珍しく人と歩いたが悪雪で届かなかった氷ノ山
氷ノ山(須賀ノ山)・鉢伏山・瀞川山
(兵庫, 鳥取)
2024.12.20(金)
日帰り
内反小趾対策に最近買い替えて前週一回試しただけのシリオの冬靴。
それに合わせて買い替えたアイゼンはその時試したが、スノーシューはまだ。
そこに日本海側大雪のニュース。
これは行くしかないと前週と同じく氷ノ山に。
それでも同じコースでは芸がないので今回はこれも何度か回ってる福定親水公園から上って東尾から下りる周回コースを計画。
スキー場の駐車場に着くとすでに1台の車が。
挨拶して聞くと前乗りで車中泊されてたそうで、コースは自分と同じ計画のよう。
それでも最初はご一緒にとまでの話もなく歩き始めたが、しかし今回の雪が悪すぎた。
この冬まだしっかりした根雪が出来る前におそらく前日40センチほど積もった雪は締まっていないうえに湿って重く、蹴り込んでも蹴り込んでも崩れて上に乗れず、その崩れた雪は靴やスノーシューの上にくっついて落ちてくれないなどという一人でラッセルなどとても無理な状態で、最初はその方が頑張って先を行かれたがやはり疲れてこられ、自然に入れ替わったりしてるうちに途中からは声かけあって交代しながら、最後氷ノ越直前辺りはもう二人とも足が痛んで動かずゆっくり少しの距離で入れ替わりながらなんとか避難小屋到着。
今までトレースが薄い時でも一人でラッセルして周回したことのあるコースでこれは全く想定しておらず、そのうえ新しい靴のせいかそれともこの冬初のスノーシューラッセルがいきなりきつすぎたせいか途中から足の裏が腫れたように痛くなってしまい、一人だったらほんと氷ノ越までもたどり着けたかどうかわからなかったので、普段人と歩くことはないけど今回はこの方と一緒になってほんと幸運だったと、一人の弱点、パーティーの強さを思い知った苦しい上りでした。
そんなこんなで小屋に着く前からもう二人とも疲れて腹減ってたので飯と決めてたので入ると先着がお二人。
聞くともう一人一緒になった方と響きの森側から上がってきて、自分達は休憩にしたけどその方は先に進まれてるとのこと。
そしてすぐ今回の雪の悪さ、重さについてみんなが口を揃えて話すことになり、この辺りの山に慣れた方たちにとってもちょっと経験無いほど締まりがなく深い湿雪だったようで、もう山頂までは無理だろうという話に。
それでも一応進めるところまで行ってみるとお二人が出ていかれてほどなくして先行されてたお一人が戻ってこられ、今回の雪ではとても無理とのこと。
自分がご一緒させてもらった方ももうここらで写真撮って戻られるとのことだったが、自分はここから先は尾根道だしここまでよりは雪も浅いと思ったので先に行かれたお二人と同じくもう少しだけ時間が許すところまで行ってみることに。
お礼を言って別れ、歩き出してみるとあっという間に先行の二人に追いついてしまい、その後はラッセル交代しながら福定に戻るのにへッ電ギリギリの時間まで進んだ所で自分も断念。
まだもう少し進むというお二人とお別れに少し話をして戻りかけたとたん、小屋での話などからもしかしてと気が付いて振り返って聞いてみるとやはりネット上ではだいぶ以前から知っていた方でびっくり。
道理で山慣れしてるはずと納得して再度お礼言ってお別れ。
その後はもう痛む足で日が暮れるのと競争に頑張って下り、午前中のトレースのおかげで半分以下の時間でぎりぎりへッ電無しで親水公園まで降りてこられ、その後駐車場までの林道歩き半ばで雪面が分からなくなってしまってへッ電装着したものの、無事暗くなった中1台だけ残ってる車に無事帰着。
肝心の新しい靴とスノーシューにとっては試しというより完全本番雪山になってしまったおかげでどちらもいろいろわかり、靴は前回少し大きいかなとインソールとソックス新しくしたのが足裏の痛みの原因かもしれず、もう少し試行錯誤が必要かなと。
スノーシューは時間も無かったので慌てて安いしカタログデータ的には以前使ってたものに近いかと買ってみたもののやはり安いには安いなりの理由もありそうで、ちょっと使う場面を選びそうだなと。
どちらも前の冬まで安定安心して使っていた道具にはちょっと及ばずさてどうしようか、これから寒波で警報級の大雪とのニュースも聞こえてくる中、雪山となればやはりあまり妥協や我慢もしたくないので難しい感じです。