甲斐駒ヶ岳・日向山(山梨,長野)
2026.08.13 (木)3日間
🎈昨年の中央アルプスに引き続き駅発着で南アルプスを越えてみました。やはり前回と同様に「その山脈の大きさを体感したい」というのが目的です。
ルートは駒ケ根駅→戸倉山→仙流荘→地蔵尾根→仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→北沢峠→甲斐駒ヶ岳→地蔵尾根→小淵沢駅です。
今回は初めて足を踏み入れる山域であることや、中央アルプスと比べると距離も累積標高差も倍以上もあるということ、このルートの情報が少ないことなどもあり一筋縄ではいかない大変さがありましたが、それだけに終わってみれば非常に大きな達成感でいっぱいでしたし、約4年間の夢がかなって嬉しくてたまりませんでした。
これで木曽の原野駅から中央アルプス、南アルプスを越えて甲斐の小淵沢駅まで一本の線でつなぐことができました。次はさらにその先にある八ヶ岳連峰を縦走する計画です。中央アルプスや南アルプスとはまた違った楽しみがあるはずなので今から楽しみです。
■ルート詳細
══移動日 8/12(水) ══
🚌高速バス 名古屋~伊那・箕輪線
瑞浪天徳→駒ヶ根バスターミナル
所要1時間42分 2,300円(ハイウェイバスドットコム、オンライン決済)
🏨駒ヶ根グリーンホテル
駒ヶ根バスターミナルから徒歩3分、駒ヶ根駅まで徒歩2分、素泊まり6,300円
🍽きっちん かわ
駒ヶ根駅から南へ5分程歩いたところにある洋食屋さん。小さな入口の割に室内が広く落ち着いた感じでした。ハンバーグのジューシーさに付け加えパリパリに揚がった唐揚げが非常においしかったです。ごはん、スープ、お水はセルフサービス。夜は17:00から営業開始。
🙋♂️TJAR(トランス ジャパン アルプス レース)の応援
多くの選手が通過する時間帯だったので応援に行ったところ何名かにお声掛けさせていただけました。苦しみながらもゴールを目指しているその姿には心揺さぶられるものがありました。
══1日目 8/13(木) ══
🚶駒ヶ根駅~戸倉山登山口 (ロード①)
距離12.2km 上り464m 下り103m
県道49号線を進み途中から戸倉山登山口方面へ左折します。市街地から山間部へ分け入っていくというロングトレイルならではの景色の移り変わりが楽しかったです。
🏪駒ヶ根駅 [こまがねえき]
前回のゴール地点であり今回のスタート地点。木曽駒ロープウェイを利用される方なのか朝4時でも約20名が乗車待ちをしてみえました。
🚾駒ヶ根駅前ターミナル北側
🏪ファミリーマートJAこまがね店
決済に手間取っていたら「1時間でも待ちますよ、あ、そんなに時間はないか」と一人ノリ突っ込みをしてくれる楽しい店員さんでした。トイレを使わせていただきありがとうございました。
🥒おもしろかっぱ館
いろんなタイプのかっぱさんがいておもしろかっぱです。本当は館内も見てみたかっぱです。
💧ルート上に多数の自販機あり。最終ひとつ手前と最終は事前チェック済み
🚾戸倉山キャンプ場
ドアは開いていましたが利用の可否は不明。キャンプ場の利用自体がしばらくお休みという張り紙あり。
標高1,680m
⛰戸倉山 [とくらやま、とぐらやま、とぐらさん]
入山直後は少々急登ですが、ほとんどが尾根づたいで段差の少ない歩きやすい登山道でした。この山は東峰と西峰からなる双耳峰で駒ヶ根市方面からはそうでもありませんが、北側の伊那市からは「伊那富士」と呼ばれるほどきれいな山容だそうです。せっかく登ったのでいつかそちらからも見てみたいものです。下山は市野瀬に進みましたが、落ち葉が多く道も不明瞭で先ほどとは同じ山とは思えませんでした。行かれる方はご注意ください。
🏠戸倉山避難小屋
6畳一間で一面にゴザが敷いてあります。入口の建具が調子悪かったので直しておきました。
🚶市野瀬登山口~戸台パーク(仙流荘) (ロード②)
距離10.1km 上り84m 下り411m
戸倉山から下山後は林道を約1時間かけて約5km歩き市野瀬の集落に到着。その後も舗装路を約1時間かけて5km歩くとこの日のゴールである戸台パーク(仙流荘)に到着です。市野瀬にある現在閉館中の温泉施設「入野谷」の地下駐車場はTJARの補給・休憩ポイントです。大会期間中なので見学できるかと思いましたが、1時間程前に撤収したようでした。
💧市野瀬公民館の自販機
水500ml 110円 他20種ほど ゴミ箱あり
🏠戸台パーク(仙流荘)
南アルプス林道バスの停留所です。仙流荘と言った方がなじみがあるかもしれません。館内は非常に広く清潔で温泉、食堂、売店、宿泊施設などが完備されています。僕は今回旅の途中の宿場として利用しました。スタッフの皆さんが本当に丁寧で心遣いを感じました。いつか本館の方でもお世話になりたいと思います。翌朝3時に出発しましたが、バス乗車待ちの列がすでにできていました。
※「仙丈小屋 水枯れ!! お水は多めに持っていきましょう!!」の告知がありました。(2026/8/13時点)
⛺仙流荘テント場
■立地:本館西側、旧マレットゴルフ場跡地、一部で雨漏りがあるものの屋根があるので安心、なんならテントを張らなくても眠れます。地面が濡れていないこともあってか起床時にテント内の結露はゼロでした。
■費用:1,000円
■予約:不要
■方式:本館受付で受付後に設営
■飲料水:常温水は館内売店に水2Lと500ml、冷たい水は館内自販機またはバス乗り場付近の屋外自販機
■トイレ:テント場を出て10秒 照明は使用後消すこと
■地面:非常にペグが刺さりやすい
■混雑状況:最後まで一人だけでした。
■通信状況:良好(Docomo iPhone16)
■風呂:大人800円、貴重品ロッカーあり(100円リターン式) 脱衣場はカゴのみ
■消灯:自由
📝1日目メモ
ザック重量8.0+水1.5=9.5kg、全行程でストック使用、水2.0L持参 1.3L消費、塩飴6個消費
══2日目 8/14(金) ══
🚶戸台パーク(仙流荘)~柏木登山口 (ロード③)
距離7.4km 上り319m 下り33m
3:00スタートなので真っ暗で怖かったです。鹿かカモシカの目が光っていたのでしばらくこちらの様子をうかがっていたようです。
🅿柏木登山口駐車場
約10台駐車可 午前5:00前で9台駐車済み ここに登山届ボックスがあります。登山口まで徒歩約7分
🚾柏木登山口
中は確認していません
💧柏木登山口トイレの横
豊富に出ており美味しかったです。ここで1.5L追加(アタック失敗時に備えて多め)
🚶柏木登山口~仙丈ヶ岳 (地蔵尾根)
距離12.3km 上り2,161m 下り286m
松峰小屋付近までは比較的緩やかですがそこから先は斜度が増したと思います。何度か林道を歩いたり交わったりしますが、その途中の1ヶ所で道に迷いました。少々わかりにくいポイントもあるので行かれる方は上りも下りもお気を付けください。標高2,422m付近から山頂まで約600mの上りは酸素が薄いこともあり本当にきつく、山頂直下ではアリの速度より遅かったと思います。正午ごろから天候が崩れる予報だったので時間との競争で精神的にも疲れました。
標高3,033m
⛰仙丈ヶ岳 [せんじょうがたけ]
条件が良ければ南アルプスや富士山までも一望できる抜群のロケーションのはずでしたがあいにくの天候で少々残念ではありました。ですが今回に限っては一番の目的はゴールまで踏破することだったので一番の難所としていたこの山を越えられたことに安堵すると共に満足感でいっぱいでした。
🚶仙丈ヶ岳~長衛小屋テント場
距離4.3km 上り44m 下り1,088m
小仙丈ヶ岳で少し上りがあるぐらいであとはひたすら下るのみ。前半は岩が多く段差がきつかった記憶です。
⛺長衛小屋テント場
■立地:北沢峠から徒歩約15分、長衛小屋まで徒歩約1分、川のすぐ近くなので眠る時に音が気になる方は耳栓があった方がいいです。
■費用:1,000円
■予約:不要
■方式:長衛小屋で受付後に設営、テントのどこかにタグ取付
■飲料水:テント場内に併設、キンキンに冷えたおいしい天然水がドバドバ出てます。
■トイレ:テント場横に併設、洋式簡易水洗、8基程の記憶、チップ制
■地面:事前情報ではペグが刺さりにくいという事だったのでガイロープを長めにし、大きめの石に巻き付けて固定するつもりでしたが、刺す位置をずらしたりすれば問題ありませんでした。水平状況も良く、快適に朝まで眠ることができました。
■混雑状況:7~8割程埋まっていました。
■通信状況:不通(Docomo iPhone16)
■風呂:無し
■消灯:自由
📝2日目メモ
ザック推定重量7.2+水2.0+追加水1.5=10.7kg、全行程でストック使用、水3.5L持参 2.0L消費(松峰小屋付近で0.5L廃棄)、塩飴3個消費
══3日目 8/15(土) ══
🚶長衛小屋テント場~甲斐駒ヶ岳
距離4.5km 上り1,109m 下り129m
まずは長衛小屋まで55mの上り、これは準備運動です。こもれび荘に向かって右側の登山口から入山ですが暗いこともあってか少々分かりにくかったです。ここから双児山まで約600m、さらに甲斐駒ヶ岳まで約450mの上りです。さすがに3日目となると動きが鈍くなってくるのでこのように分けて考え、自分を鼓舞しながら先を目指しました。途中から岩が多くなってきたのでストックを使用するのをやめました。山頂直下はザレザレの花崗岩の登山道です。今回は上りなのでさほど気になりませんでしたが、下りではかなり注意しないとすぐに転倒や滑落につながると思いました。
標高2,967m
⛰甲斐駒ヶ岳 [かいこまがたけ]
山梨県と長野県の県境という事もありそれぞれ甲斐駒ヶ岳、東駒ヶ岳と呼ばれていますが、結局は甲斐駒ヶ岳と呼ぶ人が多い気がします。せっかく登頂しましたがガスが立ち込めていたのでご一緒したお二人の登山者さんと10分程お話ししたのち早々に下山しました。
🚶甲斐駒ヶ岳~甲斐駒ヶ岳登山口 (黒戸尾根)
距離8.7km 上り198m 下り2,392m
日本3大急登として有名な黒戸尾根の下りです。山頂から七丈小屋まで約600mの下りでは岩場や鎖場が多くありました。七丈小屋から5合目の屏風岩までも険しく、傾斜のきついハシゴや階段が何度もありましたが、整備が行き届いており安全に進むことができました。保全に関わってくださっている皆さんに感謝です。岩場のひとつとして知られる「刃渡り」は思った以上に怖くなかったです。途中で大粒の雨が降ってきましたが難所はクリアしていたのでホッとしました。終盤は穏やかな道となり橋を渡ったら登山は終了です。2日目の地蔵尾根と比べると距離は3分の2ほどですが標高差が同じくらいなので上りはなかなか苦労すると想像できます。いつか機会があればこの黒戸尾根の上りも体験してみようと思います。
🚾七丈第二小屋
通過者は利用料200円
💧七丈第一小屋
通過者は利用料100円 透明感のある味でした。
🚾甲斐駒ヶ岳登山口
無料 駐車場に併設
🚶甲斐駒ヶ岳登山口~小淵沢駅 (ロード④)
距離11.3km 上り264m 下り155m
下山後の状況によってはリタイヤも考えていましたが、全くもって元気だったので予定通りゴールを目指しました。この頃になると雨も上がり、あとはゴールを目指すのみということでやや高揚ぎみに歩みを進めました。最後のループ橋以降の上り坂では体力を削られましたが、ゴールが近づくにつれ喜びがこみ上げてきて自然と顔がニヤけてきました。見ていた人は怖かったと思います。
🏪小淵沢駅 [こぶちざわえき]
長かった旅もここで終わりです。ゴールした喜びと同時に長い間かけて準備したこの活動が終わってしまう寂しさ、もったいなさも心にありましたが、何がともあれ健康な状態で全行程を終えられたことにまず感謝しました。
📝3日目メモ
ザック推定重量7.0+水2.0=9.0kg、駒津峰~5合目屏風岩以外はストック使用、水2.0L持参 1.5L消費)、塩飴2個消費
■ゴール後
活動終了後は駅弁を頂き鉄道で帰路に着きましたがこの日は諏訪湖の花火大会という事で電車内は満員御礼、しかも遅延もあり非常に疲れました。ここが今回の旅の中で一番きつい体験でした・・・
🚃鉄道
小淵沢駅~塩尻 910円
塩尻~土岐市 2,220円
計 3,130円
■エスケーププラン
🚑エスケーププラン①
ジオライナー(バス) 17:00仙流荘→17:20高遠駅
JRバス 17:55高遠駅→18:19伊那BT
その後高速バスか鉄道で帰還
🚑エスケーププラン②
南アルプス林道バス 北沢峠7:30(次10:00)→8:15(次10:45)仙流荘
ジオライナー(バス) 12:00仙流荘→12:20高遠駅
JRバス 12:30高遠駅→12:54伊那BT
その後高速バスか鉄道で帰還
🚑エスケーププラン③
小淵沢タクシー 0551-36-2525
大泉タクシー 0551-38-2311
須玉三共タクシー 0551-42-2328
北杜タクシー 0551-32-2055
🏨タイムアップ時宿泊プラン
べるが尾白の森キャンプ場 ※要ネット予約
旅籠屋小淵沢店 0551-36-5999 ※満室率高い