遠木〜地味尾根〜谷倉山(中粕尾)〜地味尾根〜半縄
尾出山・不動岳
(栃木)
2020.01.13(月)
日帰り
折角の連休だが雪山アタックするほど気力が充実していない。前日は女峰山の疲れから一日ダラダラ過ごし、今日の起床も7時過ぎ。こうなると鹿沼一択。
そんな訳で、ふらっと冬低山の稜線歩きにしてみたが意外とハードな歩きとなってしまった。
前からストックしておいたコースの消化の意味合いが強い半端歩き。気になっていた尾根取り付き点は今日も一台車がある。ハンターだろうか。
粕尾川の橋を渡って対岸の林道へと進み、適当な杉尾根に末端から乗り上げる。かなり急傾斜だが獣道っぽいのがツヅラ折であるので利用しながら這い上がると、幾分緩くなった頃に横からブル道が現れた。よくあるパターンだ。
気持ちのいい尾根とは言い難い植林を尚も進むと明るく開けた空間が現れたと同時にスズ竹藪がセンターにはびこる。
藪を避け伐採地側に進むと、何やら青い上着が落ちている。骨は無い。
ここからまた急傾斜になるのでGPSを確認すると、予定コースから逸脱発覚。どうやらさっきの藪に突っ込まないと予定の尾根には乗れないらしいが、面倒なのでそのままよじ登る事にした。ちょっと自然林も出てきて明るい。
P621に乗り上げ、とりあえず休憩。パンをかじり一服。
地形図の針葉樹マークでわかってはいたが、ん〜地味な稜線だなぁ。
休憩後、北北西に向けて稜線を進む。植林の開けた展望もない地味な稜線。特に特記する事もない。かくかく云々やがて明るい空間が現れると、送電線鉄塔が現れる。線に沿って北東から南西に向けての視界が開け、西には尾出山、東の遠くに古賀志山が見える。
P643を過ぎると尾根が細くなりだし、岩もちらほらで鹿沼っぽくなってきた。と、先をみるとガクンと落ちた尾根先は一瞬ヒヤッとしたが獣道はあり問題はなかった。
この辺りは石裂山っぽいな。また雑木林になると明るくていいが急な登りでは枯葉の堆積がネック。四足さんの道を利用しながらツヅラ折りで登ってゆく。
小ピークを過ぎ緩やかに細くなった尾根を下って、林業の残置ワイヤーを横目で見ながら進むと、大岩も現れ益々鹿沼チックになってきた。
と、下がりきった鞍部を挟み先に岩場というか断崖が目に飛び込んできた。
手前の岩頭状の小ピークを右から巻き、さてこの後の絶壁はどうしようかと回りを見ると、やはり右から巻く方向に獣道っぽくある。
左手に岩壁が続く感じでなんとなく階段状の岩の間を木を掴みながら上がると、今度は尾根センター方向へと進路を取るが、ここからがイヤらしい。
踏み跡っぽいのは見当たらず、適当によじ登り始めたが、岩場の草付きで掴める灌木は乏しく、一瞬セミになりかけた。そう言えば、ふみぃさんの過去記事に岩場がどうのってあったなぁ。真面目に読んどけばよかったと後悔。
間違いなく今日の核心部だ。
なんとか安全部まで乗り上げてのそりと上がって行くとピークには祠。
なんか苦労したご褒美をもらった気分だ。
12時は過ぎてしまったが、ここまできたら谷倉山に行って昼飯にしようと、鞍部に来るとまたブル道が現れた。尾根のすぐわきを道はあるが尾根を歩く。やがて右に逸れて行き、再度の薄っ暗い杉尾根を緩く登り上げると谷倉山山頂。山名板の類は見当たらない。
地味な山頂からちょっと西に行くと視界が開けた伐採斜面。獣ネットがあり風情がないが、尾出山方向の眺望が良く昼飯にする事に。
カップ麺食べて30分ほど休憩し一服。さて、後半戦かと腰を上げると、進路方向の麓から銃声が続けて4発。あ〜あ、そうきましたか。
獣ネット沿いに下り、また特記すべきもない地味な杉の稜線を鞍部まで進み、ここから150mほど上がると、東へ延びる予定している下降尾根だが、後の稜線つなぎの事を考えて先の750m級ピークまで行っておく事に。
ピーク手前で再び送電線鉄塔が現れたが、こっちは南いわき線の100万ボルト級らしい。ピークを踏んでまた鉄塔に戻り、コンクリート基礎に腰を下ろして最後の一服。するとパラパラとミゾレ混じりの雨が降り出す。
ザックカバーをしたが本降りにはならないようだ。目的の尾根まで来ると、プラ階段が現れる。どうやら鉄塔巡視路らしい。ハズレ尾根を引いてしまったようだ。
ワクワク感もなく階段連打の尾根を順調に下り、舗装路に着地したが尚も突っ切ると粕尾川の橋のた端元に出た。
県道に出ると後は延々と舗装路歩き。自転車の導入を考えながらダラダラと帰路についた。