飯豊連峰 烏帽子岳/大日岳/北股岳(倉手山登山口から石転び沢と門内沢)残雪期にどっぷり飯豊連峰縦走
飯豊山・大日岳・御西岳
(福島, 山形)
2026年05月06日(水)〜07日(木)
2日間
■天候
1日目:快晴
2日目:ガス→晴れ→ガス→快晴
■アクセス
山形県⇔R113⇔県道260号⇔倉手山登山口
■駐車場
倉手山登山口駐車場に15台位駐車出来ます。
■登山ポスト
駐車場に登山ポストと用紙があります。
YAMAPとCOMPASSでも提出。
■山行の主な装備
ザック(GREGORY BALTORO 65L)
冬靴(SPORTIVA NEPAL EVO)
シュラフ(NANGA UDD BAG 450DX)3シーズン
シュラフカバー(NANGA WATERPROOF SLEEPING BAG COVER)
フットウォーマー(mont-bell super dry-tec footwarmer ex800)
ピッケル(GRIVEL Monte Rosa 66cm、BLUE BIRD Blue ice 49cm)Blue iceは未使用
アイゼン(GRIVEL G12 EVO オートマチック)
チェンスパ(mont-bell)
ダウンジャケット(MAMMUT)
ハードシェル(mont-bell 一枚地+保温剤入りの2種)
グローブ(ワークマン薄手、TEMRES 02winter)
ヘルメット(GRIVEL)
トータル重量は15~16kg程度かと思います。
使用した手足頭の装備は以下
5/6
石転び沢は12本アイゼン+ピッケル+ストック+ヘルメット
烏帽子岳から御西小屋はチェンスパ+ピッケル+ストック
大日岳直下雪渓は12本アイゼン+ピッケル+ストック
5/7
御西小屋から烏帽子岳は12本アイゼン+ピッケル+ストック
烏帽子岳から門内小屋はチェンスパ+ピッケル+ストック
門内沢は12本アイゼン+ピッケル+ヘルメット
■ルート状況(2026/5/6-7時点)
駐車場から飯豊山荘までは約3.2kmのロード歩き。危険個所なし。飯豊山荘から温見平は約1.8kmの林道歩き。少し先の堤から登山道。所々にピンテあります。細い沢の渡渉がいくつかあるが既に雪融け水が豊富に流れています。1箇所雪渓の横断があり先をよく見るとピンテが見えます。婆マクレのヘツリは要注意なので慎重に通過しましょう。うまい水は看板まだ設置されていませんが豊富に出ていました。雪渓に出るのは滝沢出合い手前から。雪渓は1箇所既に穴が空いている所やもう少しで空きそうな所、クラックなどあります。梶川出合から暫く歩くと石転び沢出合い。既に出合いの大岩が顔を出していてビックリ。出合いから右が門内沢、左が石転び沢。レポ通り右岸側からのデブリが多数ありました。石転び沢は左岸、右岸どちらからの落石、落雪も注意しながら進みましょう。本石転び沢からのデブリ痕もありました。核心部は最上部で40度位でしょうか。登り切ると梅花皮小屋が目の前に。
梅花皮小屋から烏帽子岳はほぼ雪無し、あっても短い距離なのでツボ足orチェンスパでOK。烏帽子岳から御西小屋の主稜線はほぼ雪上です。往路は烏帽子岳から降った所は出ていた夏道を通ったが復路は雪を繋いで歩けました。御手洗池付近も雪を繋げたがもう少しで10m程の笹薮になりそうな区間あり。またクラック地帯を抜ける箇所もありましたので今後注意が必要そう。御西小屋から大日岳は雪上6割、夏道4割くらい。もっと雪を拾って歩く事も可能。大日岳直下は残雪の急登です。ジグのトレースがありました。
復路はピストンが多いので一部割愛。北股岳直下はまだ残雪がありチェンスパを使用。門内岳付近も残雪があります。門内小屋で12本アイゼンに換装。門内岳から門内沢へ降りますが上部は雪庇やクラックがあるので注意です。また石転び沢に比べるとやや傾斜があります。この日は雪のコンディションが良く気持ち良く降れました。前日に見られなかったデブリや降り途中で落石が1m脇を通ったりもしたので何度も振り返りながら降りました。石転び沢出合いまでにもいくつがデブリ痕があります。
■御西小屋
小屋泊は\3,000、テン泊は\2,000(小屋の1階に集金箱あります)
この日は暖かく朝方でも6℃。2階で暖かく過ごせました。
飯豊/朝日連峰の登山者情報
https://www.ic-net.or.jp/home/iide/
梅花皮小屋/御西小屋は以下の宿泊予定入力フォームより入力。(混雑状況把握の用途です)
https://sites.google.com/view/iideasahi58/
■水場
うまい水(下つぶて石近く):豊富に出ています。
浩二清水(梅花皮小屋):豊富に出ています。
御西小屋、門内小屋の水場はまだ雪の下です。
■温泉
梅花皮荘 \500
■感想
やっぱりこの時期は石転び沢と門内沢を歩きたくなります。いつもはどちらかもしくは両方の沢を周回したり烏帽子岳~地神山を絡めた周回の日帰り山行ばかりだったが今回は小屋泊装備で烏帽子岳から先の主稜線の残雪を繋ぎ、御西や大日岳、飯豊本山を目指してみる。小屋泊装備での石転び沢、門内沢の登降は少し不安もあったが問題無くこなせました。どちらの雪渓の状況も写真やコメントを載せているので参考になればと思います。烏帽子岳からの主稜線は残雪が沢山残っておりほぼ雪を繋いで歩く事が出来ました。もう少しで雪切れになりそうな箇所ありです。御西小屋に着く頃はヘロヘロで水を作りながら体力の回復を待って飯豊山か大日岳どちらか迷って大日岳を目指す事に。御西小屋から大日岳は夏道が出ていますが一部は雪を拾って歩く事も可能。山頂直下はジグのステップがあって登り降りも問題ありませんでした。残雪期の大日岳登頂は初めてだったので感慨一入。倉手山から大日岳はめちゃくちゃ遠かった…。そしてゼブラの飯豊連峰は素晴らしい絶景でした。小屋からは一人アーベントタイムを堪能。染まる稜線と雲をずっと眺めていました。小屋の2階は暖かく、暑くて目を覚ますくらいでした。翌日はガスと晴れが目まぐるしく変わる天気に翻弄されましたが、晴れる前のガスの演出も縦走ならではの景色で息をのむ。御西小屋から烏帽子岳間は距離が長くどちら向きでもアップダウンがあっていつもヘロヘロになってしまうが飯豊連峰最深部の絶景が待っているので何度でも歩きたくなります。烏帽子岳からはすっかりガスに捕まり北股岳まで抜けなかったのは残念でした。門内沢を降り始めると漸くガスから抜けてその後はそれまでのガスが嘘のように抜けるような青空が広がる。門内沢は3回登りましたが降りは初めて。少し不安もありましたが雪のコンディションが良くてめちゃくちゃ楽しく降る事が出来ました。門内沢はルートがいくつか取れるので来シーズンは他も考えてみようかと思いながら降りました。出合いで歩いた両方を沢を見納めて際どい登山道、長い林道、ロード歩きを経て今年も無事下山。沢山歩き過ぎて踵にマメを作ってしまったがこれもまた勲章と思いで。1泊2日でスライドは7名でとても静かな飯豊連峰でした。残雪期に飯豊連峰にどっぷり浸かった小屋泊縦走を満喫出来ました。今シーズンもありがとうございます。