夜叉ヶ池
夜叉ヶ池山・三周ヶ岳
(滋賀, 岐阜, 福井)
2026年06月28日(日)
日帰り
6月28日(日)は4人での夜叉ヶ池歩きでした。メンバーは三国山でご一緒したpumpkinさんとmiyさん、そしてpumpkinさんゆかりのmidさん(それぞれ敦賀の人たち)と私です。もともと夜叉ヶ池と夜叉丸には行ってみたかったのですが、熊が出るらしいのでソロ歩きをためらっていたところ、pumpkinさんが4人での歩きに誘って下さいました。それも6月20~21日に歩く計画でしたが、台風の影響で雨天となり、28日に延期となったものです。
福井県側夜叉ヶ池駐車場に8時集合の予定でした。私は自宅を5:40頃出発し、木之本ICで降りたのち、すこし国道8号線を遡ってコンビニでサンドイッチなどを購入しました。自宅近くのコンビニはまだ6時前ゆえ開店していなかったのと、木之本から先の一般道沿線にコンビニがあるかどうかわからなかったからです(事実ありませんでした)。木之本から国道365号線を北上。途中栃ノ木峠付近から476号線に入るまでにワインディングロードの登り降りがありました。ここは、帰りは避けようと思うほどの道でした。476号線から日野川ないし岩谷川沿いの道に入って進むと、ダム前後あたりから、台風の影響らしい結構な落石があり、走行に注意を要しました。
「今庄のカツラ」の大木のある登山口駐車場には7:40頃到着しています。駐車場は約40台駐車可能と、結構余裕があり、まずまず清潔なトイレもありました。pumpkinさんたちも7:50頃には到着されました。
1) 歩きはじめは8時頃だったでしょうか。あとで調べると、登山口駐車場から夜叉ヶ池まで は約3kmで、通常は約1時間30分かかり、高低差 約350m、 夜叉ヶ池付近の標高は約1,100mとされています(駐車場の標高はca.700~750m程度のようです)。われわれはしかし、夜叉ヶ池に10:28に到達したので、通常の2倍近い、3時間弱の時間を要しています。
私は、池まではまずまずの歩きだが、池から夜叉丸または夜叉ヶ池山までの急登ないし熊笹の歩きが要注意、と思っていたのですが、豈図らんや、登山口から池までがなかなかの歩きだと、今回身を以て体験することになりました。というのも、登山口からは、最初の急登を過ぎて、岩谷川渓流沿いの、滑落注意ではあるものの、歩きやすいほぼ平坦路がありましたが、その後は、概ねかなりの急登が続いたからです。途中の2000m、1500mなどの標識をみても先は長いなあ、と感じましたし、あと500mとの標識を過ぎてもなお急登が続きました。しかも、大股でないと登れない後期高齢者にとっての難所が少なくありませんでした。ともあれ、4人での複数回の休憩とは別に、己だけいつもより少な目かつ短めの小休止をちょこちょこ挟みながら、なんとか池まで登り切ったことでした。
夜叉ヶ池やその後に登る予定の夜叉丸は当初ガスに覆われてまったく見えない状態でした。池までの途中で、すれ違ったハイカーさんたちに、その都度池が見えたかどうかを尋ねたところ、ほぼガスで覆われていたが、見える瞬間もあった、とのことでした。そこで、とりあえず、ガスが薄くなるまで池のテラス(来たばかりの時はテラス端に毒蛇のヤマカガシがいたので、先に私がこれをその下の茂みに落としました)で早めの昼食としました。
食事タイムは、お三方がそれぞれに取り出されるお菓子類がじつにいろいろで、私もありがたくそれらのご相伴に与ったのですが、これらの光景は目を見張るほどで、驚くばかりでした。女子登山とは、なるほどこうなのか、と。
しばらくするとガスが薄くなり、対岸も見えるようになってきました。そこで、夜叉丸までの歩きを試みることにして、滑りやすい木段を上り、三周ヶ岳と夜叉丸との分岐の鞍部へ。
ただ、夜叉丸に登る前に、岐阜県側登山道を少し降りてみました。事前情報で、付近にニッコウキスゲが開花していることを確かめていたからです。しかし、ザレガレのロープ場を少し下ってみたところ、意外にも、ニッコウキスゲらしいものはまったく見あたりませんでした。
そこで鞍部に戻り、分岐付近に皆でリュックをデポして、トレッキングポール1本だけで、夜叉丸への岩の急登に取り付きました。この岩の急登は、冠山山頂手前の岩場のようなロープがなく、相当の怖さがありました。それでもなんとかしばらく登ると、途中ですーっとガスが晴れて夜叉ヶ池の全貌が見え、かつハートマークの形も見えました。
他方、pumpkinさんによると、夜叉丸まではもっと岩場が続くとのことでした。その先の夜叉ヶ池山までは、熊笹の道で山頂の展望もないとも。実際に、途中地点から夜叉丸まではまだ結構距離があるように見え、かつ夜叉丸はまだガスの中でした。そこで、夜叉丸までリスクを冒して登ってもそこから夜叉ヶ池が見えない可能性が高いので、途中地点から引き返すのが目的合理的、ということで合意しました。
2) 当該地点から鞍部までの下りは、私にはなかなかの難物でした。年齢要因で、日頃も、片足をあげるとまっすぐ立ち続けられない状態ですし、加うるに毎朝服用している高血圧薬にはふらつくなどの副作用があります(5月23日の赤坂山への急登で実際に足がふらついて体が横倒しとなり、立木に頭をぶつけてたんこぶをつくったことの記憶も、まだ新たでした)。おまけにこの日は徹夜明けの歩きでもありました。大げさにいうとこの一種の三重苦を抱えての急でロープもない岩場の下りです。いつも以上のへっぴり腰でのおそるおそるの下りとならざるをえませんでした。そういう状態だとなお危ないとも感じましたが、そうするしかない下山でした。
なんとか鞍部まで降り立ちほっとしたことでした。
ほどなく鞍部から夜叉ヶ池に戻り、そこのテラスでしばし休憩しています。
で、11時51分に夜叉ヶ池から下山を開始しています。登山口まで2時間強を要していて、全員での途中休憩も2~3度やりましたが、それ以外はずっと歩き通しでした。往路と比べると1時間程度短くて済んでいます。
下山後は、カツラの木で集合写真を撮っていただきました。その際、鈴鹿の上高地のシンボルツリーであるカツラの木からよい匂いが漂う、との記録を思い出しました。そこで、それぞれで葉や幹を嗅いでみたところ、そういう芳香は誰も感じませんでした。
帰宅後に調べてみてその理由が判明しました。「カツラの木は、秋に黄葉した落ち葉からキャラメルや綿菓子のような甘い香りが強く漂うのが特徴で、この香りが和名「桂(香出る木)」や別名「香の木」の由来ともされています。カツラの木の匂いの主役は生葉ではなく、主に秋に落ちた葉です。落ち葉が黄〜茶色に変わる過程で、糖が分解されてカラメルのような甘い香りになります。」6月28日は時期尚早だったわけです。
北陸道までの経路をpumpkinさんに教わり、皆さんとお別れして、476号5線経由で今庄ICから北陸道に上がりました。徹夜明けの歩きの疲れで途中眠気がついたので、賎ヶ岳SAに立ち寄り、トイレで洗顔し、冷感タオルを濡らしてリフレッシュ。そこから先は、 眠気もおさまり、走りながら昼食用に買ったものの夜叉ヶ池では食べぬままだったサンドイッチを食べ、16時過ぎに帰り着きました。
3) 夜叉ヶ池往復で眼にした花の殆どはコアジサイやガクアジサイでした。赤や黄色の花がほぼなかったので、そういうものに焦点の合いやすい60mmマクロの本格デビューには至りませんでしたが、アジサイ類をいくつか撮影し、その出来不出来もある程度確かめられました。
今回の画像としては、iPhone16のものとデジイチ+60mmマクロの両方を挙げています(60mmの方はデジイチのE-M1の時刻が6分進んでいたので、その分を差し引いた位置にアップしています)。またお三方からの画像も事前了解を得て利用させていただいています。これらには、やや集合写真が多目ですが、楽しい往復歩きを窺わせるものですから、これらもあえて掲載しています。
なお、画像のキャプション末尾に皆さんそれぞれのニックネームの頭文字(アルファベット小文字)を記しています。pumpkinさんのpu、そしてmiy、mid、のごとくに。それ以外は私の画像です。このうち花のズームの鮮明なものは60mmマクロによります。
今回は、徹夜明けの登り降りで、しかも急登続きでしたから、途中での足攣りの懸念がありました。ところが途中でも下山後も足攣りはまったく出ず、懸念は杞憂に終わり、ほっとしました。おそらく、主に、毎週末のハイキングが奏功しているのと、昼食時にアミノバイタル・塩ジェル・ツムラ68を服用したのが効いたのとの、双方によるだろうと思われます。