稲妻と怨念のストラグル
7月に突入し、最初の週末となった。 梅雨の長雨で、どこもかしこも土砂崩れや洪水などといい噂は聞かない。 さっさと明けて欲しいと思う一方、この後に控える猛暑が憂鬱になるこの頃……。 そんな中、ラージャンよりどこか遊びに行きたいと強請ってきた。 前日に遠出してしまった為、時間、体力、予算の都合上できたら近場で済ませたい。 そこで今回は、家でだらだらしている祖父を食事に連れていく名目でとあるお山へ行くことにした。 それは、「都幾川金比羅山」。 埼玉県はときがわ町にあり、市街地からほど近いところに聳え立つ。 浜松アクトタワーとほぼ同じ高さで、都幾川の南岸に屹立している。 今回そんな都幾川金比羅山へ、ラージャン、マガイマガドと共に挑むこととなった。 降り着いたのは、金比羅山登山口。 早速登り始める……。 舗装された坂を登って、こだま医院を横切る。 家の目の前を通り抜けると、深い樹林帯に突入する。 ここからいよいよ金比羅山へ向けて、暗ったるい森の急登を登っていく。 登山道はあることはあるが、あまりにも人が踏み入れないのか消えかかっていてほぼ適当に登っていくしかなかった。 倒木や転がった枝などを跨いだりして登っていくと、更に傾斜が増した。 一気に脚がもつれてくるが、それもそこまで長くはなくあっという間に稜線上に出た。 尾根沿いに登っていき木漏れ日の差す場所までいくと、三角点が置かれた場所に出た。 そこから少しだけ奥に行くと、ついに都幾川金比羅山の山頂にたどり着いた。 山頂には標識が掲げられているが、景色は一切得られなかった。 少しだけ休んだのち、すぐ下りることにした。 三角点の広場からの下りはやはり凄まじく、油断していると転びかねない。 慎重に下りていくと、深い樹林帯の中に入った。 たくさんの倒木や枝を跨いだりして進むと、尾根から外れてときがわ町の市街地へ向けて下り始めた。 暗い樹林帯を歩き続けると、少しずつ前方に家が見えてきた。 そこから程なくして、樹林帯を抜けることができた。 あとは舗装された道を歩き、こだま医院の脇を通り抜けるのみ。 緩やかな坂を下りていき、登り始めてから30分を超えた頃なんとか金比羅山登山口まで下りてくることができた。 食事を済ませ、足早に帰宅の路へつく……。 雨降り頻る都幾川金比羅山にて、手軽な散歩を楽しんだラージャンとマガイマガドであった。





