TAMBA100 2025 100mi DNF
五台山・親不知・城山(猪ノ口山)
(兵庫, 京都)
2025年06月06日(金)〜08日(日)
日帰り
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぅう、DNFでした、TAMBA100 2025 100mi "Did Not Finish"と相成っておりました。
約170kmのコースの142.8km地点に設定された49時間という制限時間をクリアするだけの力が僕には備わっていなかったという極めてシンプルな話でした。
悔しかったです、すごく悔しかったのですがどうしようもありませんでした。 完全に跳ね返された感じで、終盤には行手に聳え立つ山々に恐怖すら感じさせられてしまうぐらいでした。
実際問題、100マイルに対して制限時間が57時間というレギュレーションだったので、時速3km、20分で1km進められたら良いと考えて、レース前は”何とかなる”やなんて考えていたんです。しっかし激アマやったです、コースの難度を考慮したら”57時間しか”あれへんかったですし、そもそも僕には57時間もぶっ通しで動き続ける体力がなかったのです。だいたいからして昨年100kmのコースで40時間かかってるのにから”何とかなる”わけないやないですかねえ。
そんなわけで、ボコボコにゆわされるべくしてボコボコにゆわされてきました。
しかし、僕は一度コテンパンのボコボコにゆわされたぐらいで諦めて放り出してしまうほど諦めが良くありません。そのようなわけで既にTAMBA100 2026にエントリー済みなのです。
現状、今回のレースで続行を断念した地点以降を時間内でクリアするイメージがまったく湧いてきません。たとえそうであったとしても、やれることをやっていこうと考えています。
◾️トレイルや山の特徴について
100マイルレースで累積標高が16000mを超えるわけですから、とにかく登っては降りる(それも斜度高い)、登っては降りるのひたすら繰り返しです。
◾️大会の雰囲気
良いです。賑やかです。スタート前はDJ.中谷氏やMC.トモティー氏が雰囲気アゲアゲにしてくれはって、フィニッシュ(=スタート)会場ではマルシェ的な催しが行われ、しんどさを感じつつ美味しそうな食べ物やら飲み物、おしゃれ雑貨など色々みて回れました。
◾️エイドで提供された食べ物
カレーうどんから冷やしキュウリ、ソバに素麺、色々いただけました。本当にありがとうございます。
◾️レース中の補給について
残念ながらうまいことできませんでした。中盤以降、消化器系に不具合が出て、食べるのに難儀することになりました。終盤には嘔吐もありました。初めての経験です。
◾️レース中の身体の変化について
レースの進行とともに良くない方向に遷移してゆきました。
序盤から心拍数が上がりきって、下げることにかなり難儀しました。中盤には疲労の蓄積を自覚することになりました。中盤〜終盤にかけては登り下りに伴って胃がゆれる感覚があり、消化器系に深刻な異常をきたしました。
最終盤にかけては疲労がピークに達し、眠くて眠くて、意識混濁状態でから自分でも寝てるのか起きているのかわからない、ほぼゾンビと化していました。
◾️次のレースに向けてやるべきこと
基礎体力の向上、心拍数が低い状態で走行、歩行ペースを上げられるようにする。
以下、備忘録的に取り留めもなく綴っておきます
■START〜さんなん仁王駅
なんしか暑かった。普通に心拍数が160/mim超えっぱなしで心配しまくりやった。
さんなん仁王駅エイドの素麺がスゲーおいしかった。昨年は夜中に食べてたが、素麺はお日さんの下で食うほうがおいしいに決まっとるっス。
石金山への登りは相変わらずしんど過ぎた。
■〜ネイチャーパークかさがた
・小野尻の手前あたりから西へ山を降りてネイチャーパークに向かう舗装路がすごくしんどかった。無理して走るよりも、歩いていく選択肢あったなぁ。なんか田んぼの脇を流れる用水路の水がすごく涼しそうで飛び込みたい衝動を抑えていた。
・ネイチャーパークかさがたエイドで調子に乗って食べ過ぎやった。ここでレスト時間とり過ぎてたかもしれない。
■〜千ヶ峰三谷登山口
・笠形山の登り、下見に来た時よりも随分手を入れていただいてあった。だがしかし、とんでもない斜度のルートで、"あぁ、僕は今TAMABA100を進めているのだ"とホントに改めて実感させられた。ホンマにあんなムチャクチャなルートのトレイルランニングレースなかなかないんやないかと思う。
・このあたりで一緒になったSさんと、かなり長いこと抜きつ抜かれつしながら行程をご一緒にすることになった。
・めっちゃカッコウが鳴いていた。そーいえば三重に住み出してからカッコウの声を聞いていないんちゃうかと思う。
・あまりにキツく、歩けなくなって、ちょくちょく座り込んでレストをとるようになっていった。
・スマートフォンが操作を受け付けなくなってしまって焦った。しかしSさんに触ってもらうと通常通り動きよった。「僕の指から変な物質とか電波でも出ているんやないか?」と焦った!
・千ヶ峰三谷登山口でリタイアを申告する方から激励を受けてフクザツな気持ちになった。
■〜播州峠
千ヶ峰に着く頃には真っ暗になってしまっていた。事前のwebブリーフィング時にボリュームゾーンのランナー達は千ヶ峰で日没を迎えることになると聞いていたので、遅れていることを嫌でも意識させられることになった。
・この区間は完全に一人ぼっちになっていた。人に見られていないのをええことに、急な下りでケツ滑りを多用していたら、ランパンのお尻にでっかい穴が開いていた!!
・播州峠のカレーうどん美味かった!!
・夜の闇のせいか、なんか追い詰められているような気がしてならなかった。
■〜篠ヶ峰
・しんどかった、とにかくしんどかった。
・播州峠からの登りがしんどかった。イヤな夢を見ている気分やった。
・しんど過ぎたので、道端の木の切り株に腰掛けてちょっと寝て、その後のリスタートで逆走していることに数分ぐらい気づけなかった。とんでもなく損した気分になった。
・竜ヶ岳への登りがしんどかった。めっちゃイヤな夢を見ている気分やった。
・篠ヶ峰への最後の登りが、またすんごくしんどかった。しかし夜が明けていたのと、登り切れば篠ヶ峰エイドに到達できることから、めちゃくちゃイヤな夢を見ている気分にはならずにすんだ。
・篠ヶ峰エイドではSRさんにお声がけと手厚いおもてなしをいただいて、とても幸せな気持ちになった、嬉しかったです!
・100Kを走ってらしたKさんが凄いタイミングで南から登って来られ、うまいこと会うことができた。ホントすごい。
■〜甲賀山
・下り基調ということもあり、割とスイスイ進んだ。この区間は下見を含めて4回目で、さすがに力の抜き方がなんとなしうまくなってきたように思う。それでも膝はすでにガタガタ。
・甲賀山エイドのソバは今年もとんでもなく美味かった!!
・ちょっと胃袋というか消化器に違和感を抱いていた(ソバを1杯しか食われへんかったし)。
・甲賀山エイドで100Kの選手とおしゃべりする時間があった。昨年は100マイル走る人のことをスゲーと憧れの目で見ていたが、いざ自分が100マイルの選手になってみると、「いやいや100Kで十分スゲーで、オレもまだコースの半分ぐらいしか走ってへんし」としか思えなかった。
■〜安全山
・相変わらず、まったく安全やなかった。いつ来ても立ち込めるすげーTAMBA臭!
■〜岩谷山展望台
・幻覚を見始める。ルート脇の杉の向こうに色々見える。Sさんも見え始めたようで”オレはアレに見える”、”イヤっ、オレはコレに見える”、”せやけど幻覚やから何もないんやけどね”といった不毛な会話がちょこちょこあった。
カヤマチ山を過ぎてから行く手に立ち塞がる、サイコガンダムやらビグザムを感じさせられる山も心なしかスタジオカラー風味にGQuuuuuuXナイズされていた、とかいないとか。
■〜ごりんかん
・意識がふらつき出した。
・僕は走っているのに歩いている人に離されていく理不尽!
・何か考えているようで何も考えられないような感じやった。
・それでも進む人はえらい。
・ごりんかんには着きそうでなかなかたどり着けなかった。
・ごりんかんエイドでも温かくもてなしていただいて元気が出た。
・昼に甲賀山でチェンジした右目のコンタクトレンズがフィットしなかったのでここで更にチェンジした。Sさんによると僕の右目は充血してまっ赤かやったらしい。
・コンタクトレンズを装着するときに鏡を貸していただいた方、ありがとうございました。今度からデポバッグに入れるようにします。
■〜前山ふるさとセンター
・これホントに恥ずかしい話なんですけど、下見でこのあたりのエリアに来たときに「あまり丹波臭がしない憩い的な区間かもしれない。」やなんて評してるんですわ、僕。考えられんですわ、ホンマ。
・ごりんかんでメンタルは回復したけど、フィジカルがついてこんかった。寝たらよかったけど、残り時間的に厳しかったぁ。
・意識ないまま歩いていて、道でもなんでもない藪にどんどん突っ込んでいって、Sさんがドン引いて心配してらした。っというかSさんと一緒やなかったらどないなってたんやろ?
・前山ふるさとセンターでは空元気が出たっ!!なんとか完走したい気持ちは持ち続けていた!!!
■〜関門アウト地点
・狸穴名水らへんのところまでは、なんとか舗装路を走ることができた。んがっ、良かったのはそこまでで、登り口がわからんくなるし、また意識ないまま歩くし、パフォーマンスがかなり低下している自覚があった。
・遅れがちになってきた僕を待ってくれるSさんに、いよいよ着いていくことが難しくなってきたので、「オレにかまわず」とか「シカバネフミコエテススムミチヲ」とかなんやかんやで、Sさんだけでもぶっ飛ばしてガンガン行ってもらうことにした。
・そして再び一人ぼっちになってしまった僕の前に立ち塞がるのは牙を剥くTAMBAの山々と142.8km地点の水分かれ公園に設定される関門時刻。これをクリアすることが今の僕にとって現実的やないと判断できないほど、僕の脳みそはクルクルパーになってはいませんでした。