09:42
11.8 km
1825 m
朝活・毛勝山 西北尾根
毛勝山・釜谷山・猫又山 (富山)
2025.11.27(木) 日帰り
泊まり制限があるから形式上は日帰りに従事する山行を続けているのだが、 何週間も天候に阻まれている様子を何度も見せつけられると、 プロフィールも「朝活の可能性を追求する山行」に方針転換してやろうかと思う今日この頃。 今回は初めましての毛勝山西北尾根。 毛勝山自体は、2023.4.13に毛勝谷経由、毛勝三山サーキットして以来の2度目の登頂。 積雪時の仕事前に登るルートではないと思っているものの、 週末好天、休みは荒天という不条理に抗うべく、途中で引き返せば問題ないという確証バイアスに背中を押されて、今日も朝活に勤しもう☃️ 今回の肝になったのは、 最初の急登と、山頂直下の数百m。 最初の急登は、 びしょ濡れで苔むしたスリッピーな小岩と木の根が、落ち葉に覆い尽くされ、今の時期ならではの危険極まりないサーフェスになっていた。 EL.1479の三角点あたりから雪が出始め、EL.1600過ぎから雪上ギヤ登場。 そこからは延々にラッセルとRFの繰り返し。 最後の残り数百mの急登では、 尾根沿いはツリーホール、谷沿いは片栗粉のようにズルズルと滑る雪とアイスバーンのミックス。 暴風で正面から吹き付きる地吹雪で視界も遮られる。 厚さ5〜10cmほどの弱層も出始め、雪崩の危険はないか、乾雪吹き溜まりの地形のリズムが全く読めず、見えずのRFに悪戦苦闘する。 地形に合わせてギヤを換装できる状況ではないので、ゴリ押しで牛歩のように進み、どうにか登頂にこぎ着けた。 登頂すると、目の前に剱岳北方稜線と後立山連峰がドーン🏔️ と、眺望が開けるのはいいのだが、 予報では、南西の風、毛勝山は8m/s、剱岳は11m/sとなっていたが、山頂に立つとそんなレベルとは到底思えないような暴風。 風を避ける緩衝地帯は存在せず。 ビーナスベルトも現われて景色は美しいけど、地吹雪でまともに食事を取ることもできず、気分は即撤退モード。 意地でも太陽が出る瞬間だけは見届けてから、下山に舵を切る。 風が穏やかになったP2151付近で、ようやく朝ごはん。 そこで、「今日もいい朝活だった」と自分を振り返る自分を見て、だいぶ性根が歪んできている気もするが…大丈夫か、俺🙄 ※山頂直下の夏道ルートは雪崩が起きる地形だと思ってます。行かれる方は充分に注意してください