12:11
12.8 km
985 m
峰の松目沢 アイスクライミング 2025-12-08
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) (山梨, 長野)
2025.12.08(月) 日帰り
先週に続きまた八ヶ岳へ。今回はひょっとこさんの希望でアイスクライミングです。当初は裏同心ルンゼ〜小同心クラックの継続を考えていましたが、美濃戸山荘まで車で入れず、アプローチに時間がかかるため峰の松目沢にしました。今年(12月上旬)は記録が全く上がっておらず、氷結状況は不明。沢に入っても雪がほとんど無く半信半疑でしたが、進むにつれて意外と氷が育っていました。先行者の足跡がありましたが途中で無くなっていたので、降りたのだと思います。沢に入り10分ほどでナメ滝が現れ、その上でF1と思われる滝へ。ここはしっかり氷結しており、ひょっとさんのリードで問題なく通過。続く滝は遠目には良さそうに見えましたが、実際は全体的に薄氷でデリケート。ここは自分がリード。氷を壊さないようアックスは浅く、アイゼンも慎重決めて進みました。スクリューを3本入れましたが、最後一本は途中で軽くなった感触があり、ほぼ信用できなかったため気を抜けないピッチとなりました。難度自体は高くないものの、精神的に締まるクライミングでした〜。その後は小中の滝が連続しますが、スタカットは1回のみ。ほとんどフリーで繋いで高度を稼ぎました。天気は最初こそ日差しがありましたが、途中から風が出て曇り、アラレが降る時間帯も。ビレイ中は特に寒さが堪え、初冬の八ヶ岳らしい環境でした。最後の滝まで到達。しかし氷は上部が良いものの、下部の氷結が悪く下まで繋がっていなかったため、安全を優先して登るのをやめました。下降を開始したのが12時頃で同ルートを懸垂混じりで下山し駐車場へ戻ったのは17時でした。氷の発達は限定的でしたが、今シーズン最初のアイスクライミングとしては十分楽しむことができました。