日浦登山口から綱繰山・西赤石山・東赤石山・権現山縦走周回~銅山峰・西山・綱繰山・東山・西赤石山・物住頭・前赤石山・八巻山・東赤石山・権現山~
東赤石山・西赤石山・物住頭
(愛媛, 高知)
2024.04.06(土)
日帰り
今回は遥々愛媛県の新居浜市まで遠征しました。
目指すは西赤石山と東赤石山です⛰️
当初は雨天予報で計画しながらも見送りかなと思っていたところ、前日の天気予報では曇り後晴れで降水量も0mm。てんくらAになったので曇りとは言え支障をきたすほどのの雨は降らないだろうなと遠征することに決めました🙂
車中泊する旧別子銅山日浦登山口駐車場までは、475km距離があり6時間強かかりました🚗
駐車場を10台ほど駐車できてトイレもあります。
さて、この登山口は旧別子銅山とあることから分かる通り、かつては日本三大銅山に数えられ住友家280年経営して住友財閥発展の礎となった銅山が操業していました⛏️
別子銅山の近代化を推進した支配人であった広瀬宰平の名を聞いたことがある方もいるかもしれません。
山の中には採掘施設だけではなく鉄道が走り集落や劇場、学校等が存在していました。
これらの産業遺構を観覧しながら登山道を登って行きます。
それにしても足尾銅山(皇海山)、日立鉱山(日立アルプストレイル)に続いて、図らずも登山をしながらかつての日本の三大銅山に全て行ってしまいました🤣
今回も先週の茨城八溝山と同じくかなりの遠方の山なのでいつもより早く22時に起床🥱
今回のルートは西赤石山より東側はかなりの悪路であることが予想されたので、ピストンで計画を立てたものの場合によっては途中のエスケープルートからの下山も考えました😶
カップラーメン🍜とおにぎり3個🍙、カロリーメイト🍫を半分食べて準備。
いつも通り重りのお茶6lを背負って出発🚶
まずは銅山峰や綱繰山方面を目指します。
序盤はそこそこ傾斜がありますが、道が綺麗に整備されて歩きやすいので特にきつくはないです。
しかし、途中で遺構の写真を沢山撮りすぎたので推進スピードはやや遅めでした😑
日程の都合上ナイトハイク開始でしたが、このルートは明るい時間に行きたかったです🥲
序盤から思ったようにペースが上がりませんでしたが、1番の誤算は序盤から雨がポツリと降ってきたことでした☔
30分も経つともう雨粒が大きくなっていました。物凄い大雨ではなかったですが後々ボディーブローのように効いてきます👊
天気予報では降水量が0mmでしたがやはり山の天気は読みにくいです。この後進まなければならない険しい岩場ルートが心配でした😟
登山口から1.3kmほど進むと湧き水ダイヤモンド水とトイレがあります🚽
ここからも鉱山遺産を見ながら進みましたが、なかなか雨が降りやまない😥
本来ならば歩きやすい道ですが、雨の影響で足元も滑りやすいので慎重に進みました😐
1.3kmほど進むと標高1277mの分岐です🤥
ここから綱繰山へ向かうはずでしたが、誤ってYAMAPにない道を進んでしまい先に銅山峰へ登ってしまいました。
前山と書かれたプレートの奥に銅山峰の頂上標識(標高1330m)があります🤠
さすがに銅山だけあって銅板の標識です。
この辺りからさらに雨が強くなってきました。
400mほどの距離を100m弱アップすると西山頂上(標高1428m)です🤠
傾斜あるものの歩きにくさはないです。
ここで軽く休憩🥛
西山からは急登の下りで雨に濡れて滑りやすい浮石も多いので慎重に下りました。
雨の日に浮石は困ります。
大峠からは一転登り。
400mほどの距離を120mアップすると綱繰山頂上(標高1466m)です🤠
綱繰山から大峠へ下り、標高1277mの分岐までトラバース道を進んで行きました。
途中道が土砂崩れの影響か崩壊気味になっている細道の個所はありますが、概ね歩きやすいです。
分岐からは旧牛車道を300mほど進むと銅山越(標高1294m)です🤥
銅山越からも本来であれば歩きやすい道が続きます。
ただし、この日は雨の影響もあったので思ったようにペースは上げられなかったです。
500mほどの距離を100mアップすると東山頂上(標高1392m)🤠
ここで休憩🥛
200mほど進んだ標高1420mの分岐からは小ピークを1つこえてから西赤石山へ向かいます。
浮石はあるものの、乾いていれば頂上近くに取りつくまではそこまで歩きにくいわけではなさそうです。くどいですが、この日は雨なので何度か滑りました🏂
頂上近くになってくるとロープも張ってある岩場になります🪨
雨で滑りやすかったので慎重に登りました。
1.3kmほどの距離を200mアップすると西赤石山頂上(標高1620m)です😇
明るい時間に来れば展望が良さそうでした。高山植物の南限でもあるようなので牧野富太郎のような植物に詳しい人にも楽しめると思います💐
軽く休憩🥛
それにしても西赤石山の辺りはかつては足尾銅山のように禿山になってしまいましたが、浅い土壌でも生育する檜が多数植えられてことからか緑の森が復活しています。
住友林業の長期的な植林事業が功を奏したようでした。
ここからはさらに雨脚が強くなってきました😮
物住頭までは傾斜も緩く雨が降らなければ歩きやすい道だと思います。ただし後半にがけ側に傾斜が傾いた岩場の痩せ道がある個所があるので滑落に注意しなければなりません😐
1.3kmほど進むと物住頂上(標高1636m)です🤠
ここまではまだましだったのですが、ここからが地獄でした👹
200mほど進むと前赤石山への分岐に到達🤥
しばらく進むと岩場の急登が現れます🪨🪨🪨🪨🪨
晴れている日でも難しい鋭角の岩場の急登。ただでさえ難しいのに、この日は雨の影響で岩場がツルツルに滑る仕様⛷️
とにかく慎重に足を滑らせない様にほぼ匍匐前進に近い感じでゆっくりと登りました😑
かっこ悪くても怪我しなければ良いです。
50mほどの距離を40mアップする急登が鬼のようでした👹急登を登りきっても滑りやすい岩場の細尾根。泣きそうになりながら重心を低くして進みました😭
全区間で最も危険で怖かった区間です
一歩でも足を滑らせれば恐らく死んでいました。
分岐から前赤石山頂上まで僅か200mですが、果てしなく遠く感じます😰
前赤石山頂上(標高1677m)に到着したのが4時35分🤠
地図上のタイムは20分でしたが35分弱かかってしまい大ブレーキ。計画よりも大幅に遅れてしまいこの時点でピストンするのは事実上断念しました😓
前赤石山からの急登の下りもウエットな岩場を下るのでいつも以上に慎重に下りました😐
僅か100mほどの距離を50m下るだけですが、15分もかかってしまいました。
地図上のタイムの2倍の時間です。
八巻山との鞍部を挟んでのアップダウンから赤石山荘までは下り基調ながら浮石が多く、ここも駆け下って行けずさらに計画から遅れてしまいました😵
400mほどの距離を100mダウンすると赤石山荘跡(標高1548m)です🏚️
ここで休憩🥛
ここからは岩場の急登です🪨🪨🪨雨は上がってきましたが雨水に濡れた岩場が滑ります。
最後は巻き道から登り300mほどの距離を150mアップすると八巻山頂上(標高1698m)です🤠
八巻山からもかなり歩きにくい岩場の尾根道を進みます🪨🪨🪨🪨
ここも足を滑らせたら一発で死に直結するので慎重に進みました😰
生きた心地がしなかったです。
200mほど進むと赤石越(標高1666m)です🤥
赤石越からは東赤石山への登りの他、南下すれば登山口に出られる分岐です。
ここから東赤石山頂上への登りも先ほどの尾根道よりは険しさはないものの、相変わらずロープが張られた急登を登って行きます🪨
150mほどの距離を50m弱アップするとようやく、以前から登りたいと思っていた東赤石山頂上(標高1710m)です😇
東赤石山は花の百名山且つ日本二百名山です。
これで花の百名山通算80座🌸、日本二百名山34座⛰️に到達。
この日は曇っていたものの全方位展望があります🏞️
軽く休憩🥛
ちなみに50mほど東へ進むと東赤石山の三角点があります。
東赤石山からは暫く岩場の尾根道を進んでからは樹林帯に入ります。岩場よりはましですが、ここも道が不明瞭で歩き辛い感じです😐
三角点から1.1kmほど進むと権現越(標高1461m)です🤥
草原の中の道250mほどの距離を70mアップすると鉄塔のある小ピークです。
さらに300mほどアップダウンを進むと権現山頂上(標高1593m)です🤠
軽く休憩🥛
ここから権現越に戻り昼食を摂りました🍙
権現越からは浮石が多い道を下ります。雨の影響もだいぶなくなってきたので駆け抜けて行きました🏃岩場を抜けるとかなり歩きやすい整備された道になるので安心して進めました。
2.7kmほどの距離を760mダウンすると床鍋登山口(標高694m)です🥛
軽く休憩。
1.2kmほど一般道路を進むと瀬場登山口(標高654m)です🥛
700mほど進むと筏津登山口(標高663m)です。
ここかからも延々とヒーヒー言いながら4.4kmほど進み日浦登山口駐車場へ戻って来れました🙂
途中雨で濡れた岩場で滑りそうになって何度か死を覚悟しましたが、無事に下山できて安堵しました😮💨
赤石山系の難易度は石鎚山をはるかに上回るレベルだと思います😐
私の体力技術レベルでは雨に濡れた岩場ばかりのこのルートをピストンするのは不可能で、このような情けない結果になってしまいました😓
とはいえ無理して怪我をしたり命を落とすようなことになっては元も子もないのでカイ・シデンの言うように臆病なくらいが丁度良いのかもしれません。
下山後は温泉でゆっくりして愛知県まで475kmの距離を6時間かけて日帰りしました🚗
次回は2年前失敗した鈴鹿での縦走を逆ルートですが、ルビコン川を渡る覚悟をもって臨むつもりです。
最近はあまりきつい縦走はしていなかったのでどこまで通用するか分かりませんが、何とかリベンジができればと思います👍