厳冬期・東芦見尾根
毛勝山・釜谷山・猫又山
(富山)
2026年02月17日(火)〜18日(水)
日帰り
難稜・東芦見尾根から厳冬期の猫又山を目指す。
※おおよそ冬期バリエーションルートです。
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昨年(2025.3.18)は、ドカ雪直後のラッセルと時間制限で、苅安山の先P1827までとなった。
もう一度白山(ロング)の実行を考えてたが、気乗りしない天気だったので、
この機会にとリベンジに乗り出した。
本ルートは一見なだらな稜線に見えるが、雪庇が持続する長い尾根と、換装に悩む大なり小なりの急登が複数存在する。
核心部となるのは苅安山~鬼場倉ノ頭を繋ぐP1827-EL.1900m前後の区間。
北へ南へと、雪庇のせり出しが交差する細尾根ナイフリッジのアップダウンを繰り返した後に、
高低差約70~80m、北は雪庇の断崖絶壁、南は(恐らく)ヒドゥンクラックと谷底まで切れ落ちる、登り稜線の雪壁が立ちふさがる。
雪が落ち着く残雪期に通過しようと思えば、クラックや雪切れでルートを阻まれそうな、なんとも気難しい地形である。
鬼場倉ノ頭を乗り越えるとそこに広がるのは、大波が畝るような大猫山の大雪原。
剱岳北方稜線と、鹿島槍ヶ岳の稜線の重なる眺望がすばらしく、
後ろを振り向くと、夜景から夜明けに向かう富山湾と、真っ赤なモルゲンに染まる白山が正面にドン‼️
何より間近で見る剱岳の景観が圧巻で、東芦見尾根の雪原から眺めるロケーションに言葉を失った。
残雪期に別ルートから大猫山へアクセスすることもできるが、
長い稜線から詰めて到達するからこそ、価値を感じる景色だと感じました。
剱岳北方稜線から派生する尾根の中では随一の景観だと思ってます。
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時間との勝負だった。
前日は家事と子供の面倒を見てから出発し、山行当日は子供を迎えに行く。
そのため、前回同様にスタート・ゴールの時間が限られているのと、
日本海上を北上する低気圧の影響で、午後から夕方にかけて天候が急変する可能性があり、天気が崩れる前に樹林帯まで戻りたい。
スノーシューを履いて20cm以上沈むような歩行が続く状況だと、時間が足りず、昨年同様に途中でUターンとなる。
ザックの重量(スノーシュー込)を11-13kgくらいまで軽量化すればかなりスピードアップできるが、雪山の孤島リスクを考えるとやっぱり減らせない。
日曜の陽気で雪が締まっていることに賭けることにした。
下山時刻の上限を16時とし、地形毎のペース配分をわけて計算した結果、Uターンのタイムリミットは計算上では8時30分。
想定では、薄明の時間から難所攻略にとりかかり、鬼場倉ノ頭に到達する頃に日の出となれば、
タイムリミットギリギリで猫又山に登頂する予定だった。
最初の登り上げピーク・土倉山までトレースがあったのは嬉しい誤算。
恐らく、4日前(土曜)に登られた方々だと思うが、消失しかかっていたけど、トレースのおかげで時間を巻くことができました。ありがとうございます🙏
土倉山から先はノントレース。
ツボではズボるが、目論見通りにスノーシューを履けばラッセルにならない程度に締まっていたので、ここでも時間を巻くことができた。
想定以上に早く進行し、難所はブラック通過となったが、スマホの露光撮影で地形を把握して、時間をかけて慎重に通過。
雪がかなり安定していたので、
復路は、ピストンから大ブナクラ谷下降への周回に計画を変更する。
結果、予定よりかなり余裕をもって下山することができました。
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◎P1827で引き返した2025年の山行
https://yamap.com/activities/38490804
◎18日の気温(予報値)
・日の出前:-15℃、西南西9m/s
・日中:-8℃、西南西11m/s
※東芦見尾根は大平山あたりから続く稜線を指すと思ってますが、そこから猫又山まで繋げる時間的都合をつけることができないため、便宜上、東芦見尾根を踏破したということにさせていただきます🙏