早池峰山
早池峰山・薬師岳・鶏頭山
(岩手)
2025.09.26(金)
日帰り
東北遠征2日目 早池峰山
この旅のメインイベントの早池峰山。
個人的には蛇紋岩を見に行きたくて楽しみにしていました。
駐車場10時着でしたが4割くらいしか埋まってなかったです。
駐車場から小田越登山口まで25分くらいまず歩きます。夏はバスが出ているようです。(1週間前くらいまで出ていたようです。)
登山口には簡易トイレと簡易トイレを捨てるゴミ箱(初めて見た)があり、コースにも1箇所だけ携帯トイレブースがありました。
登山道は最初は樹林帯、15分も歩けば樹林帯を抜け、岩場に出ます。
早池峰山は歩いていて山頂がずっと見えるので、とても楽しいです。
東北の山は落ち着いていて登りやすくていいな…地元の方に愛されている山なんだなとしみじみ。北上山地の山のなだから、おおらかさには良いなぁと思いました。⛰️
ここからは自分用メモです。(スキップ推奨)
早池峰山といえば蛇紋岩だが、稗貫川の対岸にある薬師岳は花崗岩。
この2つの山は成り立ちが異なり、間には早池峰構造体が通っている。
早池峰山から北側は付加体(海プレート→陸プレートに引っ付いたもの)で構成され、薬師岳から南側はオーストラリア付近にあった大陸の一部がプレートに乗って来た?とのこと。
これらが衝突して早池峰山が生成された。
歩いていて気づいたことの1つに歩き始め序盤の岩場は白っぽい岩で徐々に黒くなっている?と思いながら歩く。
調べてみると、どうやら白い岩の招待は石灰岩の転石。昔は海の中だったので、納得。
岩場が始まり、黒っぽい岩が始まると同時にハヤチネウスユキソウがポツポツ。(欧米のエーデルワイスの近縁種)
この時期なのでお花はあまりなく、ナンブトウウチソウやハヤチネウスユキソウ、トリカブトは発見。
8号目手前あたりで緑混じりの岩が見えてきます。私は蛇紋岩かと思っていた(他の方のレポみると蛇紋岩と記載あり。)が、玄武岩や斑れい岩(神楽火成岩類)っぽい。苦鉄質岩(塩基性岩)で鉄やマグネシウムを多く含む塩基性岩。蛇紋岩と同時に植物の成長阻害の要因はこの岩なのかもしれない。
ハシゴ後の真っ黒の岩は蛇紋岩で間違いなさそう。テンション上がりました。
山頂には節理のある大きな蛇紋岩の岩塊があり、かなり黒々としてかっこいいシルエットでした。
地図をダウンロードし忘れた私でしたが、良い山行になりました。
【参考】
https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_06024_2013_D.pdf