大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山(山形,新潟)
2026.05.30 (土)2 日間
リアルタイムで情報を得やすくなった現代においても、なかなか避難小屋の情報は挙がってこないものだ。葉山山荘も長らくそのひとつだった。日帰りで往復できる山だと、避難小屋の状況はあまり重要視されないのだろう。計画を立案する段階で入念に下調べをしておきたかった。情報を待っていたらいつまでも行けないし、もう自分で確かめて記録しつつ宿泊することにした。
前日からの雨が残った自宅周辺に対し、秋田県南さらに山形県は朝から気温が高かった。昼食と夕食をモスバーガーにする予定を、別で調達する方針に変更。国道287号線に3つ連なっている道の駅を当たってみる。なぜか道の駅 おおえ・あさひまち・白鷹ヤナ公園が接近している。風がとても強く、各所で傘雲が発達しているのを眺めながらの運転。
道の駅 あさひまち『りんごの森』では、中竹(淡岳)・シドケ・さくらんぼなどが売られていた。お土産に買いたかったところ、往路での購入は得策でなく見送る。昼食と夕食のみの購入とし、10時時点でおにぎりセットを食べてしまう。寄り道がここだけだったので、葉山森林公園に到着したのが早くなってしまった。車は10台以上。うち3台が山菜取りか工事の関係と思われた。
明日の下山途中で金剛山に寄る計画だった。時間の余裕を利用して、まずは金剛山を往復してしまう。続けて葉山の山頂を目指す。登りは勧進代コースとした。写真17まで車道となっている。作業道なのか林道なのかは分からない。路面も舗装路になったり砂利道になったりを繰り返す。風裏なのでほぼ無風で、直射日光がきつい。登山道からは森の中。途中にかんかね館跡やブナ原生林散策道の分岐がある。かんかね館跡への分岐は、上側は気づいたが下側を見逃している。
2つの分岐を過ぎてから男女2人組と擦れ違う。この日最初にして最後の登山客だった。なかなか歩き慣れていそうな風格。話を聞くと、山頂付近にいたみんなは下山したらしい。自分たちが最後の2人だったという。避難小屋を貸し切りにできそうな予感。
ちなみに今回の避難小屋泊ではいつもと違う点が3つあった。ひとつめは、宿泊者が少ない時期だろうと思い土日の宿泊とした。いつもは有給休暇を取得して平日をまたぐように宿泊している。出発前の時点では他に人がいる想定だったので、騒音対策・スメルハラスメント対策で、ガスバーナーを持たなかった。また、登りの道中や避難小屋周辺に水場がなさそうだったので、浄水器も持っていかなかった。両方とも持たない避難小屋泊は初めてだったのが二つめ。飲料については大量に持ち込む物量作戦である。
三つめは、荷物の種類が少なくなったので、久しぶりに日帰り用のリュックを使用した。パイネのマウンテントレッカー 40-45だ。かつてはこのリュックで避難小屋泊をしていた。最下部の気室に寝袋が入らないので、オスプレーのアトモスAG50を宿泊用のリュックに購入した。以来マウンテントレッカーは日帰り用のリュックになっていた。寝袋を入れてみたところ、やはり窮屈でパッキングに苦労した。もっともこれだけ気温が上がってくると、ぺらぺらのエマージェンシーシートで寝てもいいわけだが。
そんなわけで勧進代コースには水場がないと思っていた。荷物改メ平の手前にパイプで引かれた湧き水(?)があり、浄水器使用で飲めそうだった。荷物改メ平から先は水平移動。草岡というランドマークでは、三角点の場所が分からなくて素通り。
特段のトラブルもなく、無人の葉山山荘に到着。さっそく店を広げる。尾西のごはんは、15℃の水だと60分で食べられるようになる。水を注いで奥の院へと向かう。奥の院でついに懸念していた強風に当たり、低体温症にならないように気を付けながら日没待ち。しかし日が沈み切る前に撤収した。
小屋内部については写真と写真のコメントを参照。主な居住区は2階となる。2階には草刈り機やテーブルなどが置かれていて、中央を煙突が突き抜けているのもあり、延床面積に対して収容人数は少なくなる。西側の上部に隙間があり、虫なども入ってくるようだ。隅や壁側などはやや清潔感が失われている。いちおう最初の到着直後に窓を開けて掃除をしている。強風のせいなのか、翌日にはもう埃や植物の葉などが堆積していた。
寝るときに強風が吹き込んでくるほうを頭にしてしまった。この影響があったのか肩が冷え込んで夜中に目を覚ました。どのみち1回はトイレに起きていたと思うが。トイレが離れにあるので、ついでに葉山山荘を撮影。満月なので周囲は明るく、ヘッドライトの明かりも不要。撮影も手持ちだった。
翌朝に朝日を撮るなら3時台に起きていないといけなかった。奥の院までの道をその時間に歩くのも怖かったので、どうしようかずっと考えていた。次に目を覚ました時には5時になっていて寝過ごしてしまった。周囲に影もなく太陽は雲の中にあるようだったので、2日目の奥の院をキャンセル。サタケのパスタを水で戻して朝食とした。出立前にもういちど掃除をして下山。
下りは白兎コースとした。白兎コースの所感は写真のコメントを参照。下り始めてすぐの湧き水は流れている。こちらを登りとする場合は、利用したくなる位置にある。湧き水を過ぎてからしばらくして最初の登山客と擦れ違う。この人のみ、他の人よりも突出して早く速かった。中間地点付近まで誰とも会わない時間帯が続き、2人組の男性、さらに1人、3人グループと立て続けに擦れ違い。またしばらくして6人グループ(家族?)、最後は登山口の近くで1人と3回くらい擦れ違ったか。
下山後の往復を予定していた金剛山を昨日のうちに終えてあった。よってこれにてYAMAP終了。終了時刻が予定よりも早くなってしまった。午前からりんご温泉が営業しているようだったので向かってみる。300円で備え付けがあり、白濁したモール温泉、さらにりんごも浮いているという珍しさの3点セット。朝から入浴客が多いのも頷けるお湯だった。家に向かいながら寄り道をする。下山後のメインは瑞宝山 本山慈恩寺。そちらの様子は次の記事にて。