05:20
13.7 km
633 m
焼肉竹の親父の山歩記 京都一周トレイル 京北コース① 旧細野小学校から最玄寺バス停
京北トレイル(黒尾山・天童山) (京都)
2026年03月02日(月) 日帰り
京北コースは、市街地を巡る人気の京都トレイルとは別物だ。 京都市と言っても、普通に熊が出没する山深い北部に位置する京北。 主に市中を歩く京都一周トレイルとは趣を異にし、人里を離れ、原生林とまではいかずとも、自然と一体になる感覚が味わえる。 実際に歩いてみると、整備された区間もあれば、人の通行が少ないのか倒木が道を塞ぎ、細く斜めに傾いた道もある。油断せず慎重に歩く必要がある。 市街地から離れ、全長約34.8km。さらに4本の枝道を含めると、50kmを超えるトレイル。 今回はその約1/4を歩いた。 この区域の見所は、大きく四つある。 旧細野小学校から少し行くと、最初に現れるのが「滝又の石仏」。 これは単なる古い遺物ではない。製作者の四辻紀彦さんが、五百年後を想定し、自分が生きた証として残した、いわば「未来の遺物」である。だからだろうか。そこには、過去と未来が交差したような、どこか荘厳で不思議な空気が漂っていた。 そこからほど近い場所にあるのが滝又の滝。 滑りそうな岩場は歩きにくいが、よく見ると右手前に沢へ降りられる踏み跡があった。幾千年か知らねど、流れ落ちる銀色の聖水は、この地に流れる時のように止まることなく、静かで峻厳な気配を漂わせていた。 三つ目は、今回のコース終盤に現れるパラグライダー離陸場跡。 緩やかな階段を上がると、思わず唸るほどの絶景が広がる。山間に点在する京北の集落が、寄り添うように佇んでいた。ここが、このコース一番の見所だろう。 最後は、ゴール間近にある賀茂神社。 かなり古い社で、地元の信仰も篤いらしい。辿り着いた頃にはすでに日が沈みかけていた。杉木立に囲まれた苔むした石段を百六十段ほど上ると社殿が現れる。だが、薄暗く全体をよく見ることはできなかった。 それでも、その威厳は十分に感じられ、まるで異空間に迷い込んだような気分になった。 時間と体力の制約もあり、この京北コースは今回を含め、四回に分けて歩く予定である。 ●アクセス 旧細野小学校に無料で開放されてる駐車場利用。 帰りはゴール地点の最玄寺バス停(時刻表などの情報が出てネットなどに載っていない)から京北ふるさとバスにて周山まで。 周山から細野口の高雄・京北線[西日本JRバス]を利用して細野口まで。 徒歩数分で旧細野小学校。