01:08
3.1 km
75 m
時代を超えて愛される「マクロの銘玉」と歩く
福智山・尺岳・雲取山 (福岡)
2026年03月07日(土) 日帰り
時代を超えて愛される「マクロの銘玉」と歩く 今回持ち出したのは、最新のLレンズではなく、あえて少し前の世代であるEF100mm F2.8 マクロ USM。 「古いレンズ」と侮るなかれ。このレンズには、最新型にはない独特の柔らかさと、それでいてハッとするような合焦部の鋭さがあります。 手ブレ補正(IS)こそ搭載されていませんが、その分「光を読み、呼吸を整えて撮る」という写真本来の楽しさを思い出させてくれる一本です。 福知山山ろく公園、早春の息吹 3月の山ろく公園は、派手な彩りこそまだ控えめですが、足元をよく見ると確かな生命の鼓動を感じることができます。 1. マクロレンズで切り取る「小さな春」 100mmという中望遠マクロの圧縮効果を活かし、芽吹き始めた蕾や、湿り気を帯びた苔の質感を狙いました。 等倍まで寄れるこのレンズは、肉眼では気づかない「自然の造形美」を鮮明に描き出してくれます。 2. オールドUSMのボケ味 背景の雑木林を大きくぼかすと、被写体がふわりと浮き上がります。最新のレンズが「完璧な円形ボケ」を追求するのに対し、このレンズのボケにはどこか情緒的な揺らぎがあり、山ろく公園の素朴な風景によく馴染みます。 撮影を終えて 「道具が新しいかどうか」よりも、「そのレンズで何を見ようとするか」。 福知山山ろく公園の静寂の中でシャッターを切っていると、そんな当たり前で大切なことを再確認できました。 派手な観光地ではありませんが、カメラを持ってじっくり自分と、そして自然と向き合うには最高の場所です。
