04:18
10.9 km
1016 m
【自然のアスレチック】煤ヶ谷バス停から大山三峰へ
塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳 (神奈川, 山梨)
2026年04月29日(水) 日帰り
大山三峰山と聞いて、すぐに思い浮かぶ方はそれほど多くないかもしれません。登山雑誌などで取り上げられる機会も少なく、丹沢の中では知名度の低い山のひとつです。今回は、東丹沢にあるいわゆる「知る人ぞ知る」山、大山三峰山を歩いてきました。 ルートは神奈中バスの煤ヶ谷バス停から登り、不動尻を経て広沢寺温泉へ下山するコースです。 朝8時頃、小田急線の本厚木駅に到着。東丹沢方面の登山では、この駅を起点にすることが多いです。ゴールデンウィーク初日ということで混雑を予想していましたが、この日は曇りのち雨の予報だったためか、バス車内は比較的空いていました。 事前の情報では「急峻」「難所が多い」「景色はあまり期待できない」といった特徴が挙げられており、玄人向けの山という印象でした。せめて天候が持ってくれることを願いながら、煤ヶ谷へ向かいました。 煤ヶ谷バス停から登山口までは、川沿いの穏やかな里山風景の中を、なだらかな舗装路で進みます。川からはカジカガエルの鳴き声が聞こえ、初夏の到来を感じることができました。 登山口からしばらくは比較的歩きやすく、いわゆる一般的な登山道といった印象です。急すぎることもなく、道も比較的明瞭で、大きな特徴はありません。 やがて「三峰山」と「物見峠」の分岐に差しかかり、三峰山方面に関する注意喚起の看板が目に入ります。ここから先がこの山の本領だと感じ、気を引き締めて進みました。 看板の通り、ここから登山道の様子は大きく変わります。痩せ尾根が続き、地面には木の根が露出しており、足元に注意を払わないと滑落の危険も感じるような緊張感のある道です。 さらに進むと、トラバースや鎖場、梯子などが現れ、変化に富んだルートになっていきます。特に雨天時や厳冬期は、より慎重な行動が求められると感じました。 その後、無事に山頂へ到着。山頂は非常に簡素で、木製のベンチがひとつあるのみです。周囲も樹林に囲まれており、展望はあまり期待できません。この日は天候も不安定だったため、短時間で山頂を後にしました。 下山路の不動尻方面も気の抜けない区間が続きます。加えて、場所によっては登山道が分かりにくく、ルートファインディングにも注意が必要です。実際、不動尻手前の沢付近では進路に迷いかける場面もありました。 不動尻の広場から先は舗装路となり、広沢寺温泉バス停へ向かいます。途中には川魚料理の店もあり、次回は立ち寄ってみたいと感じました。麓には温泉や神社仏閣も点在しており、時間に余裕があれば登山以外の楽しみ方もできそうです。 総じて、「急峻」「難所が多い」「景色は控えめ」という事前の印象は大きく外れていません。ただし、「低山で技術的な経験を積みたい」「適度な緊張感のある山歩きをしたい」といった目的には適したコースだと思います。