10:08
14.4 km
2162 m
深南部 1日目 名飯旅No.17 和田〜笹平
池口岳・加加森山・光岳 (長野, 静岡)
2022.10.11(火) 日帰り
森山・青薙・鶏冠山 名飯旅❣️再開しました。 ということで、熊襲われ話、入院編をやっていきたいと思います。 その20 新人救急隊員 タオル君の代わりに右腕と顔に包帯を巻かれて、体裁が整う。 その手際の良さはさすがだ。 包帯を巻かれたら、なんとなく安心した。 ストレッチャーに乗せられ、警官と地元の男性がこちらを心配そうに見ている。 「落ち着いたら、連絡入れてね」と警官から名刺を渡された。 警察に出頭しなくてもいいのか…。 電話連絡だけならなんとかできそうだな。 救急車に乗るのは、3回目。 最初は5歳の頃、タクシーにはねられて。 二回目は、板○本町料金所で清掃作業中に、作業員が癲癇で倒れて、その付き添いで…。 その人は回復後クビに…。 僕が班長だったので、上司の指示でクビを言うのも僕の役目。 20代で中間管理職の苦労を知った。 救急車の荷台にストレッチャーが送り込まれ、ゆっくりとドアが閉まる。 もう逃げられない。 もうクビは決まったようなもんだ。 なぜかストレッチャーが傾き、ずり落ちそうだ。 胸には心拍数を測るための装置を取り付けられ、左指に脈拍を測るものを挟まれる。 僕の横で付き添っている救急隊は、新人のようで、「ちゃんと脈拍測っているのか~?」っとベテランの救急隊に怒鳴られている。 救急車の中はどんよりと重たい空気が立ちこめていた。 「痛いくないですか?」「苦しくないですか?」 と新人救急隊は、何度も同じ質問をしてくる。 「大丈夫ですよ」と返答するのがだんだん面倒になってきたので、「異常があったら言いますから大丈夫ですよ」と言うと新人救急隊は少し困った顔をする。 そうか、職務上、患者に声をかけていないといけないのか…? 「ちゃんと脈拍測っているのか~?」と運転席のほうから怒号が飛んで来る。 「脈拍は正常です」 「もっと大きな声で言えよ~!」 「脈拍は正常です」 だんだん新人救急隊が可愛そうになってきた。 軍隊みたいに怒鳴らなくたっていいじゃないか…。 昔からの伝統が続いているのかな? 大変なのはわかるけど、もっと楽しく救命救急しようよ~。 と心の中で叫ぶ。 あまりにも重苦しい雰囲気で逃げ出したくなってきた。 患者が救急隊を心配してしまう救急車って正直どうなの~? 頑張れ新人君、負けるな新人君! その21へ続く…。(おそらく深南部2日目?) 久しぶりに天気の良い日が四日間続きそうなので、雨飾〜妙高の縦走でもしようと思い、カレーうどん12個、プロテインバー8個をザックに詰めて準備した。 明日出発か、今日出発かうじうじ悩んでいるうちに14時になり、慌てて出かけることに〜。 武蔵野線に飛び乗って、またしてもうじうじ悩みだす…。 まてよ? 深南部ってそろそろ行っとかないとやばいんじゃない? 来週は山の予定も入っているし、今を逃すと深南部は、来年になりかねない…。 うーーーん。 うーーーーーん。 悩みに悩んで、調べてみると、平岡からバスがあるらしい。 飯田でステーションビバークすれば、バスに間に合う✨ これは神の啓示かーー? 汝、深南部へ行けー❣️ と言われているような気がして、急遽雨飾から深南部へと予定変更。 ほんっとに優柔不断だよなあ。 自分の性格が情けない…。 初日は、和田から森山ピストンして、バリで青薙へ登って一泊。 こうすると、徒渉しなくて済みそうなのだ。 シャクナゲ沢コースは徒渉必須らしい。 序盤で足を濡らすリスクは避けたい😅 2日目、池口岳往復して水場のある笹平泊。 3日目、鶏冠山を経由して中ノ尾根山を往復して、平森山泊。鶏冠山〜朝日山は、水場が無さそうなので笹平から4L運ぶ。 4日目、平森山から水場のある青崩峠泊。 5日目、青崩峠から熊伏山経由で平岡駅へ下山してゴール✨ こんな計画をぼんやりと頭の中で組み立てた。 スマホをいじりまくって、深南部縦走のYAMAP日記も参考にして、大いに役立った。 昔は、電車の中で計画とか、信じられなかったけど、ほんとに便利な世の中になったものだ。😆 こうして、岡谷で中央本線を下車して、改札員に岡谷〜平岡の切符で二日間有効で途中下車できますか? と尋ねるとできるとのこと。 自販機のやり方を教わって切符を購入✨ いつにもまして、危なかっしい山旅がはじまった^_^