天狗塚 天狗塚登山口から
三嶺・天狗塚・石立山
(高知, 徳島)
2026年02月14日(土)
日帰り
今季ラストチャンスかもしれない、と思い、白い天狗塚へ。
石鎚山系も剣山系も、雪で真っ白になった笹原が、山全体を白くしてくれる。
森林限界を超えた峻険な山肌とはまた違い、ゆるやかに柔らかく、丸みのある山稜が、優しく雪に包まれている。
融解と凍結を繰り返した雪は固く重く、踏み込むのにも力が必要で、思っていた以上に体力と時間を消耗してしまった。
あわよくば牛の背まで、と思っていたけれど、とてもじゃないけど天狗塚までで精一杯。
私の脚力では、スノーシューがなければ稜線にも出られなかったと思う。
★スノーシューでの急斜面下山について末尾に感想を書きました。
みなさんが工夫されていることやコツなど教えてもらえると嬉しいです。
【雪と装備】
第1ピークまではチェーンスパイクでツボ足。
第1ピークから上は急斜面なのでアイゼンにしたものの、すぐに膝まで埋もれて動けなくなったのでスノーシューに変更。
稜線手前の笹原は、スノーシューでも時々踏み抜いた。
稜線に出てからはかなり雪が締まっている感じがしたので、下山時に試しにアイゼンに替えてみたら、けっこう踏み抜いた。
何度も溶けて凍った雪は重く固く締まっていて、足を踏み込むのに力がいる。
ワカン・スノーシュー無しでラッセルするなら、新雪時の倍以上の体力が必要だと思う。
【寒さ】
第1ピーク過ぎたあたりから風が出始め、笹原で強くなる。
稜線に出てからは強風がずっと続いていた。
稜線の雪がかなりクラストしていたので、稜線は風が強くなりやすいのかも。
【登山口へのアクセス】 ★冬季は注意★
登山口までが核心部。
天狗塚登山口周辺の林道は除雪車が入らないようなので、積雪状況により車が進めないことがあります。
①行き:菅生側(=東側)から進入
行きは菅生(=三嶺の登山口)から西へ林道を進んで天狗塚登山口へ。
菅生から西の林道は雪が厚く、車輪で深くえぐられた形のまま雪が凍結しており、かなり運転しづらかったし、アクセルを踏み込んでもなかなか前に進まないところもあった。
私の軽四は車高が高い四駆なので進めたけど、車種によっては底を擦るか、または底がつっかえて前進できないかもしれない。
天狗塚登山口に近づくにつれ雪が深くなり、登山口の300mほど手前で進めなくなったので路肩に駐車した。
ちなみに、その後ジムニーさんがやって来て、スイスイと難なく走って行った。ジムニーさんすごい!!無敵!!!
②帰り:亀尻峠・東祖谷西山方面(=西側)へ
下山時には雪が溶けて緩んだので、帰りは亀尻峠・東祖谷西山方面(=西側)へ抜けた。
というのも、途中でお会いした超ベテラン山屋紳士が、通行止め箇所は通行自体は可能なことと、工事現場あるため除雪してくれていることを教えてくれたから。
(もちろん崩落の危険があるから通行止め措置を取ってるのですが…)
こっちの道の方が雪のある区間が格段に短くて通りやすかったけど、天狗塚登山口西側すぐもかなり雪が深かったし、そもそも通行止め中なので、どちら側もリスキーなことに変わりない。
詳細は末尾24~28枚目の写真参照。
〇参考:菅生までの車のアクセスまとめ(徳島県側)
https://yamap.com/activities/29301850
【考察】スノーシューでの急斜面下山
第1ピークから上はかなりの急登で、しかもクラスト気味だったこともあり、スノーシューで降りようとするとグリップが効かずにズルズル滑って、何度も尻もちをついて転んだ。
やっぱりスノーシューは下りに弱いのね、ってボヤいていたら、後から追いついてきた超ベテラン山屋紳士が、ザッザッザッとスノーシューを華麗にさばきながら、ものすごいスピードで降りて来た。
コツを教えてもらったところ、側面のフレームのエッジを効かせるのだという。
あと、私が観察した印象では、斜面を垂直ではなくトラバース気味に降りていくのと、強めに踏み込んで雪にスノーシューを食い込ませることで適度にブレーキが効いている感じがした。
なるほどー、エッジか!!!
と思って実践しようとするも、やっぱりズルズル滑る。
む、む、エッジを効かせるとは?山側のフレームに体重をかけるってこと??
うーん…
私には、歩行技術と筋力と運動神経とバランスが足りなさすぎるようだ。
超ベテラン山屋紳士は、急斜面を安定して下っていたので、スノーシューの問題ではなく私の問題だとよくわかった。
スノーシューさん、あなたのせいじゃなかったよ、ごめん。
(超ベテラン山屋紳士さん、いっぱい教えてくださってありがとうございました!!)
ちなみに、登りでは、急斜面でもちゃんとグリップが効いて、素晴らしい働きだった。
ヒールリフターもすごくいい。
やっぱり登攀性の高い山岳モデルにしてよかった。