県境歩き 愛知岐阜編5(かさはら潮見の森~三国山・深山)
岩巣山・三国山・折平山
(愛知, 岐阜)
2022.04.02(土)
日帰り
県境歩きを始めてから、どんどんマニアックになっていく自身の山歩き。
今回は風邪からの病み上がりだったので、早朝4時起き必須の鈴鹿は自粛。
ならばと、近場の県境を歩いてきました。
愛知岐阜の県境でなんとか歩けるのではないかと、あらかじめ目を付けておいたルートです。
かさはら潮見の森からスタートして県境の真上または県境沿いをひたすら歩いて三国山の山頂へ。
県境の真上を歩こうとしても地形的に無理だったり、笹や木の枝の漕ぎ漕ぎに気力を無くしたりと、そう簡単ではありませんでしたが、なんとか県境に沿ってトレースはできました。
往路の道なき道にかなり時間を費やしてしまったたのでピストンは諦め、復路はアスファルトの林道をメインに歩いて帰還。
三国山は車でも来れる山頂なので人は居ましたが、このルートで行きと帰りの道中に誰かと会うのはさすがにあり得ませんでした。
病み上がりで心身ともに調子がいまいちだったためか、達成感とかおもしろみとかを感じることも無く、ただ歩いてきただけの感覚。
それとも、これくらいでは刺激が足らなくなってきたのか?
そんなにマニアックを追求しなくてもいいのに、と思えてきました。笑
いい意味では人との差別化、でも結局はこれが自己満足のネタでしかない、以下、活動記録詳細です。笑
先々週の木曜日から喉が痛くなり出し、金曜日の夜には悪寒が走り出しダウン。
土曜日はまったく起き上がることができずに一日中横に。
でも熱は無さそうで、検温せず。
日曜日はかなり回復してきたが、コロナの可能性もあるので自宅療養。
しかし、喉の痛みがひどいので、月曜日にかかりつけ医に。
かかりつけ医にはコロナ疑いで裏口から出入りして診察、処方された薬は薬局の人が駐車場の車まで持って来てくれるという特別扱い。
お騒がせして、ごめんなさい。
結局、コロナではなく普通の風邪だったので一安心。
隙あらば山へと思って休暇とした月曜日だっただが残念ながら休養。
抗生剤を服用すること5日間。
昨日、ようやく処方された薬を飲み終えたし、喉の痛みは消えてきたしで、翌日の山行を思案。
愛知岐阜県境を地図で追って、ほとんどの区間は一応破線があって行けそうなルート。
今までの経験上、破線や点線は当てにはならないが、行ってみなければ分からない。
自然に目が覚めるままに起きて出発。
1時間くらい走ってかさはら潮見の森入り口の看板まで。
着いたと思ったこの看板から駐車場まで、結構な距離を走った。
この森はかなり広大なよう。
きれいに整備された駐車場に車を停めて出発。
いきなり展望台が出迎えてくれた。
ここからは360度ビュー。
山という山は全部見える感じ。
いまから向かう方向の三国山には、なんかいろんな塔が立っていることを確認。
そういえば、昔車で行ったことあったな。
展望台を下りて、アスファルトの遊歩道を歩く。
この遊歩道は県境と並行ではあるが一致してはいないので、県境の真上に行ける道を探す。
するとありました、その入口が。
迷わず侵入したものの、道っぽかったその入口から進むとすぐに道は無くなり、いろんなものを漕ぐことになった。
こういうところに入り込むとすぐに方向感覚は無くなり、YAMAP頼りとなる。
なんとか県境に沿ってしばらく進むもこれはダメだと諦め、アスファルトの林道に戻る。
考えてみれば、こんないい道がすぐ横にあるのに、わざわざ歩いて踏み跡つけてく人なんか居ないわな。
この遊歩道は大洞湖までは続くが、以降、県境から離れていくので、再び破線のルートに入り込む。
何も目印がないので、この当たりと目星をつけて崖をよじ登ろうとすると、同じことをしたと思われる靴跡があった。
この破線ルートはほぼ県境に沿ってちゃんとした踏み跡が続く快適ルート。
ピンクテープもあってYAMAPを頼らなくても歩ける。
やがて幅の広い林道に出合う。
ここは各方面に分岐してるが、道標などという親切なものは無い。
もちろん自分は県境に沿って進む。
県境の真上は地形的に歩けそうにない。
この林道も岐阜県側にあって途中から県境から外れていく。
ここからなんとか県境を歩けないかと探ってみると、行けそうなところを発見。
完全に県境の真上を歩く。
ここは何かを漕ぐこともなく、県境を示す杭も所々にあったりといい感じ。
R363手前の沢まで降りてきた。
降りやすい場所を見つけながら降りてきたので、県境からズレてしまったが、まぁ仕方ない。
県境からズレたまま沢を渡って崖をよじ登りR363に出合う。
どこから向こう側へ取り付こうかと眺めてたら、ありましたよピンクデープが向こうの崖に。
R363を横断し、崖に取り付き、登りきると道らしき道があった。
この後はすぐに踏み跡なくなり、YAMAPにお世話になりながら、漕ぎ漕ぎしながら507ピークに到達。
この後も笹漕ぎしながら踏み跡があるような無いような破線ルートを進む。
昨日まで飲んでた薬の抗生物質がまだ体の中を巡回してるためか、何となく体が重く、調子が上がってこない。
もうここまでにしておくか、と一瞬頭によぎるも、気を取り直して急坂を登りきって625ピークへ。
こんなところにもちゃんとテープで印がしてあるのは、地元の有志の方が時には歩いたりしてるからだろうか、自分のようなもの好きな人がテープ持って歩いてるんだろうか、山仕事の人が使ってるんだろうか。
この後もひたすら笹漕ぎが続く。
笹ばっかりだが、何となく人が通ってかき分けられたような跡を辿る。
時にはその跡も見えなくなるのだが。
でも完全に県境の真上を歩いている。
やがて、左手に三国山の電波塔が見えてきた。
時すでに3時間以上、結構な時間がかかった。
そういえば、駐車場は16時半に閉まると看板があった。
間に合わなかったらどうなるんだろう、と心配の種がひとつ出てきた。
腹が減ってきたので、携帯基地局と思われるところでコンビニ高級おにぎり。
三国山はもうすぐだったので、こんなところで食べなくても良かったのだけど、少し焦り出してきた。
帰りの時間を計算しながら三国山を目指す。
もう普通のアスファルト道。
来た道をそのまま引き返すと、たぶんそのままの時間がかかりそう。
間に合うか間に合わないか焦りながら歩くのも精神衛生上良くないので、林道を経由して戻ることにした。
三国山の展望台からも360度の絶景。
先着2組、後着1組。
自分だけ山格好してるのは変に見えたかも。
少しだけのんびりして、長い長い林道歩きで引き返す。
R363の三国山展望台入口まで行き違った人はロードバイクで登ってきたひとりだけだった。
R363を少しだけ歩いて再び林道に入ると、あ、ここから県境に分岐したところだわ、に出合う。
もう道無き道を歩くつもりはない。
林道から深山のビークをゲットしてから来た道を戻り、大洞湖からは綺麗な遊歩道を歩いて潮見の森へ。
16時半を気にしていたのに、15時前に戻れてしまった。
病み上がりのせいなのか、いまひとつ達成感とかおもしろみとか感じられず、ただ歩いてきただけの感じだった。