試練の急登からクセになる急登へ~伊予富士・東黒森
笹ヶ峰・寒風山・平家平
(高知, 愛媛)
2024.03.30(土)
日帰り
週末登山できない状況が続いてしまって山を歩かない日が三週間。多少無理やり感はあれど、やっと山を歩いてきました。三週間も空けると今までのようには歩けまい、ゆっくり歩ける山へ行こうと自分自身に問うてみたら「問答無用で伊予富士」との答え。この鈍った体であの急登を行けとおっしゃる、はたしてどうなるのか..。
<アプローチ>
高知市の自宅から旧寒風山トンネル南口近くの「登山者用臨時駐車場」(2か所あるうちの登山口から遠い方)までなんの問題もなく7時過ぎ到着。約70km、2時間。70kmもあったのね(^^; 遠い方に停めたのは、近い方はすぐ満車になるから。一回上がって満車で下に戻るの面倒だし歩いても7分くらいだし。
<歩き始めまで>
YAMAPの「山の情報」によると歩き始めの気温0~3℃、登山天気アプリだと7~10℃と違いがありすぎる。高知市の朝の気温で12℃くらい、標高差1500mとすると9℃下がって3℃なので、YAMAPの方をとって、服装を決定した。が、しかし駐車場に着くと温度計は12℃!。アクティブインサレーションをザックにしまい、ネックゲイターとニット帽は車にデポ。
歩き始めの服装上は、ファイントラックのドライレイヤーベーシック(長袖)+モンベルのウイックロンZEOサーマル。下はドライレイヤーベーシックタイツ+カミノパンツ。多分暑いが仕方ない。そうそう、頭はモンベルのクラッシャーハット+ファイントラックドライレイヤーキャップ。
<伊予富士まで>
登山口7時半ごろ着。取り付きからロープとハシゴの急登がしばらく続くのはいつも通り。人気のコースで歩く人が多く来る毎に道の抉れが深くなっている気がする。汗をかき過ぎないようにゆっくり、途中2人に先に行ってもらった。桑瀬峠が近くなると写真を撮りつつ進み、8時20分頃桑瀬峠着、水分補給してすぐ出発。
風は少しあるものの青空で気分よく写真を撮りながら進み、標高1600mくらいにある窪地まで20分くらい、水分補給で一息入れて窪地から出ると目の前に伊予富士どぉ~ん!。この目隠し状態からの伊予富士が見たくて見たくて、それで歩いているようなもの!
「はあ~」と見惚れながら稜線を歩いて頂上への登りが始まる岩前テラスへ。伊予富士は3度目、ここからの急登は私にとって「試練の急登」だった。伊予富士が「登れるもんなら登ってみぃ!」と云っているような気がしていた。3度目のこの時、この坂を目前にして思ったのは「また来たよ~(^^)」、どうもこの急登はクセになるらしい。
急すぎて足元しか見えないが、振り返るとぐんぐん高度を稼いでいるのがわかる。登るにつれて風がだんだん強くなって汗が引いていく。辛抱して登っているとツツジ(まだ固い蕾)のトンネル、前来たときは霧氷の花が咲いていた。ツツジのトンネルを抜けると岩交じりの急登、これでもかというくらい頂に向かって真っすぐだ。
はあはあと息を切らして登っていると、いつも通り背の低いツツジの間から「ポンッ」をいう感じで山頂(9時半頃)。この急登からの「ポンッ」が好きでたまらん!
<伊予富士~東黒森ピストン>
吹きっさらしの山頂は、これまたいつも通りの強風。写真を撮って東黒森へ下ろうかと思っていた頃、桑瀬峠からソロの方が登ってきて「こんにちは」。「いやはや急登でしたね、おつかれさま~」などと少しお話。愛媛の方で自念子の頭までピストンされるとのこと、みなさん健脚だわ。「お先に~」と云って東黒森へ向かうも、東黒森直前の大岩の手前で追いつかれ先に行ってもらった。前来たときは余裕なく通り過ぎたこの岩に登って写真。こわごわ岩の上に立つも震えながらシャッターを押した。
東黒森山頂には、もう一人ソロの方がいて「こんにちは」。
さきほどの方とわりとゆっくりおしゃべり、、しているうちに自念子の頭より先の西黒森まで行くことにされたらしい。「お気をつけて」とおたがいに声を掛け合って伊予富士へリターン。
再びの伊予富士山頂でソロの方お二人と「こんにちは」、時刻は11時20分頃。
ここでランチ、久しぶりの山歩きで負荷を減らすため残念ながらバーナーは置いてきた。風は弱くなっていたが吹くと寒いのでウインドシェルを羽織って、前日にスーパーで買ったおむすび2つに粉末カップスープ。ぽかぽかと暖かく、眼前には沓掛山~寒風山~笹ヶ峰・チチ山~冠山~平家平の大展望。しあわせ~。
<下山>
12時過ぎ下山開始。緊張する激下りであるが、カッコつけず後ろ向きなったり、横歩きしたり、両手両足を使ったりしながら「笑顔」で慎重に降りれば意外と早く休憩地の岩前テラスに着く。
岩前テラスで伊予富士の後ろから流れてくる雲の動きを撮影しながら休憩。
ひさびさの急登+激下りで膝周辺の筋肉が早くも筋肉痛になってきた。いたわりつつゆっくり降って桑瀬峠の少し手前で、スマホバッテリー残量低下アラーム発生。モバイルバッテリーにつなぐため、少し急ぎ足で桑瀬峠へ。桑瀬峠午後1時20分頃着、バッテリーつないで登山口までカメラ封印して降り、登山口午後1時50分頃着。
途中の窪地~岩前テラス間の稜線笹道は前日の雨で「泥ねちゃ」状態だった。登山口トイレの近くに「泥落とし用」水場あり、タワシもありで助かった。
[ きょうのまとめ ]
〇 ゆっくり歩くつもりだったが結果いつもより早く歩いていた。急ぎ足になると良いことはあまりない、意識的してゆっくり歩かねば。
〇 歩いている時も、こうして振り返っている時も楽しい。ただあんまり長く書いていると足の筋肉が固まるので注意。
〇 日焼け止め、出発前にジェルタイプを塗りたくって、山頂でスティックタイプでぬりぬりした。帰ってからのヒリヒリ感ない。効いているんだと思う。
〇 ツツジが咲く頃に再訪必至、はたして仕事は片付くんだろうか。
おつかれ山(^^)
服装については本文に書いたので「活動の装備」には載せません。
雲のタイムラプス
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