真昼岳・女神山・音動岳・黒森山(秋田,岩手)
2026.07.24 (金)日帰り
今日は1人で真昼山地の地味な沢へ。
その名も内ホコガシ沢。地形図では無名沢であるが、森林管理署の国有林地図には内ホコガシ沢と記されていた。マタギが鉾?矛?を誰かに貸したのか? ちなみに1つ上流の沢は外ホコガシ沢らしい。
もちろん記録などあろうはずもなく。とはいえ、このあたりは名のある滝を持つ沢が多いので、どこかに良さそうな沢はないかと思って地形図を見ていたら、なにやら等高線が詰まってる沢がある。しかも、女神山まで詰めあげているので、それだけでも遡行してみる価値はありそうだということで、入渓してみたのだが、予想通り二俣から先で一気に連瀑帯となり、短い区間でぎゅっと楽しませてくれる良渓だったのだ!
〜以外、記録〜
8:00、天気は微妙だったが、小さな支流なので大丈夫だろうということで盛岡から真昼岳の登山口へ向かう。本内川林道は現在通行止めになっているが、行けるところまでと思って車で進むと、問題なく入渓予定のところまで入れた。準備をして、10:00前には出発。
適当な尾根から本内川本流に向かって下降する。すぐに着くが、最後の降り口がやや悪く灌木をかろうじて繋いで降り立つ。雨は降っていたが、そんなに増水はないようだった。しばらく遡行。この本流も気にはなる。
すぐに内ホコガシ沢の出合。1:4くらい。ヌメリは全くない、というか、こんなにもフリクションの良い沢もなかなかないくらいに効く。出だしは少しゴルジュ地形。なかなか良い渓相。そして、青い石が多く、川床も青かったりして、どうやら蛇紋岩の沢のようである。小滝をいくつか超えて進んでいくと、10:30頃水線の二俣へ。等高線が詰まるのはここからだ。しばらく進むと8㍍滝。いよいよ来たか。フリーで登れる。さらに進むと15メートル。ここもフリーでいけそうだったが、今日は無理せず右のルンゼから巻く。ちょい悪い。
ここから連瀑帯、その先に2段の滝と思いきや、その先に3段目が見える。20㍍くらいかと思ったが、実はその先もいくつも滝が続いて、結局数えるのが面倒になって、多段60㍍滝とした。ここも基本水線を登れると思ったが、2段目3段目は巻いた。巻きは右岸を小さめに巻いたのだが、けっこう悪い。2人以上ならむしろロープを出して水線のほうが良いと思う。巻きを入れながらも、一気に登ったのでかなり疲れた。
さらに3段30㍍の滝があらわれる。これも基本フリーで登れる。2段目の水線左のスラブは、ほぼホールドはないが足のフリクションのみでいける。スラバーにはたまらないと思う。
そこからいくつか小滝を越えて、ナメが出てくると、稜線はすぐ近く。そのまま沢沿いに進んで、すっきり薮漕ぎなしで登山道へ。12:30過ぎ。
しかし、ここからの女神山への登りがけっこうきつかった…。行ったことがある人はパスして良い。きつつきは初なので、なんとか山頂に。辿り着くとそこはオニヤンマの楽園だった。こんな数のオニヤンマは見たことがない。一服してから下山。
兎平を目指し、そこから林道まで一気に標高を下げる。下りの登山道は概ね快適。名物の吊り橋をわたって、林道を歩いて15:30過ぎ終了。予定より30分早かったぜ。
林道からまもなくのところにある真昼温泉で汗を流した。小さい温泉だがお湯はトロトロで良かった。
内ホコガシ沢、けっこう楽しめる沢だった。滝はロープを出したほうが良い滝もあるし、フリーで登れる滝もあるから、レベルに合わせて楽しめるはずだ。沢自体は短いので、春先や寒くなって来る秋頃には良いかもしれない。