06:14
4.2 km
650 m
奥多摩・つづら岩へマルチピッチクライミングの練習へ
大岳山・御岳山・御前山 (東京, 山梨)
2025.09.23(火) 日帰り
かねてからマルチの練習へ行こうと仰ってくれていた会の方々と奥多摩・つづら岩へ。 つづらは有名だが、アプローチが長いことでも有名で、トポによってはアルパインクライミングの実践山行としても勉強になるだろうと書いてあった。 千足バス停で降りるともう林道歩きになり、そこから大体1時間半くらい歩く。 途中の綾滝に着くと、サラサラと流れる綾滝が美しい。 聞けばいつもより水量も多いようだ。 ここから急登が始まるが、ずっと同じ斜度を黙々と登る。 岩場が遠い・・・。 着く前からこんなに負荷をかけて岩を登れるだろうかと心配になる(笑) 三度目の木の階段を登り切ると大きな岩が見えてきて、これがつづら岩かと感動する。 特別大きな岩場ではないが、昔から登られてきて、縦横無尽に色々なルートがある。 今日は祝日だから混むかなと思っていたが、自分達を含めて3パーティーのみ。 思ったより少なかったが、時間も限られているので急いで準備して取り付く。 自分たちのグループは3人で登る。今回、フォローとさせていただいたので、リードが登っている間はビレイしながらどこが手なのか足なのか、ルートをよく観察する。 いざ自分が登る番となるとこれがなかなか難しい。 眼前の細いロープを見る度に落ちてはいけないというプレッシャーなのか、たとえⅣ級といえども緊張感はすごい。 ところどころ先行するパーティーを待つタイミングがあるので、セルフや支点について色々教わりつつ、ロープも捌きつつ歓談しながら待つ。2人だと何かと忙しいので、これが3人で登る良さだと聞いた。 ふと見渡すと遠くの山々が見える。あの山はどこの山だろうか。青々としていてとても気持ちいい。先程までの緊張が嘘のように通り過ぎる風が爽快だ。 何のために登るのかと問われても、答えはまだ持ち合わせてはいないが、これもまた一つの解なのかもしれない。 ずっと行きたかったつづら岩へこうして来れて、色々勉強して、指導してくれる先輩方には感謝しかない。もっと頑張って、もっと勉強して、もっと登れるようになりたいと思えた、とても実りのある山行でした。