小秀山
小秀山
(岐阜, 長野)
2025.11.30(日)
日帰り
岐阜県と長野県の堺に位置する小秀山。
いつか登ろうと思いながら後回しになっていた。週末は晴れ予報。これは雪が降る前に登りに行くしかない。
二の谷コースで登り三の谷コースで下りる。
途中でカモシカ渡りの岩壁を登るため、逆コースはおススメしない。
乙女渓谷キャンプ場から渓谷に沿って木段を登って行く。秋は紅葉が美しく観光スポットでもあるらしいが、紅葉が終わった今は空気が冷たく渓谷も薄暗く木段も抜け落ちている所があったりして、少し寂しい雰囲気。
それでもいくつもの滝を見ながら歩くのは気持ちが良い。
出発の時に一緒になった岐阜の先輩は、挨拶した後あっという間に姿が見えなくなった。
展望台を過ぎた辺りから"そこ滑るから気をつけて"と、見上げると先輩が。気にかけてくださりありがたい。確かに滑るので慎重に歩く。
夫婦滝から左の急斜面をジグザグに登る。
孫滝が最後の水場となり、ここから急登になる。両手使ってガシガシ登る。えぇ、こんなところ登るの?と思いながら登るしかないので必死に登ってきたら、どうやらルートではない岩場をよじ登ってしまったようだ。第一展望台で先輩が白山の眺望を楽しんでいたのに、熊が現れたかと驚かれたそうで大変失礼しました。
ここで先輩より先に歩くことになってしまい、カモシカ渡りも私が先頭となる。ロープや鎖があればまだ良いが何もないので掴まれるところを必死に掴みながら一歩づつ確認しながらけして下は見ないで登る。何とか登りきってもまだまだ続く、と思ったらまたルートではない岩場をよじ登ってしまったようだ。下を覗くとちゃんと巻道があった。先輩は巻道で通過。やれやれ。
途中から道に雪が残り、兜岩までの急登は凍りついて滑りやすく慎重に登る。兜岩を過ぎて登って行くと、緩やかな道になり小秀山がやっとその姿を見せてくれる。真っ青な空と中央アルプスが目の前に何と気持ちの良い場所。
山頂からの御嶽山が美しく素晴らしい!ここまで登って来た甲斐があったと思わせる眺望。
コーヒー淹れて先輩と山談義で盛り上がりのんびり一時間ほど過ごす。
下山も先輩が追いついて来たので途中からおしゃべりしながら一緒にくだる。
登りはバラエティに富んだルートだったが下りは難所もなくとても歩きやすい。
最近はハイキングのような山歩きが続いていたので久しぶりにちゃんと山に登った!と言う感じで
心も体も満たされる。山に登った後の疲労感が心地よい。いつかと思っていた小秀山、天気の良い日に登れて楽しめた!