30:17
32.6 km
2584 m
the 北大雪・・・アンギラース!
ニセイカウシュッペ山・平山・朝陽山 (北海道)
2024.03.22(金) 3 DAYS
荷物を背負う時に振りかぶってよろけるのは常、2本足で立っているだけなのにふいにバランスを崩してぐらつく・・・まだリタイアするほどの年齢では無いのに時に「キミはホントに大丈夫なのかい?」と自問自答する身体能力の曲がり角です。遠征コースも「難所!」ゼロの無難なルートを無意識の内に選択するようになり、険悪な山肌はそばから鑑賞するもの=自分は越えないもの、と思うようになっている昨今の春山旅・ミニ。 *********** 道東圏から決して遠くはない北大雪 ─── しかしなかなか足が向かないのは多分・・・林道が長い?針葉樹林がうっそうとしてそう?いや、おそらく地図に「幕営指定地」が記されていないからだろう。確かに泊ってまで縦走するほどの面積では無いのだけど、えっと、何だろ、、夜を明かせない山は「一番美味いところを生ごみとして捨てろ」と強制されているようで ─── そっか。なら冬に歩けばいいんだ ─── と思ってからこの地へ戻って来るまでに随分と時がかかったものです。ある初冬に白滝天狗から有明山へ登り「いやはや・・・ニセカウ、すぐそこだぞ!」まだ雪で埋まり切っていない眼下の森をつっきって稜線を登り返せば、ほんとに数時間でニセカウ。きっといつかの冬日、戻って来よう。。。そんな心地をあの日以来初めて思い出したのは、暮れの黒岳でばったり沢先輩と一緒になり「冬のニセカウってどうなの?」と聞かれた時です。そして先輩が下見した層雲峡からの冬・登山口の情報を送ってくれ、私もすっかりその気に。。。2回沢経由で登ったしナ。2泊くらいの山日和好機があったら白いニセカウ、行ってみたいな。 日曜日に三国山へ出掛ける約束があったので、その直前の晴日数日を北大雪のミニ遠征に当てることにしました。せっかくだからあの日の有明山から眺めた路を歩いてみようじゃない。。平山周辺も未知だしアンギラスの稜線は岩とハイマツが夏山としては私には暑苦し過ぎ出掛けるならやはり冬だろう ─── オホーツク沿岸の道路が通行止めになるほどの降雪があったことは都合よく忘れており、車を走らせながら思い出した時は「きっと新雪で美しい森になっているだろう」と信じることにして入山したのでした。