房州アルプス♪ で、ご当地アルプスミッション、リーチ!
房州アルプス
(千葉)
2025.12.07(日)
日帰り
※注:崩落個所について、記事上、訂正させて頂きました。
有志の方が個人的に整備して下さったとの事で、その経緯についても触れておきました。
整備は自治体がするものだ、という先入観があり、有志の方の善意であった事とは知らず、誤解を招く表現があった事を謹んでお詫びさせて頂きます。
やまっぺさん、本当に我々登山愛好家の為に、ありがとうございます。
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低山、バンザイ!
どうも、ソロハイカー輪太郎です。
が、本日はソロではありません。
相互フォローさせて頂いている、美ら山さんとご一緒させて頂き、千葉県の房州アルプスを歩いてまいりました。
美ら山さんの活動日記はコチラ。
https://yamap.com/activities/44832035
千葉県最高峰の愛宕山に続き、本日もお供させて頂き、ありがとうございました🙇♀️
いや~、気持ちよかった~♪
熊スプレーも、ビパーク用品も持たず、穏やかで楽しい山歩きでした。
すれ違ったのも、合計で4組のみです。
今日もちょっと変わったスタイルの日記となりますが、もしお時間がありましたら、お付き合い頂けましたら幸いです。
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【山は、標高では語れない】
相互フォローさせて頂いている、鷹レオンさんの東丹沢レポにコメント入れさせて頂いたところ、返信を頂きまして、その中にこんな言葉がありました。
「標高差や距離ではやはり山は語れませんね」
その通りですよね~!
まさに本日、私が歩いた低山縦走で思った事でした👍
経験浅めの人の中には「高山に登れる事が偉いこと」というような勘違いをしている人も多いことと思います。
まず、それは大きな間違いだ、と気付いて頂きたいです。
例えば、百名山の金峰山は、標高2,599m。
最短登山口の大弛峠は、標高2,360m。
標高差は、たった239mです。
それでもアップダウンはありますので、私のYAMAPの記録では、標高差は約550mです。
が、本日歩いた房州アルプスの中で、一番高い無実山(みなしやま)の標高は、266m。
しかしながら縦走のアップダウンがあるので、標高差は約700m。
標高2,599mの金峰山より、運動量は多いのです。
「北アルプスの乗鞍岳に登りました!」
と言っても、、、、。
乗鞍岳は、標高3,026mもありますが、標高2,702mの畳平までバスで行けてしまいます。
すると、標高差はたったの、324mです。
高山だからと言って、自分の足で高山を登った、というイメージとはかけ離れています。
ちなみに私は、日本三大急登の黒戸尾根よりも、埼玉の低山、飯能アルプス全山縦走の方が、ずっと辛かったです(積雪期だった事もあります、雪は辛いので😭)。
キツさも、難易度も、逆に楽しさも、、。
山の高低では、とても語る事など出来ないのです。
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【自分自身がハイカーとして優れていると思う点】
超おこがましい話で恐縮です。
一点、自慢できることをお話しさせて下さい。
私の才能は、
「どんな低山でも感動できる」
という事です。
この特技がある事によって、より美しい山を探し求めたり、よりテクニカルで登り甲斐がある山を探し求めたりする必要が無いんです。
百名山を目指す事、それ自体は良い事だと思っています。
が、そればかりに目が行ってしまうと、本当に山を楽しむ余裕をなくしてしまう恐れがあります。
ともすると、登山愛好家ではなく、単なるコレクターに成り下がってしまう危険性があります。
アルプスに初めて登った人は、感動が大きい事と思います。
が、景観だけを考えると、すぐに慣れてしまうものです。
また、テクニカル系も同じで、クリアが容易になると、その山にはもう足が向かなくなってしまいます。
そうやって、山探しジプシーになってしまう人を、私は多く見てきています。
それって、ちょっと残念で、可哀そうです。
景観や技術ではなく、単純に「歩くこと」に幸せを感じられれば、どんな低山であれ、いつも幸せな山行が待っているんです。
私たちが得るべきは、最高の山ではなく、山を最高と思える心ではないか、と思うわけです。
最高の山なんて、きっと無いんです。
山はいつも、最高なんです。
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【最高の山海】
前回、千葉県の最高峰・愛宕山に登った時、見渡す限りの「山海」を見ました。
千葉県には低山しか無い、と言いますが、名も無い無数の低山が視界一面に広がる「山海」はとても壮大で、丹沢にも八ヶ岳にも無い、独特の魅力に溢れています。
今回も、要所要所で山海を見る事が出来ました。
とにかく、別格の景観です。
房州アルプス自体は、景観があるスポットは少なめで、それが不人気の原因のような気がしますが、たまに顔を見せる山海の素晴らしさと言ったら。。。
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【訂正:崩落注意と迂回ルートの看板について】
2025.12.7現在
最初の投稿で、「崩落注意と迂回ルート」の分岐があるところで、私たちは迂回ルートを選択したのですが、そこが急な斜面で、砂地でスリッピーであったため、崩落注意の方を進んだ方が良かったかも、、、という事を書きました。
また、崩落注意の方を、トレランの方が走っていたので、さらにそう確信しておりました。
が、実は、今月のトレラン大会のために一時的修復はされているものの、大会が終わった後は管理が行き届かず、また危険な状態になってしまう事が予想されるため、「やまっぺ」さんが善意で迂回ルートを整備して下さったとの事でした。
https://yamap.com/activities/38578503
ここに、この迂回ルートを整備して下さった経緯が書かれております。
自治体が整備に手が回らず、地元の有志の方々が、登山道の安全を考えて下さっていらっしゃるとの事です。
そう言えば、とんでもない巨木が何本もひっくり返っておりました。
コメントで、モモタンさんが、千葉の台風被害について触れて下さり、「よくここまで復帰できたものだと感心します。登山できるだけでもビックリもの」との事でした。
私がこの日、無事に歩けたのも有志のボランティアの方々が整備して下さったおかげなんですね。
全く事情を知らずに日記を書いておりましたが、日が経ってからこの日記を読まれた方が、危険な状態に戻ってしまった崩落の方を選択してケガを負ったとしたら大変かと思いますので、ここで本文を訂正させて頂きます。
ただ、迂回ルートが急峻でスリッピーな事に変わりはありません。トラロープが無いと、間違いなく滑って登攀困難かと思います。
なので、ここを通る人はその事を十分に考慮して歩いて頂く以外に無いと思います。
そして、自信の無い方初心者の方は、なるべくココを下りで使わないルートを考慮して頂くのがよろしいかと思います。
迂回ルートがこれ以上コンディションが悪くなる事は無いかも知れませんが、崩落個所はどんどんコンディションが悪くなる可能性があります。
が、崩落ルートが通行止めになっている訳ではありません。
全て自己責任の状態です。
なので、いずれにしろ、自身が歩く時に危険や不安を感じるのであれば、どちらを通るにしろ、強硬突破せず、引き返す事も考えるべきだと思います。
ここで、我々登山者の安全を考えて下さり、有志で登山道整備されているやまっぺさんに、あらためてお礼を申し上げたいと思います。
またここを通る際は、感謝の念を持って、大切に使わせて頂きます。
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【逆時計回りが多いのは、なぜ?】
活動日記を検索すると、何故か、皆さん逆時計回りで歩いていらっしゃる方が多いんですよね。
私たちは時計回りで回ったんですが、歩き終えてみて、逆時計回りの方が良かったのでは、という心当たりが全く無いんです(笑)。
強いて言えば、迂回コースは上りより下りの方が怖いと思うのですが、それはほんの一部ですもんね。。。
説明出来る方、コメントお待ちしております!
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【メリハリのあるコース】
どんなコースでも楽しめる、と言っても、自分の気持ちだけではなく、やはりコース自体に魅力があるなら、誰でも楽しめるハズですよね。
房州アルプスは、平和な道もあり、ワイルドな道もあり、くるくると表情が変わり、飽きさせません。
また、キツすぎでもなく、ユルすぎでもなく、長すぎるわけでも、短すぎるわけでもありません。
全てにおいて丁度良い、抑揚のある、良いコースだと思いました。
景観ハンターには不満があるかも知れませんが、前述の山海や、富士山が見えるスポットもあったり、とにかく飽きないコースです。
低山特有の、手書きの山頂標しか無いのですが、それが何処に掛けられているのか分かりづらく、それを探す楽しさがあったりもします。
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【一都五県・ご当地アルプスミッション、リーチ!】
一都五県、重複なくご当地アルプスを年内に歩く、というミッション。
さて、これまでは、、、。
・東京都 日の出アルプス
・神奈川県 日連アルプス
・埼玉県 長瀞アルプス
・千葉県 房州アルプス
・山梨県 甲州アルプス
と進めてまいりました。
残るは、一県。
一都八県・最高峰ミッションとは違い、こちらは県指定をしておりませんが、現実的には、
・茨城県
・栃木県
・静岡県
のいずれかになると思います。
時間も無いのに(笑)、まだ決めかねています。
沼津アルプスがアクセス的にも良いかなァ、なんて思っておりましたが、最近、伊東アルプスなるものに気付いてしまいました。
なかなかユルそうなので(笑)、最後はまったり歩くのも良いなァ、などと思っております。
どこにしようかな~♪
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そんなわけで、とても良いコースではあるんですが、私の住む西東京方面からは、なかなかアクセスしにくいエリアでもあります。
高速代を考えると、海ほたるは高いですし、また海ほたるを避ければ、湾岸では遠いです。
電車代も、かなりかかります。
なので、頻繁に来るのはちょっと厳しいですが、絶対にリピートしたくなる魅力があると思います。
それでは、いつものヤツは装備のみで。
その後は、お時間があれば画像も見て頂ければと思います。
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【本日の装備】
・ドライレイヤー = ミレー ドライナミック
・シャツ = 山と道 ライトメリノ100
・ミドルレイヤー = パタゴニア R1
・ソフトシェル = マムート MLジャケット(すぐ脱ぎました)
・パンツ = 山と道 5pocket_pants
・タイツ = C3Fit
・靴下 = ダーンタフ
ファイントラック 5指インナーソックス
・シューズ = スポルティバ ボルダーX
・ザック = パーゴワークス22
・ニット帽 = マムート
・ネックウォーマー = マムート
【携行品】
・・WB = パタゴニア フーディニ
マムートWB
・トレッキングポール = モンベルULフォールディング(2本)
・グローブ = ノースフェイス
・レイン上下
・ココヘリ
・携帯充電器
・その他レスキューセット等の小物
【行動食】
・水 1,000ml (100ml飲んだ)
・エネルギーチャージゼリー 1個飲んだ
・塩分チャージタブレット 2個食べた