駐車場までクルマが入らないのは分かっていたが思っていた以上に標高を稼ぐことが出来たのは助かった。 白草山、寺田小屋山分岐から寺田小屋山方面の林道へ足を向けるがトレースはなかった。 雪の状態はカリカリでツボ足でサクサク歩ける。既に残雪期の様相だった。 寺田小屋山登山口をいつの間にか通り過ぎP1381鞍部への谷から林道を離れて登る。 林業用の作業道があると情報だったが雪で埋もれたのか見つけることはできなかったが藪もなく稜線へ出た。 鞍部でワカンを装着。ツボで歩けるのだがクラスト気味で滑り落ちるよりワカンの爪を効かせる事にした。 樹林帯を抜けると風が強く右の手袋のアウターが紛失してしまうというトラブルが発生。 20分ほど探すが見つからず諦めて先へ行くことにした。 P1571を通過し県境へ到達。高森山方面を見て日面谷方面へ県境を歩きだす。 《P1571~クマゴヤ》 ダケカンバ、カラマツ、ヒノキ、ブナ、サワラだろうか自然のままの木々の隙間を縫って歩いて行く。強烈なアップダウンもなく多少桧に邪魔されつつもスムーズにP1533へ。 ほぼ水平道を歩きクマゴヤへ到着した。 風が強く寒いので西側の稜線の風下でテントを張って今夜の寝床を作ったが🤖の強い要望で「西俣山」へ散歩に付き合わされる┐(´д`)┌ヤレヤレ 《クマゴヤ~西俣山》 先週と全く違う雪のコンディションで到着時間がすこぶる早くなったのでP1533西陵の「西俣山」へ午後のお散歩。 歩いてきた雪の県境を少し戻り西俣山稜線へ乗り換える。 急な山腹を下り鞍部まで一気に標高を下げる。 標高が1400m切る付近では笹が少し頭を出す場所もあった。 P1484付近からは「寺田小屋山」の裏側(北側)や空谷山の裏側(東側)の普段見る事のない山容が見れたのは貴重な体験であった。 西俣山山頂は約1年半前の再訪であるがこんな藪山に2度も訪れるとは自分でも驚きである。 《クマゴヤ~P1426》 テントへ戻りビールを飲みながらまったりと過ごす。 県境歩きは時間と距離の戦いだが今回はゆとりある行程と雪のコンディションで時間を持て余した。 翌朝の冷え込みは予想ほどはないが新雪が5㎝ほど積もっていた。 クマゴヤから小さな尾根を下ると御嶽山が正面でドン!と我々を迎えてくれた。 桧の深い森には笹藪が頭を出していてワカンが引っ掛かるが激藪を歩くと思うと雲泥の差である。 暗い桧の樹林からカラマツの明るい森へ入り最後の登り返し。 P1426に到着すると思いのほか眺望の良い場所で 自分が以前来た時とは大違いであった。 時間も早く到着できたので30分ほどまったり過ごして下山を始める。 《P1426~デポ地》 P1426からの北尾根を下りるのは前回歩いて失敗したので山腹を下りると決めていた。 急な斜面で時々クラストしているのでワカンを外してツボで下りる事にした。 アイゼンは不要と思い持ってこなかったのが失敗であった。 急な斜面であったがなるべく緩斜面を探しながら下り無事に林道の狙いのポイントへ着地出来た。 先週歩いた蛇ダシ谷からの自分のトレースと合流し「クマゴヤ小屋」をチェックするために注意深く歩いたが小屋は跡形もなくなっていた。 《総括》 雪のコンディションが良かったので日帰りでも行けたが2日目の眺望に感動したので良かった。 人の入った気配が全くしないのは椹谷山付近同様で秘境と呼ぶにふさわしい場所であった。 わらびーず(危険な思想を抱く非営利組織)として岐阜県境を少し歩きました。 該当区間❝P1571~P1426日面谷源頭❞ クマゴヤという表記のある地図は以下となります(林野庁の地図です) 岐阜側の地図 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/sinrinkeikaku/attach/pdf/kokuyurinzumen-1323.pdf 長野側の地図 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/sinrinkeikaku/attach/pdf/kokuyurinzumen-1319.pdf クマゴヤの名前の由来は岐阜側の地図を見ていただくと分かりますが 蛇ダシ谷西側P1393北側の谷を「熊小屋谷」といい、ここから来ているのだと思われます。
