06:56
8.7 km
598 m
鳥屋山 多様な森
鳥屋山 (福島)
2024.04.16(火) 日帰り
フォローさせていただいている方々の鳥屋山の山開きの記録に2種類のエンゴサクがアップされていて、気になってしまい急遽、確認のため登ってきました。 集落入口の駐車場に車を止めて舗装道路を歩いて、登山口へ、集落を抜けるとオオヤマザクラが満開、ケヤキのあがりこなどを楽しめました。そして、路端にはエンゴサクが、苞葉を見るとヤマエンゴサクとオトメエンゴサクどちらのタイプの株も見られました。登山口の駐車場には3台ほど止まっていました。 登山道は、しばらくは段々畑の中。ふと足元を見ると、ミニチュアのようなエンゴサク。明らかにこれまでとは異なります。じっくり撮影。ミチノクエンゴサクのようです。結局、3種類のエンゴサクがカタクリ群生地まで植生していました。 後は、登りを楽しむだけです。カタクリ群生地から第一見晴台までは株立ちのケヤキやシナノキの大木が見事。第2見晴台を経て山頂まではコナラ・ミズナラ林。 ところどころにタムシバやオクチョウジザクラの美しい姿、登山道沿いにはナガハシスミレが切れ目なく見られました。山頂手前には若葉を着飾った美形のブナも。第2展望台や山頂からは白い飯豊連峰が望めました。山頂にはユキツバキの花が残っていました。 帰りは、ナガハシスミレとオオタチツボスミレ、タチツボスミレの雑種と思われる株がところどころに、また、目が慣れたのかミチノクエンゴサクは、力清水からカタクリ群生地まで植生が確認できました。 鳥屋山は3種類のエンゴサクが植生しているのではないかと思われました。また、アワガタケスミレに似たような葉の形態をしているナガハシスミレとオオタチツボスミレの実生株と見られる個体の茎葉花が見つかりました。 鳥屋山、面白い山でした。エンゴサクの写真撮影だけで1時間もかけてしまいました。