01:04
3.9 km
247 m
鬼岳と鬼嶽神社
矢筈岳 (熊本, 鹿児島)
2026年01月10日(土) 日帰り
亀嶺峠から見た鬼岳(おんたけ)は、台地上にポコンと突き出た形をしていて、とても目立つ山であり異様な感じもあって、鬼岳と名が付くのも分かります。 山名の由来について調べていると、みなまたの民話「鬼の材石」に「むかし、湯出の七滝の一つである大滝の近くに鬼の一族が住んでいた。家族が増えて棲家が狭くなったので、新しく家を造りたいと思って、鬼嶽の神様にお願いに行った」という話がありました。 異様な山の姿が鬼が住むような所といった雰囲気を醸し出していること(鬼ヶ城や鬼ヶ島的な雰囲気)が山名の由来になったのかなと想像しました。 読み方は「おんたけ」のようですので、鬼岳が転訛したのか、あるいは元々は地域の信仰の対象としての山を敬う呼び方の「御岳」だったのかもしれないなとも想像しました。 山頂にはブロック造りのお社があり南側を向いていました。お社の周囲には石垣があり、南側には石の階段も設置されていました。 今回登って来た方向と逆方向の頭石(かぐめいし)集落への尾根上に地図では道(点線)が表示されています。 地図では、北側にある鬼岳集落から直接山頂へ向かう道は無く、西側にある頭石集落からは山頂へ向かう道がありより関係が深い感じがします。 鬼岳山頂の神様のことや、どの集落との縁が深いのか気になりました。「鬼嶽神社」と表示された鳥居もある様です。 ◯みなまたの民話「鬼嶽と矢筈山」要約 肥後と薩摩の国境に立つ鬼嶽と矢筈山は仲が悪くついに山同士の大喧嘩となった。 山の長老が背比べを提案し、「鬼嶽から矢筈まで樋ばかけてみれば、どっちが高かかわかっとたい」と言って、樋を作って渡すように言い付けた。 樋が出来上った日、俄に雨が降った。雨水が鬼嶽から矢筈へ流れたことで鬼嶽の方が高いことが判明した。 高さは鬼嶽、男前は矢筈(良か嫁さんがいるため)と和解し、以後は仲良く向かい合って暮らしたという。 水俣市史「民族・人物編」より ※鬼岳(735m)、矢筈岳(687m) ※矢筈岳の隣には女岳という山がある ゴールの位置から山頂までの往復が歩いた区間です。今回の登山スタート地点までの道のりが分かりやすいように軌跡を取ってみました。 南側からのアクセスは道が悪いとのレポートがありましたので、この北側からのアクセスが良いのではないかと思われます。(普通車でもゆっくり走らせれば大丈夫でした)
