富士山(山梨,静岡)
2026.07.25 (土)2日間
富士山登山ルート3776を往復(通称ゼロ富士ゼロ)。海抜ゼロ→富士山頂(日本最高峰)を目指す登山ルートであり、詳細は公式サイトで参照可。
https://route3776.jp/
1日目:晴一時曇と雨
前日、旧東海道吉原宿にある鯛屋旅館(1682年創業)に前泊したが、お隣りが夜のお店で騒がしくほとんど寝られなかった。
1時間ほど田子の浦(起点)まで歩いてスタート。
前日にもう一つの起点、富士塚に立ち寄って、安全祈願とルート3776ゼッケンの入手を済ませていた。
田子の浦から、日の出前というのに既に蒸し暑いが、町中でも標高を稼けば、少し涼しくなったと感じる。
最後のコンビニ、セブンイレブン大渕八王子町店で水分補給、ここまでで結構な水を消耗していた。
集落を抜けて山中の舗装路を進むと、富士山の雪解け水が飲めるニノマルビレッジに到着。ここに最後の自販機がある。
水分補給して休憩していたところ、ルート3776登山者の男性にお会いし、その後暫くご一緒することに。
天照教社付近まで舗装路を歩き、そこから富士山麓山の村があった(今は更地)緑豊かな山道を登った。ここが村山古道ということを知る。
富士山スカイラインに合流、旧料金場で男性と別れ、双子山(二ツ塚)に続く水ヶ塚公園へ進む。色々とお話ができて楽しかった、感謝!
双子山には須山口登山道の一部らしい樹林帯を抜けて登っていく。人気が無く静かな樹林帯で、落ち着いたハイキングができた。
途中から唐松林の森林限界になり、双子山上塚の直登は砂走りのような砂利道で脚を消耗した。
その後に下塚へ下り、ここから御殿庭を通って富士宮口五合目まで登ったが、疲労でとにかく辛かった。双子山は追加しない方がよかった哉。
富士宮口で受付を済ませて登り始めると、雷を伴う大雨に遭った。もう少し早く山荘に着いてればと後悔したが、雨上がりの景色が美しく気持ちは和らいだ。
御来光山荘に到着。普段登山しない方も宿泊しているためか、遅い時間でも静かにならなかった。この日もあまり寝られなかった。
2日目:晴のち雨
山小屋が早朝出発する登山者で騒がしい、時間を見るとなんと23時過ぎ。早過ぎたため、もう一眠り。
1 時半過ぎに目が覚めて出発準備を始めたが、既に8割方が出発済み。
山頂での御来光が一番の目的なら、山頂待機は寒くても念のため早めに発つのだろうか。
2時過ぎに出発。
富士宮ルートは登山口から頂上までの最短コースで、傾斜がある箇所もあった。それだけ高山病のリスクが他ルートより高いかもしれない。
山頂付近で日の出となり、美しい御来光や影富士が観られた。剣ヶ峰のみ渋滞で待たされた。
お鉢巡りでは、噴火口に徐々に御来光が指す景色や山頂から眼下に広がる雲海をじっくり堪能した。
当初は須走ルートで下る予定だったが、往路で知り気になった村山古道を通るため、富士宮ルートに変更。古道好きなら通らない理由はなかった。
村山古道は最古の修験道で、村山浅間神社を起点に、富士山頂を目指す歴史ある古道。
完全な原生林では無いようだが、過去の伐採跡や自然林の再生が進み、今では苔むした美しい自然林は原生林の趣きを残すという。
五合目の富士宮口を境に、草も生えない砂礫帯から南アルプスのような苔むす深い森に急変して驚いた。
富士山登山といえば砂礫と溶岩という印象ががらりと変わった。ルート3776の思わぬ副産物だった。
天照教社付近まで村山古道を下り、以降は吉原宿まで往路の舗装路を辿る。
町中に出ると、直射日光が避けられない時間帯で、あまりの暑さに眩暈もあった。深部体温が上がり、熱中症手前の危険な状態だった可能性も。
吉原宿に到着すると雷を伴う大雨に遭い、屋根付き商店街のシャッターが下りたお店の前に座り、30分ほど雨が弱まるのを待った。
雨は一時的に弱まったが、富士塚付近で再び大雨になり結局ずぶ濡れになる。吉原駅から東京に帰ったが、大雨で電車がかなり遅延していた。
ルート3776の往復を振り返ると、山頂まで行きどこかの登山口に下り最終バスで帰る片道(ゼロ富士)だけなら、1日でも可能だろう。
たまにスタート地点まで戻る(ゼロ富士ゼロ)を1日でこなす健脚やトレイルランナーの猛者がいて、とても真似できないなと感じた。
他にも、富士山では登山口より標高が低い所で、緑豊かな村山古道のような登山ができることも知った。
ルート3776を歩いたからこその新たな発見もあって良き思い出となった。