逆峰の次は順峰‼️春の次は冬‼️
熊野古道小辺路から大峯奥駈道順峰を渡り、8日間で、高野山⇒熊野⇒吉野と紀伊半島に大きな『V』の字を描いてきました。
歩きも歩いたり176km🥾
累積標高13.2kmの成層圏入り💪
氷点下、強風、吹雪と冬の洗礼を受けつつも、避難小屋の整備をしてくださっている方々や生きていた水場などにも助けられ、無事歩き切ることが出来ました。
次は相互フォローさまのように、海外のキリマンジャロかマッターホルンを目指しちゃおうかな😊
挑戦に終わりはない🔥
⭐以下は、春の奥駈記録(https://yamap.com/activities/39903386)と一部重複します。
冬季版に更新の上、食料 ・装備等列記しましたので、参考になれば幸いです。
【🗾役立ちサイト情報等】
■新宮山彦グループさま
南奥駈道エリアを管理されている仏様のようなボランティアグループ。
登山道状況から土地由来等の情報多数(FBアカもある)
https://www.shingu-yamabiko.com/
■新宮市役所さま
全75靡の地図、伝説、崇拝対象等の詳細。
大峯以外の熊野古道も学べる。
https://www.city.shingu.lg.jp/div/bunka-1/htm/kumanogaku/article/faith/data/data/3_Oominesan75zu.htm
■山と渓谷社(書籍)
歩く旅シリーズ『吉野・大峯の古道を歩く』
大峯奥駈道の道中・歴史について幅広く学べる。
【☃️積雪状況(R7/12/27-R8/1/3現在)】
■小辺路
凍結なし、アイゼン不要
700m以上は基本足首程度
伯母子岳一帯は深い所で脛程度
■大峯奥駈道
凍結あり、チェンスパ必要(前爪必要箇所なし)
太古の辻(蘇莫岳)〜青根ヶ峰は積雪状態
基本足首程度だが、山上ヶ岳へ近づくほど深くなり、特に孔雀岳〜今宿跡までは脛丈箇所が多い。
【💧水場等状況(R7/12/27-R8/1/3現在)】
《利用or実際に見た所のみ羅列》
■小辺路(全行程📶○)
[大滝集落]
🚾ウォシュレット
[大股集落]
🚾ウォシュレット、自販機(旧貨幣)
[萱避難小屋]
🏠ギリ4、💧✕、🚾✕
[伯母子峠避難小屋]
🏠6(内鍵でドア閉め、施錠時はノックして開けてもらいましょう)、💧トラバース途中○、🚾○
[伯母子岳登山口]
🚾ウォシュレット
[三浦峠]
🏠屋根付き東屋○、🚾○、💧30丁の水△(枯)、古矢倉手前◎
[西中〜十津川温泉]
🏨◎、🛒◎、🚌○、🚾○、自販機○
[果無峠観音堂]
💧✕(枯)、🚾○
[道の駅ほんぐう〜本宮町]
🏨◎、🛒◎、🍴○、🚾○
■大峯奥駈道(玉置山〜吉野📶✕)
[七越峰]
💧トイレ水道○(飲めない表記)
[大黒天神岳]
💧沢△(登山道から分岐約3分)
[玉置神社]
💧手水場✕、池脇水道✕、Pトイレ天水○、🚾○、自販機○(P)
[玉置山展望公園]
💧天水タンク○、🏠○(東屋、展望台)、🚾✕
[行仙宿]
💧タンク水○(発泡トレイ凍結防止措置)、🏠20人、🚾○、薪ストーブ○、🍺缶500円
[平治宿]
💧沢✕(凍結)、タンク水✕(凍結禁止)、🏠7人、🚾○、薪ストーブは神様🥹
[持経宿]
💧沢◎、タンク水○、🏠20人、🚾○、薪ストーブ○
[深仙宿]
💧香精水○、🏠6人、🚾✕、囲炉裏
[孔雀岳]
💧鳥の水△(枯れかけ)
[楊枝宿]
🏠12人、🚾✕
[弥山避難小屋]
💧✕、🏠10、🚾✕、📶△(山頂のみ)
[行者還宿]
💧行者の雫水✕(凍結)、🏠15人、🚾○
[小笹宿]
💧沢◎、🏠3人、🚾✕、📶△(稜線のみ)
[陀羅尼助茶屋]
🚾○
[二蔵宿]
🏠✕(閉鎖)、🚾○
【🍙食料類(※奥駈5日分を本宮へ事前配送)】
※小辺路は1泊目のみ避難小屋利用、他民宿泊。
以下は奥駈分のみ。
■主食
アルファ化米 1kg(10食)
パスタ200g(1食)
グラノーラ400g(4食)
カップ麺1個
■副菜
フリーズドライ卵とじ牛丼2個(1食)
フリーズドライ中華丼2個(1食)
フリーズドライカレー2個(1食)
フリーズドライスープ4個(4食)
乾燥野菜+乾燥ベーコン160g(4食)
粉ミルク80g(4食)
大人のふりかけ7種
塩こん部長1袋
小分けパスタソース2種(1食)
■行動食
小分けパン5袋(20個)
マグオン5袋
アミノバイタルゴールド5袋
アミノバイタルプロ5袋
トレイルミックス約1kg
(スモークチーズ、イカフライ、ソースカツ、ジャーキー、柿の種(梅・ワサビ)、揚おかき、ポリッピー、麻辣ピー)
■嗜好品
ウィスキー200ml
インスタントコーヒー5袋
インスタント緑茶5袋
【🎒装備資機材】
■寝具類
ツェルト1式、マット(3S)、シュラフ(冬)
シュラフカバー(sol)、シーツ、ピロー、耳栓
■クッカー類
JETボイル、200缶、コップ、スプーン、水袋(2㍑,1.5㍑)、浄水器、ポット(350,500)
■電気類
充電器(20k,10k,マグセーフ10k,二口)
コード類(ライトニング2,B1,C1,ガーミン1)
ランタン(替電)、ヘッデン(替電)、スマホ、ガーミン、コンデジ、三脚、筋膜リリースガン
■衣類
行動(インナー,ベース,ミッド,ズボン(3S)靴下(3S),タイツ,手袋)
保温(ウィンブレ,手袋,耳帽子,日焼マスク,ネックゲイター)
防水(靴(Goreミッドカット),合羽,手袋,ゲイター)
停滞(ダウン上下,ロンT,股引)
予備(インナー,ベース,ズボン(3S),靴下(3S))
■雑貨類
救急袋(薬類,補修テープ,マッチ,テーピング,汗シート等)
地図、コンパス、ペン、歯ブラシ、ナイフ、ステロイド軟膏、明礬、ペーパー、ゴミ袋、防水袋複数
【備忘録・旅行記】
■12/26前泊日(和歌山県高野山)☃🥶
大阪の『四天王寺』で安全祈願後に高野入り。
コンビニ等あるも24H営業ではないので注意。
ゲストハウス『すずめのかくれんぼ』泊。
近くにファミマ、洋食店等あり便利。
■R7/12/27小辺路1日目
[高野⇒伯母子峠]🌥️,-5℃,10m,700↗❄
小辺路は全長約70km、高野と熊野を結ぶ最短経路だが、1000m級の4つの峠を越えるため、他の熊野古道より難ルート。
皇族による熊野御幸に使われることもなく、綺羅びやかな歴史の舞台と言うより、大衆による参拝や地元の方々の峠を越えた交易用の道。
因みに今上天皇陛下は、約700年振りに中辺路で熊野詣をされた皇族だったりする。
それ以前は、亀山上皇の『元寇必勝祈願』が最後。
初日は『水が峰』と『伯母子峠』越え。
大滝、大股と峠の合間に休憩場所あり。
見所は、『かうや山へ●丁 くまのへ●丁』と打刻された道標地蔵と高野槇の原生林。
伯母子避難小屋はドアが壊れ、内鍵をかけなければ開放されてしまう状態。開かない場合、誰か中にいるため、ノックして開けてもらうこと。
自分の他に5名4グループの登山者が宿泊。
■R7/12/28小辺路2日目
[伯母子峠⇒十津川]☀️,5℃,5m,700↗❄
2日目は、『三浦峠』越え+西中から十津川温泉までの約10kmの車道歩き(バス有り)。
見所は、約500年を経て巨木になった元宿場の防風林(生垣?)と6日目に登る大峯の釈迦ヶ岳遠景。
十津川温泉は、予約アプリに出る民宿が少ないため直電予約オススメ。源泉かけ流しの『民宿やまとや』泊。コンビニないが、商店複数あり。
十津川温泉からは、熊野本宮より大峯の玉置山の方が近かったりする。
■R7/12/29小辺路3日目
[十津川⇒熊野本宮]☀️,5℃,5m,❄なし
3日目は、『果無(はてなし)峠』越え。
見所は、奈良のマチュピチュ果無集落と西国三十三霊場に倣った33体の観音像。大正時代に西国第一霊場『那智青岸渡寺』の和尚が33体に魂を込めたと言われている。
YAMAPルートはないが、『道の駅ほんぐう』から中辺路の伏拝王子まで直通路がある。
小辺路と中辺路は三軒茶屋跡で合流し、以降の小辺路標識はなくなる。悲しい。
熊野本宮大社には、裏側から入るため新鮮。
『ゲストハウス結』泊。事前送付した大峯装備を受け取り、洗濯を済ませる。
■R7/12/30奥駈順峰初日
[本宮⇒玉置山]☀️,8℃,10m,❄なし
奥駈順峰は全長100km、熊野と吉野を結ぶ修験道の根本道場(※詳細は前回記録を参照)。
4日目は、『玉置(たまき)山』越え。
難所は『五大尊岳』への激急登と『大森岳』から『玉置山』への登り返し。
玉置神社の手水場、池脇の有名水場は、人の多い晦日でも止水状態。Pトイレか展望公園の天水タンクから採水可能。要煮沸or浄水。
春同様 、展望公園の東屋でテント泊。
■R7/12/31奥駈順峰2日目
[玉置⇒平治宿]☀️,0℃,15m,❄なし
5日目は、『笠捨山』越え。難所は『地蔵岳』一帯の木の根、鎖場。破線だが『地蔵岳』『笠捨山』を巻くルートあり。
新宮山彦ぐるーぷさまの管理小屋『行仙』『平治』『持経』の3つが続くエリア。
行仙には、発泡トレイで凍結防止されたタンク水が用意されており、ありがたく補充した。
逆峰の登山者5名3グループと行き合う。
平治の沢は凍結のため、遡行しても採水可能場所は見つからず、行仙で補充しておいて非常に助かった。
宿泊した平治宿避難小屋は、電気、薪ストーブが使える大峯の天国。新年用の御神酒に『ご自由にどうぞ』とあったため1杯戴いた。
最高の年越しになった。
■R8/1/1奥駈順峰3日目🥶
[平治⇒楊枝宿]🌥️☃️,-8℃,18m,❄足首位
6日目は、『釈迦ヶ岳』越え。難所は『釈迦ヶ岳』からの積雪。孔雀~楊枝宿までは脛丈ラッセル箇所あり。
景観が特に素晴らしいエリア。
早朝に逆峰の登山者1名と行き会う。
驚いたことに、深仙の『香精水』、孔雀岳の『鳥の水』も採水可能。雪溶かしの手間が省けて助かった。
日没リミットで孔雀岳、仏生ヶ岳を逃す。
楊枝宿の水場チェックも出来ず。
春同様、木の香りがする楊枝避難小屋に宿泊。残されているクローズドセルマット2枚が地味にありがたい。
■R8/1/2奥駈順峰4日目🥶
[楊枝⇒小笹宿]☃️,-13℃,18m,❄足首~脛
7日目は、奈良最高峰『八経ヶ岳』と『大普賢岳』越え。難所は『七曜岳』から『大普賢岳』一帯の鎖場と6日目以上の脛丈積雪箇所の多さ。
山上ヶ岳に近づくにつれ、雪深さが増す。
証明するように、20m弱の西風が降雪を吹雪に変えていく。
6日目同様、日没リミットで阿弥陀ヶ森を逃す。
春同様、小笹宿避難小屋に宿泊。信頼できる沢のある宿泊地だが、小屋脇は雪に埋もれていたため、上流で採水する。
初日の伯母子避難小屋以外、常に一人宿泊。
贅沢に使わせていただけた。
■R8/1/3奥駈順峰最終日🥶
[小笹⇒六田駅]☃️🌥️,-13℃,18m, ❄足首~脛
8日目の最終日、修験道の聖地『山上ヶ岳(大峯山)』越え。難所は五番関まで降りきった後の『四寸岩山』への登り返しと7日目並みの脛丈積雪の多さ。特にトラバース区間は深い。
四寸岩山を過ぎると吉野が見えはじめ、金峯神社あたりから電波も通り、人界に帰ってきた実感を持てる。
【雑感】
昨春、4年越しに達成した大峯奥駈道逆峰。
折角のチャレンジ、1回で終わらせるのは勿体ない。マッドマックス2やランボー2みたいに、より過激にカムバックだ!!
と考え、5年ぶりの正月フル休暇をいいことに、小辺路を加え厳冬の奥駈順峰に挑みました。
今回は無事渡り切ることができましたが、積雪区間が延びたり、深さが膝丈まで来ていたら途中敗退していたかもしれません。
冬山に挑戦すると、常々思うことがあります。
それは【冬の登頂は環境次第】です。
今後もしっかりと体力を涵養しつつ、常に天候を読み、山域情報を収集のうえ【侮らず、されど恐れ過ぎず】の精神をもって、長く登山を愉しめるよう気を付けていきたいと思います☺️