04:36
12.2 km
552 m
セツブンソウから梅まで岡山市と赤磐市の3月初旬の風物詩 位王山~天津神社~鴨常普神社~大目山
大目山 (岡山)
2026年03月01日(日) 日帰り
【3月初旬のセツブンソウ】 活動を開始する前にセツブンソウ<写真01~05>を見に行くことにしました。 セツブンソウは、キンポウゲ科の多年草で、まさに節分の時期に白い花を咲かせる山野草です。 岡山県版レッドデータブック2020によると、準絶滅危惧種に指定されています。 地元の方々により管理・保護されている有名な自生地もありますが、岡山市内某所の群生地はそれほど知られていないようです。そのため、場所は伏せました。 セツブンソウの花弁のように見えるのは萼で、通常は5枚ですがたまに八重もあります。ここは八重は少なく、一部、6枚以上のものがありました。 2日前の雨の影響なのか、少し透き通って見える萼が多かったです。 黄色いのは花で、ほとんど蜜腺だけになっており花の体をなしていません。また、その内側には、多数のおしべが並んでいます。 葯は青く、黄色い蜜腺状態の花と相まってとても美しく見えます。〇摩呂さんの言葉を借りるなら「まるで自然界の宝石箱や😍」といったところでしょうか。 ここは3月になってから見頃を迎えることが多いのですが、今年は少し早かったようです。見た限りでは白い花粉が出ているおしべばかりでした。 めしべが白、茎が黄緑色の株をシロバナセツブンソウと呼ぶことがあります。帰宅後に写真を確認してみると、<写真05>の左下のほうに茎が黄緑色の株が写っていました。 気づいていなかったのでめしべの色は確認していませんでしたが、可能性はあると思います。 今年初めてのセツブンソウ、しかも、初めてシロバナらしき株を観賞できて、いきなりテンションがMAXとなりました😍 【位王山プチ冒険コース】 位王山(いおうやま)の頂上<写真13>周辺には地形図上の道がなく、他の方の山行記録も少ないので、久しぶりに出たとこ勝負のプチ冒険となりました。 国道484号線から位王山(いおうやま)西側にある地形図の実線の道に入りました。わだちがありますが少しぬかるみかけています。 おそらく、この道は常時湿っているのでしょう。おかげで、ヤマネコノメソウ<写真09>がところどころ見られました。 曽呂木川砂防ダムの池<写真10>の南西、標高140m辺りでコンクリートの小さな橋を渡ると小石がゴロゴロしてきました。 実は、今回はこの東の地形図の実線の道から登る予定だったのですが、前回同様にこの道を登ってしまいました。涸れ沢をまたぐ辺りで気づいた連れ、「なんや、デジャブやなかった。」😅 標高180m辺りでつる性植物のトンネルをくぐりましたが、しばらくは大丈夫でしょう。 ホオノキ実<写真11>撮影地点辺りから小石はなくなり、歩きやすくなりました。 標高250mを過ぎると地形図の実線の道はUターンし標高264.2m三角点「曽呂木」方面に向かいますが、左折しステップを上って少し進むと位王山(いおうやま)南西分岐<写真12>に出ました。 ここは四辻で、右折すると標高264.2m三角点「曽呂木」方面、直進は標高206.9m三角点「桂山」方面に向かうのだろうと思います。 木が茂って雰囲気がよかったので動画や写真を撮り、今回は左折しました。するとすぐに平成5年度事業計画林の看板がありました。 ここからは細道のこともありますが明瞭で、すんなり位王山(いおうやま)頂上<写真13>に到着しました。 位王山頂上は少し開けていますが展望は効きません。すぐに出発しました。 位王山(いおうやま)頂上<写真13>からは広い道がしばらく続き、たまに境界標柱のような小さな石柱がありました。 位王山(いおうやま)北東の270m峰周辺で少し北から北東寄りに逸れてしまったようですが、普通に歩けすぐに復帰できました。 標高255m辺りからは落ち葉が積もって崩れやすい急斜面を下りました。土が崩れてきますが踏みとどまれますし木をつかめるので、登りよりも下りのほうが楽です。 標高205m辺りで左折しましたが、右にも道があるかもしれません。 標高190m辺りの地形図実線の道南端は四辻で、直進は地形図実線の道に入り国道484号線に下りられます。 今回は右折するとすぐに切り通し<写真14>がありました。明瞭な広い道が舗装道路まで続く予感😊 「これ、宇梅(うばい)池(<写真17>)まで道あるなあ。」 二人でにんまりしましたが、そんなに甘くありませんでした😅 標高190m辺りから細く崩れやすそうな踏み跡をたどりました。南側は植林帯の急斜面で、そちらに下りる踏み跡を見た連れが 「ここ、踏み跡ある。そっち(東)行ったらあさってのほう行くで。」 「いや、それたいがいやで。地形図読め。谷や、谷から下りたらええねん。」 とりあえず無視してさらに東に進みました。東の植林帯に入れば歩きやすくなり、そこから地形図の実線の道に入れると思っていました。 しかし、踏み跡は次第に荒れ木の枝が邪魔になり始めました。足元も気をつけないと崩れそうです。 標高170m辺りでとうとう前に進めなくなりました。すぐ前には植林帯が見えているのですが、木の枝がごちゃごちゃして入れそうにありません。 幸い、下に細い踏み跡が見えたのでヤブ気味の斜面に突っ込み南西に下りました。崩れやすいのは相変わらずで、かき分けずに歩けるギリギリでした。 足元が見えるのはこの細い踏み跡だけなので迷いようがないはずですが、なぜか連れが後ろから「おーい。」と叫びます。置いていかれそうで不安だったようです。 飛行機雲&フォークの木⁉<写真16>撮影地点でやっと下り切り、もたつく連れの姿を確認しながら待ちました。 このすぐ先にピンクテープが落ちていました。ここからは細い砂利道で、砂防ダムの手前で細い踏み跡を上ると広い砂利道に入り、宇梅(うばい)池<写真17>を経て舗装道路に出られました。 【舗装道路沿い神社巡りから大目山へ】 宇梅(うばい)池<写真17>南の舗装道路に出ると、しばらくは神社や赤磐八十八ヵ所霊場などのパワースポット巡りが続きました。 天津(あまつ)神社<写真18~22>は社殿よりも境内にそびえたつ大木に惹かれました。 下調べしていなかったのですが、岡山市の天然記念物に指定されている土師方(はじかた)の公孫樹(いちょう)<写真20>は、一目でご神木だと思いました。 推定樹齢500年の割には細めでしたが、根がうねりながら伸びているのが印象的でした。 県内のミニ八十八ヵ所霊場は石仏だけの札所も多いのですが、赤磐(あかいわ)八十八ヵ所霊場<写真33,34,38,39>はお堂の中に石仏が祀られていました。 特に第二十四番札所<写真38,39>内部の装飾がきれいでした。 鴨常普(かもとこなめ)神社<写真45~48>のご祭神は天照大神(アマテラスオオミカミ)など十二神で、昔は十二社権現と呼ばれていました。 この小さな神社に十二神が祀られているだけでも強力なパワーを感じます。 大目山(おおめやま)<写真52>から引き返してくると、鳥居の側に車が3台停まっており、境内に人の姿がありました。地元の方々に大切にされている氏神様なのでしょう。 大目山(おおめやま)<写真52>は、南西麓の祠<写真49~51>から登りました。 祠の左(北西)から溝状の細道が続いています。歩きにくければ溝の上に上がっても大丈夫です。 この道は北寄りに進路を変えるまでは明瞭でした。そこから先は途中で少し逸れてしまったようですが、木の間を普通に歩けました。 頂上<写真52>は展望が効きません。ぐるっと周辺を動画に撮ったら方角を間違えたらしく、すぐに東に進んでしまいました。 来た道を覚えていた連れが「そっちちゃう。こっちや。」と珍しく正しいほうを指差したのですが、また寝ぼけたことを言っていると思い、無視して進みました😅 往路のルートに出るまでに少し迷いましたが、かき分けずに歩け無事に往路の明瞭な道に合流できました。 【春花が多く見られる3月は里歩きのベストシーズン】 この日の朝は、西高東低の気圧配置の影響もあり、最低気温が2℃とまるで厳冬期に戻ったような寒さでした。 しかし、天気は一日中晴れで風が弱いこともあり、午前9時過ぎぐらいから気温が上がるだろうと考えていました。 本日のコースも完全に影になる位王山(いおうやま)<写真13>と大目山(おおめやま)<写真52>の登山道を除き、舗装道路の里歩きコースでした。 3月ぐらいの里はちょうど活動しやすい気候で、かつ春花がたくさん見られるので、山行というよりも里歩きになりがちです。 前述のセツブンソウ<写真01~05>もそうですが、我々が春の訪れを最も肌で感じるのは、やはり春を代表する植物との出会いです。 ナガバタチツボスミレ<写真23>、オオイヌノフグリ<写真56>、アセビ<写真35>などの可愛い花が道沿いに見られました。 また、梅林<写真53>やホトケノザじゅうたん<写真55>などは見応えがありました。ウグイスのさえずりがあっちこっちで聞こえているのもよかったです。 春の到来を実感させるシーンが次々と目の前に現れ、うららかな春の陽気にウキウキと足取りも軽やかに山行を終えられました😊 さて、次回はどの花に会いに出かけましょうか。
