仙人峠 周回コース

剣沢を下り仙人池を目指します。今年の猛暑で剣沢雪渓は多く崩落しており、ほぼ夏道。実際雪渓上を歩くのは長次郎谷出会いで右岸から左岸に渉る５０mほどだけ。昨日警備隊の方に確認すると早朝は雪が硬くなり滑ることがあるがそれ以外はほとんどの方がツボ足との情報でしたので、私たちもツボ足。全く問題なしです。夏道は結構高巻いたりしますが、ピンテで案内してくれていますので、見失わないように。行かれる方は念のため剣沢警備隊や、真砂沢ロッジで確認された方が確実かと。また、雪渓と異なり時間かかりますので。私たちは剣沢小屋から真砂沢ロッジまでほぼ２倍時間かかりました。真砂沢ロッジでしばし休憩し二股までは川沿いを歩きます。二股からは結構な急登でしたが、左手に三の窓雪渓や時折見える八つ峰に声を上げながらひたすら登りやがて仙人峠へ。当初は池の平の方へ立ち寄るつもりでしたが、ここで雨が降り出したので、やむなく仙人池ヒッテへ。小屋についてしばらくすると大雨。ヒッテに直行したのは良い判断。この日は結局ガスで展望はなし。ヒノキ風呂で汗を流し心づくしの夕食をいただき、明朝の仙人池に期待。

裏剱を歩き池の平小屋へ。以前から一度行ってみたかったコースです。途中、剣澤雪渓あり、沢あり変化に富んだコースでしたが二股からの登りは遮るものがなくめちゃ暑くきつかったです。午前中にこの登りを通った方がいいです。ただ裏剱の雪渓が見ることができ景色は良かったです。池の平小屋ではテント⛺️泊しましたが落ち着いたテント場で良かったです。

二日目は、モルゲンロートに輝く剱岳に挨拶して、昨夜の鍋でたまご雑炊で腹ごしらいし、雪の少ない雪渓の剱沢をアイゼン無しで下りて行きました。既に何組かのパーティが沢沿いのルートを挑戦していましたが、中々進めないようでした。真砂沢ロッジまでくると今度は剱沢の南股から分岐の二股の吊り橋を越えて、いよいよ仙人新道の登り返しが始まり厳しい急登となる。仙人峠で池に写る荒々しい裏剱岳で知られた仙人池ヒュッテを見下ろし、そこからは30分で池の平小屋が今日の宿。わずか16人しか泊まれないが、今日は登山者8人で皆さん明日は阿曽原から欅平に下山とのこと。明日の本番に向けて暖かな寝床にもぐり込む。

day4 剣沢小屋-剣沢雪渓-二股-仙人峠-池の平小屋 奥剱へ

槍沢小屋ー槍沢雪渓ー真砂ロッジー二俣吊橋ー仙人新道ー仙人峠ー池之平小屋 広い剱沢雪渓を下るのは僕ら3人。時期的にまだ早いので雪渓は堅くしまっておりスノーブリッジやクレバスを心配せずに踏みしめる事ができる。平蔵谷、長次郎谷を過ぎて真砂ロッジ着く。真砂ロッジを過ぎて川に沿った細い木道の鎖場、中々スリリング。二俣から嫌な登りの仙人新道。我慢して我慢してやっとのことで仙人峠。ここまで来れば池之平小屋まであと少し。池之平小屋が見えて来るとやっと裏劔に来たという実感。 池之平小屋も僕たち3人。おやつに出してくれたスイカがとても美味かった。 池之平小屋は山奥だけれどお風呂がある。この日はボイラーの調子が悪く夕食までには直らなかったけれど小屋の方が懸命に直してくれ食後にはひと風呂浴び就眠することができた。小屋のスタッフさんに感謝です。 剣沢雪渓も池之平小屋も僕たち3人だけの貸切。裏劔を独り占めではなく三人占めした一日でした❕

いいお天気☀️アイゼンつけて剱沢雪渓を快調に下る。真砂沢まではルンルン☺️そこから近藤岩まで一箇所道を間違え沢沿いの岩を乗り越え乗り越え。赤テープを見つけた時はホッとしました😅いいお天気で汗だくになって仙人新道を登りやっと池の平小屋に着きました。ここは二度通過だけしたことがあり、その奥深い雰囲気が好きで一度泊まりたいと思っていて、予想通りの静かな山を味わえました。また特別サービス？のよく冷えたスイカ🍉とてもとても美味しかった！ごちそうさまでした。

昨日夕方劔沢キャンプ場到着時に富山県警山岳警備隊に、ルート状況を聞いた。 今年は何十年来（だれも正確に答えられない）の雪渓の状態の悪さで、雪渓の上は歩けず、長次郎谷の出合いで右岸から左岸にルートは移るが、そこも川床まで降りて渡渉することになっているので、少しでも雨が降ると増水でルート閉鎖となる。 また、平蔵谷の出合い付近の夏道ルートも上部に不安定な岩がある事が分かり、真砂ロッジの方の尽力により、前日（29日）安全なルートを新たに作りにロープを張るという事だが、作業が終わったか、29日夕方時点では状況かまだわからないとの事だった。 30日早朝、再度山岳警備隊に状況確認。夏道危険個所にロープ張り終了で通過可能という事で出発。 コロナで山小屋経営も厳しい中、山小屋の方々の奮闘には頭が下がる。 今日からは、昨日劔沢キャンプ場で合流した富山赴任中に知り合った富山在住のＦさんとの二人パーティ―となる。

立山縦走後二日目仙人池ヒュッテ目指します。八ツ峰は午後からガスで駄目でしたが、次の日の朝に見れました。