深南部 1日目 名飯旅No.17 和田〜笹平
池口岳・加加森山・光岳
(長野, 静岡)
2022.10.11(火)
日帰り
森山・青薙・鶏冠山
名飯旅❣️再開しました。
ということで、熊襲われ話、入院編をやっていきたいと思います。
その20 新人救急隊員
タオル君の代わりに右腕と顔に包帯を巻かれて、体裁が整う。
その手際の良さはさすがだ。
包帯を巻かれたら、なんとなく安心した。
ストレッチャーに乗せられ、警官と地元の男性がこちらを心配そうに見ている。
「落ち着いたら、連絡入れてね」と警官から名刺を渡された。
警察に出頭しなくてもいいのか…。
電話連絡だけならなんとかできそうだな。
救急車に乗るのは、3回目。
最初は5歳の頃、タクシーにはねられて。
二回目は、板○本町料金所で清掃作業中に、作業員が癲癇で倒れて、その付き添いで…。
その人は回復後クビに…。
僕が班長だったので、上司の指示でクビを言うのも僕の役目。
20代で中間管理職の苦労を知った。
救急車の荷台にストレッチャーが送り込まれ、ゆっくりとドアが閉まる。
もう逃げられない。
もうクビは決まったようなもんだ。
なぜかストレッチャーが傾き、ずり落ちそうだ。
胸には心拍数を測るための装置を取り付けられ、左指に脈拍を測るものを挟まれる。
僕の横で付き添っている救急隊は、新人のようで、「ちゃんと脈拍測っているのか~?」っとベテランの救急隊に怒鳴られている。
救急車の中はどんよりと重たい空気が立ちこめていた。
「痛いくないですか?」「苦しくないですか?」
と新人救急隊は、何度も同じ質問をしてくる。
「大丈夫ですよ」と返答するのがだんだん面倒になってきたので、「異常があったら言いますから大丈夫ですよ」と言うと新人救急隊は少し困った顔をする。
そうか、職務上、患者に声をかけていないといけないのか…?
「ちゃんと脈拍測っているのか~?」と運転席のほうから怒号が飛んで来る。
「脈拍は正常です」
「もっと大きな声で言えよ~!」
「脈拍は正常です」
だんだん新人救急隊が可愛そうになってきた。
軍隊みたいに怒鳴らなくたっていいじゃないか…。
昔からの伝統が続いているのかな?
大変なのはわかるけど、もっと楽しく救命救急しようよ~。
と心の中で叫ぶ。
あまりにも重苦しい雰囲気で逃げ出したくなってきた。
患者が救急隊を心配してしまう救急車って正直どうなの~?
頑張れ新人君、負けるな新人君!
その21へ続く…。(おそらく深南部2日目?)
久しぶりに天気の良い日が四日間続きそうなので、雨飾〜妙高の縦走でもしようと思い、カレーうどん12個、プロテインバー8個をザックに詰めて準備した。
明日出発か、今日出発かうじうじ悩んでいるうちに14時になり、慌てて出かけることに〜。
武蔵野線に飛び乗って、またしてもうじうじ悩みだす…。
まてよ?
深南部ってそろそろ行っとかないとやばいんじゃない?
来週は山の予定も入っているし、今を逃すと深南部は、来年になりかねない…。
うーーーん。
うーーーーーん。
悩みに悩んで、調べてみると、平岡からバスがあるらしい。
飯田でステーションビバークすれば、バスに間に合う✨
これは神の啓示かーー?
汝、深南部へ行けー❣️
と言われているような気がして、急遽雨飾から深南部へと予定変更。
ほんっとに優柔不断だよなあ。
自分の性格が情けない…。
初日は、和田から森山ピストンして、バリで青薙へ登って一泊。
こうすると、徒渉しなくて済みそうなのだ。
シャクナゲ沢コースは徒渉必須らしい。
序盤で足を濡らすリスクは避けたい😅
2日目、池口岳往復して水場のある笹平泊。
3日目、鶏冠山を経由して中ノ尾根山を往復して、平森山泊。鶏冠山〜朝日山は、水場が無さそうなので笹平から4L運ぶ。
4日目、平森山から水場のある青崩峠泊。
5日目、青崩峠から熊伏山経由で平岡駅へ下山してゴール✨
こんな計画をぼんやりと頭の中で組み立てた。
スマホをいじりまくって、深南部縦走のYAMAP日記も参考にして、大いに役立った。
昔は、電車の中で計画とか、信じられなかったけど、ほんとに便利な世の中になったものだ。😆
こうして、岡谷で中央本線を下車して、改札員に岡谷〜平岡の切符で二日間有効で途中下車できますか?
と尋ねるとできるとのこと。
自販機のやり方を教わって切符を購入✨
いつにもまして、危なかっしい山旅がはじまった^_^