野塚岳西峰・野塚岳。半時計回りで。
野塚岳・双子山(オムシャヌプリ)
(北海道)
2024.03.08(金)
日帰り
野塚岳〜十勝岳縦走のリベンジへ‼️
7日・8日がお休みだったので、お天気が良かったらリベンジしよう!と決めていました。
数日前から両日共にてんくらA☀️
windyでも晴れ予報。
これは、行くしかなーーーい😆
ギリギリまでお天気を見て、8日の方が風が弱いので、8日に決定👍
(それで7日にアイゼン慣らしをしていました)
ルートもギリギリまで悩んでいました。
野塚トンネルの上ルートで行くか、隣の尾根から行くのか。もしくは、ピリカに向かうルートで稜線まで上がるか。
G:ピリカに行く取り付きから稜線に上がるのはどう?ここ数日でピリカに向かった人が結構居るんだよね!トレースあるし‼︎ただ、距離は遠くなるから時間はかかるけど🤔
(と、提案してみるものの、きっとトンネル上から行きたいと思っているんだろうな😁と思っていました!笑)
N:うーん🤔トンネル上にしよう☝️
G:(そう言うと思ってた!笑)分かったー!
だって、トンネルの上ルートで行きたかった
んだもんね♬
N:エスケープルートも考えてあるよ!オムシャ ヌプリから、翠明橋に降りるルートだよ。
G:最後、渡渉あるけど大丈夫❓雪無かったらドボンだよ🤣ビニール袋持っていくわ‼︎
N:え!?本当だ!これはダメだね!
ギリギリまでいろんな話をしていました。
7日の八剣山では、ナイフリッジだと思って歩くね!なんて話したり。笑
そして、その夜。
7日、21時にN坊と合流。
バッテリー持った?持った!
ポール持った?持った!
手袋ある?ある!
バラクラバOK?OK!
ゴーグル持った?・・・忘れた!(取りに行くN)
途中、運転を代わって貰って野塚トンネルへ。
8日、1時半に野津トンネルに到着。
当たり前だが誰も居ない。
車から降りて、トレースの様子を確認。
スタートはスノーシューだね!
車に戻って、🍙で腹ごしらえ😋
そしてゆっくり準備を始めていると、1台の車が入って来た!
ダチンさーーーん🙌😆
3時に来ると聞いていたけど、いつもの元気なダチンさんと会ってテンション上がる⤴️
初めましてのN坊とダチンさんとのご挨拶も出来ました♪
そして、お互いに気を付けて、楽しんで🖐️と別れて出発〜!
最初の沢は雪の上を跳んで×跳んで🆑
そこから尾根に上がって行きますが、、、見上げると壁。
サラサラパウダーで、登りにくい。
ジグを切りながら進んで行きますが・・・私、滑落しました。↘️↘️↘️
何がショックって、私の為にN坊が足場を作って上がってくれていたのに、あともう少しと言う所で振り出しに戻ってしまった。。。
申し訳無さすぎて、ごめん。。。としか言えなかった。
N坊はすぐに降りて来て(滑り落ちるように)、声を掛けてくれます。
N:謝ることなんてないよ!怪我なかったことが 1番だよ!!!
後から聞きましたが、実はN坊は降りてくる途中で木にぶつかり、太ももを強打していたらしいです。そしてポールが手から離れて体も逆さまになりながら降りて来たらしい。
二次災害⤵️
そして、少し移動して再度登り始めました。
さっきよりはマシだけど、それでも激急登をジグを切りながら上がります。
何かに捕まりたい!
そー思っても周りには何もない。
思わず、雪の壁に手を突っ込んでみる。
!!!
私の腕がピッケル⛏️に‼️
すげーーーー。
しっかりバランスが取りやすくなる!!!
尾根に上がるまで、何度も腕を雪に突き刺しながら進みました。
そして、稜線まで上がる尾根に到着。
ここから稜線に出るまでが1番大変でした。
永遠と続く急登。
ずっと、N坊は私が登りやすいように足場を作ってくれます。
私も1歩1歩を確実に蹴り込んで上がって行きます。
N坊の背中を見ながら、余計な事は考えないでとにかくこの1歩を確実に!と思って進みました。
途中でふと、ここから落ちたら・・・と考えてしまいました。
さっきの感覚がフラッシュバック。
あっかーーーーん!!!
頭を振って、余計なことは考えない!
そう決めて、また進みます。
N坊は、永遠と続く膝ラッセル・たまに太ももラッセルに思わずゼーゼー・ハーハー。
それを見て、Atsushiさんやん。と思う。笑
と、いうのは冗談で。
こういう姿を見るのは初めてだったので、これだけ私が上がりやすいように歩幅を合わせてステップを作ってくれている様子に、気が引き締まる。
尾根を上がっている途中で日の出を迎えてしまった。
山肌がうっすらとピンクに色付いて綺麗だったけれど、心がヒリヒリと痛かった。
日の出が出るタイミングでは稜線に居なきゃ行けなかったのに。予定より、大幅に大幅に遅れてしまった。
もう間に合わない。
十勝岳を諦めた瞬間だった。
N坊はこの時は何も言わなかったけれど、きっともっと早いタイミングで気付いていたと思う。
稜線に上がると、心の痛さは吹っ飛んだ✨
何コレーーーー‼️
凄ーーーーーい‼️
時間を見て、今日は西峰と野塚岳だけにしようとN坊は言った。
そりゃそうだ。
稜線に上がるのに、4時間も掛かってしまっていた。
でも、今、目の前に広がる景色を見て、それまでの気持ちはすぅーーーーっと消えてしまった。
N坊も、静かに景色を見渡した後、
スゲーーーーーー‼️と叫んだ。
そして、もう1度。
凄い!凄いねーーーー✨✨✨✨と言った。
こんな嬉しそうな表情も初めて見た!
目標の場所まで行けないけれど、そんなことがどうでも良いと思えるくらいに嬉しそうな表情で思わず笑みが溢れた。
今日の野塚岳は貸し切りだ😆
のんびり、ゆっくりと過ごしました。
休憩後、ザックを背負って下山開始すると・・・自分のザックの影に長い影がヒラヒラ〜♪
あれ?もしかして?
ザックの上蓋、閉めてなーーーい!
G:ねー!ねー!ザック開いたままかも!
締めてー。
お世話係やねー🙏
N:介護やん。
このやり取りを3回やりました😅
(そして書きながら思う。・・・介護。どこかで聞いたワードだわ。笑笑笑)
下山して荷物を片付け、車で少しのんびりとしていると、雲が掛かってきて雪まで降ってきた。
まだ13時半。
あれ?ガスが出るとしたら15時の予定だったのに。
早い!
ピリカの方は大丈夫かな!?
ガスってはいるけど、視界は大丈夫そう。
ダチンさん達なら大丈夫だよね!
そう話しながら静内温泉へ向かいました。
その道中、ダチンさんの登頂数が増えるのをスマホを握りしめながら確認しました。
登頂数が増えれば、電波の入る所に来た証拠!
無事な証拠!
そしてピリカ登頂を確認✨
やったーーー🙌
とても嬉しい瞬間でした。
静内温泉♨️で温まり、食事でお腹を満たし帰路へ。
お腹がいっぱいで、暖かくて気持ち良い。
知らない内に夢の世界へーーーー。💤
気が付くと、見慣れた風景が窓の外に。
ほっとすると、また瞼が閉じてくるー🤣
G:イビキ、かいてなかった?
N:かいてなかったよ!笑
よかった!😮💨
そして、翌日。
G:あのさ!急登を四つん這いで登る練習したい!(LINE送信📤)
N:練習出来る場所、探しとくーーー🤣笑
と、返事が返ってきました!爆笑
いつも協力してくれて、ありがとう〜‼︎‼︎
Special thank you〜✨
ダチンさん:アドバイスもありがとうございました。そして、勇気も貰いました!
sweetyouさん、京ちゃん:アドバイス、ありがとうございました!
こちやまさん・もぎゅもぎゅさん・もこさん:
山頂標識は、3人の写真を見て描きました。
だから、山肌がピンク色です。笑
雲長さん:直近で勇気を貰っていました!
予定の縦走はまたしても出来なかったけれど、また力を付けて行きたいと思います✨
冬山は、雪質や状況によってどんどん化けていきますね‼︎だから面白いし、いろんな技術や知識が必要だなーと感じました!
でも。半時計周りで行って良かったー‼️‼️